2002年05月22日(水) |
「はいー、作戦名・不可能さんからの御紹介です」(森田和義口調で) |
ICQで、えむせぶんさんから、
「おっとこまえー」
というメッセージが届いた。
2002年5月22日付の作戦名・不可能さんの日記を読んでの極めてすばやい攻撃であった。
それに対して、わたしは
「ありがとー(^^)」
と応えた。
わたしにとって、「男前」は誉め言葉である。(作戦名・不可能さんによると「男前」ではなく、あくまで「おっとこ前」なのだそうだが) 女らしくて繊細、と言われるよりもうれしい、と言うと、えむせぶんさんに、物凄く変人扱いされた。
作戦さんの「おっとこ前」がどういう意味なのかは、確認していないが、「潔い」とか、「豪快」とか、「竹を割ったような」とかいう意味だとすると、これはもう、本当にうれしい。
せっかくなので、作戦さんのところからいらした方々に、次のお友達を紹介しておこう。
はい、えーと、ニフティでパソコン通信していた時代からのお友達の、しんたさんを。
えー、この方はですね。 「いい人」です。はい。そして「気配りの人」。 何度かこの日記にも御登場いただいておりますが……日記を読むと、ほんとに、真面目ないい人ゆえの苦労をしていらっしゃいます。 こちらのお奨め読み物は、日記と、「The Days After」という、ファイナルファンタジー7の二次創作です。 それでは、こちらからどうぞ。
2002年05月18日(土) |
こ…濃ゆいオフだった |
アリアのサイトに集まる皆様のオフに参加させていただいた。
聞いたこともない横文字(どうやらメーカー名や店名や外国の都市名や下着を構成するパーツの名前らしい)が飛び交うオフでありながら、非常に楽しかった。
一軒目のお店を出た後、前から行きたかった中国茶藝館に予約の電話を入れる。
「もしもし。そちら、○○○でしょうかー?」 「はいー」 「あのですねー」 「もしもし、わたしは、ウーです」
いや、あの、自己紹介されても……
「十人ほどいるが席は空いているか」という簡単なことを尋ねたいだけなのに、何度も何度もたらいまわしされ、出る人出る人、みんな日本語が堪能ではないらしく、通じない。 「三十分後に行くが大丈夫か」と尋ねたら「はい」というので行ってみたらば、十五分ほど待つように言われた。 「今日、これから行く」と思わなかったのだろうか。 それとも、「大丈夫」という言葉の意味が違うのだろうか。
「時間が惜しい」ということなので、デパートの中のティールームに移動。 ものごっつい遠くから来てる人もいるのに、激しく申し訳なかった。
ええ加減疲れているだろうに彼女たちは、まだ別の店を回り、晩飯が済んだらその後はホテルでそれぞれのコレクションを持ち寄って、わたしの知らない呪文を唱えつつ、サバトするらしい。
実は密かに結婚記念日だったりするので、お茶を終えて戦線離脱。 高島屋地下で晩飯の買い物をして……と、思ったら……イートイン出来る中国茶のお店がオープンしたてであったらしい。 先刻、予約していたつもりであったにも関わらず茶藝館でお茶できなかったので、『夜来香』なんぞを賞味。 ティールームでポット入りの紅茶を飲んでばかりだというのに……でも美味しかった。
結婚記念日は、ランディのお誕生日と一緒に祝うことにして、とっとと就寝。 濃い一日だった。
こちらは約束したつもりだったが、長い間待ってるうちに、不安になってくる。 よく考えると、相手から、はっきりと「行くよ」とは聞いてなかった気がする。 でも、「来ない」とも聞いてない。
周囲の人たちは、待ち合わせの相手と共に、此処ではない場所に去ってゆく。
相手に催促の電話をしようか。 しかし、電波が悪くて呼び出し音も途切れがちだ。 癇癪を起こして帰ってしまおうかとも思うが、ここまで待ってしまったんだし、もう少しくらい待とうか、と思い直す。 こんなに待ってしまうほどに、逢いたい相手だ。
こういうときは、待ち合わせ場所が見える本屋か喫茶店にでも入って、のんびり待とう。 もし来なくても、怒らないことに決めて。
随分前から、そういうスタンスでいることにしている。
あと三年くらいは待てるかな……
2002年05月05日(日) |
わたしの嗜好と思考の片鱗 |
幾度か、パソコンがクラッシュし、その度にひどくブルーになった。 ネットが無いと生きて行けないとなると、本格的にまずいかも、とそのときは思った。 世間様的には、「リアルよりもヴァーチャルに惹かれる危険な兆候」とか言われてしまうのだろうか、などと思ったが……
