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書くほどのこともない日常
日記とか、更新とか。

2002年11月27日(水) ランディ退院

御心配をおかけいたしましたが、本日午前、ランディは無事、退院いたしました。

病院を出て、電車に乗って地元駅に着いてすぐに、ランディのリクエストにより、トンカツを食べに行く。
病院の食事には、揚げ物と漬物が一切出ない低カロリー・減塩の健康的なメニューであったがゆえに、一週間で2kg痩せたという。
が、美味いものに飢えていたようだ。
特大のヒレカツと、大量のキャベツに、ランディは御満悦。

当面の間、禁酒することを約束してくれたので、浮くはずの酒代で欲しいものを買ってやろう、と言ったら、超合金のゲッターロボの模型が欲しい、と言う。

14800円也


…………なにも言うまい。
健康のありがたさは、よーく判ったのだから。



2002年11月26日(火) わたしは安くつく女

アリアに電話して、近況を話した。

「最近、いいこと無くてねー」

と、言ったら、

「そのようですわね。ランディも大変だったようだし……」

と深く頷く気配が伝わってきた。

「気が塞ぐようなら、買い物をなさいな。今、大変でしょうけれど、そんなときだからこそ、気晴らしが必要よ。もちろん、限度はあるでしょうけど、欲しかったものや、好きなものをお買いなさいな」

とアドバイスされ、そうか、と思って、今日、清水の舞台から飛び降りた気になって買ってみたものは…………

カルピスバター(450g) 1200円


……確かに高い。
普段使ってるバターより、随分高い。(ちなみに、普段使ってるのは200gで200円台)
美味しいという評判を聞いていて、一度使ってみたいと思っていたのも間違いない。
しかし、それでも気晴らしの買い物が1200円。
しかも、何故バター。

更に、それで物凄い贅沢をした気分になれる自分が嫌だ。



2002年11月25日(月) 「頭」という言葉の意味

「来週頭にも退院できますよ」

と、言われていたので、月曜日だと思って、今日のつもりで支度していたのだが……
どうやら、担当医師の言う「来週頭」というのは、「週の前半」という意味であったらしい。
どうやら明後日、水曜日になる模様。

日本語って難しい。



2002年11月24日(日) 見舞い

近々、退院だと言ったのだが、ランディのお父さんとお母さんがお見舞いに来てくれた。

早ければ明日にも退院するというのに、ちょっと多すぎるくらい見舞金をいただいてしまった。
その後、病院の近くのファミレスで食事。

ランディのお母さんに、渡しそびれていた誕生日のプレゼントを持って帰ってもらった。



2002年11月23日(土) 奴は何故此処にいるのか。

昨晩、早々に寝るつもりだったのに、とあるサイトにはまってしまい、夜更かししてしまった。

ランディからの電話で起きた。

「……ふあい?」

「寝てたの?早く来てよー。俺の携帯忘れないでね」

そういや、平日なら午後三時から八時の面会時間が、土日は午前十時からだから、早目に来てくれとかなんとか言ってたっけ。

ぼーっとしたまま、病室に行くと、即座に、

「スポーツ新聞買ってきて。一階の売店のでいいから」

しかし、この病院は、どうやら土日は売店を営業していないらしく、最寄り駅の中のコンビニまで行ってきた。
ついでに、朝食兼昼食のパンを買って、ベッドの横で食べてる間、ランディは新聞に印をつけていた。
で病院内では、当然、携帯電話は使用禁止なので、エレベーターで病院のロビーに降りて、玄関を出る。
自動ドア前で携帯使ってなにをするかというと……

JRAの勝馬投票券購入。

無論、眠いのは夜更かしした自分のせいなのだが、これのために起こされたと思うと、なんかムカついたので、貴様は、此処になにしに来ているのだ、と、病室に戻ったところを説教していると、看護士さんが検温と注射のためにやってきて、

「元気になっちゃったから、退屈でしょうがないのねー」

と、笑っていた。
どうやら、残りの検査は通院で事足りるらしく、来週月曜頃に退院予定。



2002年11月22日(金) 看護士さん

判っていても、つい、『看護婦さん』と呼んでしまうが、呼称が変わったらしい。
ランディが今入院している病院では、男性の看護士さんはまだ見ていないが、増えているのだろうか。
そのせいか、ナースキャップは廃止されつつあるらしい。
ランディが入院している病院でも、そうらしい。
スカートでなく、白いズボン姿というのもあって、最初は、医師か、理学療法士かと思った。
そして、足許は、ナースシューズではなく、スニーカーである。

おお。動きやすそうだ。
ナースキャップは意識したことが無かったが、立ち仕事の多いだろう看護士さんたちの足許が疲れやすそうなのは常々気の毒に思っていたのである。
ナースキャップも医療機器に引っかかったりで、看護士さんの仕事には、結構邪魔だったらしい。

しかし、今のところ、看護学校の戴帽式は健在のところが多いらしい。
何度かテレビで観た、あの神秘的でさえある式典が残るのは良いと思う。




2002年11月21日(木) 死刑宣告にも等しい言葉

今日もまた、ランディが倒れた理由は判らなかった。
疑わしい病名が幾つも可能性として挙げられ、検査する度、それがひとつずつ消えてゆく。
下手すると、原因不明のまま、来週退院となりそうだ。
が、原因不明であるが故に、

「退院しても酒は控えるように」


と、気のいい話上手な医師が言った。

故に、ランディは、かなりブルーである。
ある意味、入院患者らしくなった。



2002年11月20日(水) 原因不明

昨日未明、突然意識不明になり、パニックを起こしたわたしが呼んだ救急車で病院に担ぎ込まれたランディ、本日様子を見に行ったわたしに要求したものは……


「日刊スポーツとギャンブル大帝」



病院近くのスーパーと、少し離れたコンビニを二軒回ったが、『ギャンブル大帝』は発見できなかったので、『週刊競馬』で我慢してもらう。

ランディが倒れた理由は、あちこち検査してるにも関わらず、未だ判らない。
故に、週末までに退院できるかどうか判らないのだが……間違いなく、ランディは元気で、退院する気満々である。



2002年11月19日(火) ランディ入院

結婚して3度目、出逢ってから4度目の入院である。
しかも、それぞれ別の原因で。
本当に、持病の巣窟のような奴である。

こういうときは、子供がいなくてよかったと思う。
万一、今、乳飲み子抱えてたりしたら、泣く。間違いなく。



2002年11月17日(日) 喧嘩(と書いて「でいり」と読む)にでも行けと?

ランディが何処かで貰ったポケットティッシュにクーポン券が入っていたので、少し遠かったが、電車に乗って、最近出来た居酒屋に行ってみた。

トイレが広くて綺麗だったのはポイントが高い。
いつもの串揚げ屋もそうなのだが、トイレに凝るのは最近の流行なのだろうか。
木目の便座、手洗いは真鍮の蛇口に、大きな火鉢かなにかを作り直して流し台に使い、底には白い石なんか敷いてある。
しかし、ドア開けると、トイレの正面の席から便器が見えるのが気になるかも。

揚げ銀杏、鶏の軟骨揚げ、蕎麦粉の揚げ出し豆腐……なんか、揚げ物ばっか頼んでるな……ってことで、牛筋の煮物、石焼カルビ、ソーセージを追加。

味はそこそこ、お値段は高め。
勘定を済ませて外に出ると、店員がやってきて、

「火打石でお見送りさせていただきまぁす!」

と言って、カチカチやってくれた。
おお!はじめて生で見たぞ。ほんとに火花散るんだ。

出掛けの切り火は、幸運を祈る儀式で、実はあのカチカチやるのは結構難しいと聞いたことがある。
肩で風切って歩くべきだったろうが、寒かったので肩を竦めて家まで帰った。



2002年11月07日(木) 秋なので、というわけでもないが

久々に気を入れて読書中。

余りにも有名な『武士道と云ふは、死ぬことと見附たり』という言葉に興味を持って、三島由紀夫の『葉隠入門』を読んだことがある。
ふと、それを読み返したくなったので、探してみたが、書棚に見当たらない。
もう一冊買うのは業腹なので、講談社学術文庫の、現代語解説付の『葉隠』を買った。

『葉隠』の、冒頭の一句はエキセントリックな感じがするが、読み進んでみると、禁書となるほど過激な内容とは思えなかった。


他所の家に招かれて饗応を受けたときには、帰るタイミングが難しい。あんまり早く帰るのは興ざめだろうし、遅くまで居座っては迷惑だろう。スマートに行動したいものだ。

とか、

人前で欠伸をするのは無作法だ。止めるには、額を撫でるか、唇を舐めると良い。

とか、マナー読本かこれは、と思えるような文があったりする。

他には、処世術や、衆道における男の口説き方、嫌な男にしつこく口説かれた場合の振り方なんかもあって面白い。

もちろん、切腹する者に介錯を頼まれたときの心構えとか、戦場で敵の首を斬った後皮を上手に剥ぐには、とか、血腥い内容もあった。

多分、この本は、最後の頁までめくった後も、読了したような気にならずに、書棚にずっとあるだろう。
そういう愛読書が、ぎっちり詰まった書棚の整理に困っているが、これもまた幸せだ。


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