考えてみれば、『会話』ができないテレビやラジオなんかよりよっぽどヴァーチャル感が薄いではないか。 手触りの無いやりとりが悪いというなら、昔からある電話や手紙はどうなのだ。え? お気に入りの日記サイトのテキストは、実に魅力的な文章を書く人が、手でキーを叩いて打ち込んでいるのだし、チャットだって、パソコンと話しているわけでなく、同じ時間にネットに繋いでいる『人』と語らっているのである。 パソコンは、見ること、聴くこと、語ることが出来る便利な道具だ。 それを、もはや、自分の一部だと認識し、壊れたのを惜しむのは、ある意味当然。
……なのだが……なのだが…… 前に、ランディの実家に養子に出した既に壊れかけた旧パソコンを
「わたしは扱えないから、近所の欲しがっている人にあげてもいいだろうか」
と、ランディのお母さんに言われ、
「ちょちょちょっ!ちょっっっっっと待って!!個人情報もいっぱい入ってるから!」
と、言って、慌てて中のデータを消さなければならないのは、やはりやばいかもしれない。 部屋の隅で、埃よけに風呂敷なんかかけられてる旧パソコンを引っ張り出す。 急いでモニタと本体を繋いで、コンセント入れて、立ち上げる。
すでにFDドライブはいかれてしまってるし、ネットにも繋げない環境なので、いただいたメールも、送信したメールも、しくしく泣きながらメールソフトごと削除。 オタク会話全開チャットのログも泣く泣く削除。 ゲーム好き、漫画好き、アニメも観るというのを隠してはいないが、それでも見せられないものはある。
それから、自分のサイトのローカルデータを削除。 あと、オリジナル、二次問わず、恥ずかしいので創作関係は削除。幸いこれらは、WEBにもあるし、新パソコンの方にも移植済みなので痛くない。
とりあえず、見せられないものは削除した……
と、思ったとき、背後にランディのお母さんが。
「それ、なに?」
デスクトップには、アンジェな絵師さまが描いてくださった美麗なヴィクトール様………… ランディ自身、アニメやゲームが好きだし、ランディのお母さんは偏見はない。 責めたわけではなく、単に、デスクトップ壁紙が、テレビなんかで見るパソコン画面と違うことを不思議に思っただけのようだったが…… あうあう呻きながら、デスクトップは、こんな風に、好きな絵に差し替えられるんですよー、などと解説しつつ、さりげなく、無難な桜の花模様の壁紙に替える。
こ、こんなもんでいいかな? と、電源を落としかけて、はっと気づく。
IEの「お気に入り」。
自分のサイトは消しておこう。
それから、ゲームの攻略サイトも。
アリアのサイトも、一般人とってはある意味ヤバ気に映るかもだし。
それから、友人知人サイトのリンクコーナーからも、うちのサイトに飛べてしまうから、毎日の巡回先も削除。
なんでお気に入りフォルダの『寺社仏閣』の中に「ガンパレードマーチ」のファンサイトが紛れ込んでいるのだ。(余談だが、このサイト、後日ブックマークが、何処に行ったかと悩んだ挙句に検索かけなおした記憶あり) 面倒だからフォルダごと削除。
創作の資料として検索したんだから全然疚しくはないが、メイドさんのサイトも削除しておこう。
『四十八手』を解説したサイトも削除。 無論、相撲の決まり手を解説してくれてるだけで、全く疚しくはないが、なんとなく。
残ったのは、『検索サイト』と、『旅行』、『レシピ』という名前のフォルダのみ。
……パソコンの中身で、己の人格を計るなら、これはちょっと問題かもしれない。
GWということもあって、ランディと共に昼夜逆転した生活をしている。
午後一時、惰眠を貪っていると、電話が鳴った。 受話器を取ると、子供の騒ぐ声が聞こえる。 ああ、GW中の一日か二日、ランディの実家に遊びに行くことになってたな。 甥と姪が待ちきれずに電話してきたか、と思いつつ、「もしもし?」というと、早口の女性の声が聞こえた。 なにを言っているのか聞き取れない。
「…は?」
相変わらず子供の騒ぐ声が聞こえる。 どうやら、半分寝ているせいで理解できないのではないらしい。 相手は外国語を話している。
「えーーー…あーーー……」
一瞬、友人が、ふざけているのかもしれない、とか考えた。
「こちらK県警です。奥様でいらっしゃいますか?御主人の身柄をこちらで確保しております。大変申し訳ありませんが、今すぐ引き取りに来ていただけますか」
などという心臓に悪い電話をかけてきたことのある友人が、バイリンガルだったはずだ。 が、よく聞いてみると、英語ではなく、お仏蘭西語らしい。
「あろー?どぅぶじゅるぐぐる(意味不明)。あろー?じゅぼぼぼぼぶぶる(人名らしい)?」
「ふーあーゆー?うーーー…あー……あいむ……いや、ひあいずじゃぱん」
と言うと、前触れも謝罪の言葉もなく切れた。 豪快な間違い電話しといてそれかい。
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