日常妄想
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2008年07月17日(木) 『旅の途中』のこと。

狼と香辛料』アニメOP>タイトル
小峰&吉良コンビで好きな曲だ。



+ひさびさに更新してみますアロハオエ。ミァハですこんにちは。この2ヶ月、特筆すべき事は何もありませんでした。ブログは更新していたので、ネタも特に無いなぁ、というゆるい感じで。というか、昨日通院した時に初めて処方された薬、寝る前に飲むんですが、なんか効き過ぎて1日ゆるい感じが無きにしもあらず。おかげで眠れたけど。

わたしは、まるでノイローゼのように、過ぎてしまった過去の事や、今考えてもどうしようもない事を、繰り返し繰り返し考えては、自分の首を絞めるという悪い癖がすっかり定着してしまっているんですが、眠る時にも思い出したりするので、薬をプラスしてしばらく良かった寝つきがまた悪くなってきたので、昨日の通院日に、相変わらずまるでノイローゼのように云々と言ったら、また薬がプラスになりました。

薬で良くなるのはいいんですが、増える一方で、いつになったら減らせるんだろうと考えると、気が遠くなります。これも多分、今は考えても仕方の無い事なんでしょうが、考えてしまうのが人間て奴でさァ。わたしはたぶん、強迫観念が強いんだと思います。いつまでに何をしなければいけない、何ができていないといけない。こうでないといけない……

で、そこで生まれるのが願望ですよ。渇望。希望なんてサワヤカなもんじゃない。理想と現実と言うやつです。そのギャップが、わたしを責め、貶めるのです。なるようにしかならないのにな。人は人なのにな。自分が悪いのにな。

何でも中途半端で、ものにできたものが無い。高校受験を口実に辞めた習字と、中学の時やっていたブラスバンド部でのテナーサックスぐらいかな。絵も翻訳も歌もハープもみんな中途半端。絵はまぁ、今はなかなか描けないのはしょうがないんだけど、プロになれるわけでもなし。取り立てて上手いとは思わないもんな、自分でも。自分の絵は好きだけど、上手い人には敵わないし、抜きん出た何かがあるとは思わない。

翻訳は、その時は本気だったけど、夢を見ていたんだよ。熱に浮かされていたんだ。毎回授業について行けなくて、最後の数回はつらくて出られなくなった。わたしは高校の時からその気があったと考えてるけど、うつ状態になっていたんだろうね。この時の挫折を、母親が覚えていて驚いたですよ。病院に一緒に来た時にちらっと話したんですが。わりと放任主義でも親は親だなぁと思った。最後の数回授業に出てない事は知らないはずだけど。

ああ。

ずっと続けるはずだったウェブデザイナヘの道も断たれて、今のわたしは、何を仕事にしたらいいのかがわかりません。何もしたくありません。仕事をしたくありません。酷かった会社の対応や、つらく長かった就職活動で、仕事をするということ自体が、もうトラウマになってしまっていて、どうしたらいいのかわかりません。今休んでいるゴルフクラブの写真を撮るという仕事は、『自分の望まない事をしている』とやっぱりどこかで思ってしまっていて、環境はいいのにモチベーションを保てなくなった。

仕事に関してのわたしの病巣はもうひとつあって、『家にお金を入れなければならない』という考えが脳内にこびり付いている事だ。自分の病気が判っても、治る前に次の仕事を探して、結局病気が原因でクビになって、でもまた探して……

わたしが仕事探しに血眼になるのは、この観念のせいだ。母親がたまに言う。もう何年も入れてくれてない。お父さんが殆どお金を入れない…… わたしにプレッシャーがかかる。仕事をしなければならない。家にお金を入れなければならない。

こうして今仕事を休養していても、結局、いつもこのプレッシャーが頭に有るので、のんびり休んでいる気分になれない。仕事をしていない、家にお金を入れていない、という罪悪感がいつも付きまとう。うちがもっと裕福な家だったら状態は変わっていただろうが、わたしはいつもなにかに責められている。

病院の先生は、休んでいるあいだは仕事の事や余計な事は考えないほうがいいと言う。休んでいる事にならないからだ。でもわたしは自分を責め続けているので休んだ気にならないし、明るい未来も見られない。プラス思考になれない。だって、プラスになれる材料が無いのだから。


今のわたしは、水瓶に水が無い状態、エネルギーが無い状態であるという。どうしたらエネルギーを得る事ができる? 何をエネルギーにすればいいのか? 状態が判っても、なかなか打つ手が無い。体にミネラルが足りていないと、いつも頼りにしているヒーラーさん(ヒプノセラピストだったりレイキの総師範だったりするいろいろすごい人です)に言われたので、とりあえず、ミネラルも入って体によさそうなビール酵母のEBIOS錠を飲み始めました。<Amazon高ッ!!

わたしはすごく焦っているのです。水が、エネルギーが溜まるまでのんびりと待っていられないのです。治療中なのだから仕方が無い、というのではなく、自分の思考に常に背中をせっつかれている状態なのです。どうにもならないけど、どうにかしなければならない。だけど現実はどうしようもない。時間は待ってはくれない。こんな状態では、心に余裕をもって休養するなんてできっこありません(苦笑) わたしは日々追われているのです。


ここしばらく、母親はよく資金援助をしてくれたり、わたしの好きなアイスを買っておいてくれたりと、いろいろ気にかけてくれるので、とても感謝しています。でも、それも嬉しいけれども、本当に欲しいのはお金や物じゃなくて、理解や愛情です。お金や物は、愛情があるからこそのものだとは判っているのです。しかし、わたしは理解や愛情、そして安心が欲しいのです。満たされたいのだ。

母親が言うには、父親はわざと黙っているらしい。わたしの好きにさせる、要は見守る事が愛情である、というのを実践しているらしい。でもわたしは、何かをして欲しいと思っている。満たされない心が、不満を漏らしています。父親については、正直何も期待をしていなかったのですが、どうしてわたしに判るやりかたで接してくれないのかと思います。簡単な言葉でもいいのに。

親御さんが居ないかたからすれば贅沢な悩みなんだろうなぁと思います。でも安心感や理解が無いと、わたしのこの切迫感、焦燥感は無くならないと思います。新しく寝る前に加わった薬は、そういうものをやわらげてくれる薬です。

ああ、わたしには自分に満足できる日が来るのかな。このままじゃ来ないよね。環境が変わるか、自分の考えかたを変えないと。判ってるんだけどね。今はトラウマのほうが自分を支配していて、どうにもならんのですよ。

先生は、「あなたは繊細だから」と言うが、自分がどうしてこれほどのトラウマを抱えてしまっているのかがわからない。自分が傷ついてへこむだけなのに、過去に有った嫌な事を繰り返し繰り返し思い出す理由が判らない。誰か、どこかへ、わたしを解き放ってくれないかな。わたしは満たされて自由になりたい……

例え、うつが寛解したとしても、失った人間関係や時間は戻らないし、過去は変わらない。損害は大きい。
それを凌駕してしまうほどのものが得られたと実感できた時、わたしは本当に癒されるのだろう。

薬は一時の人工的な夢でしかないのだから。


(08 0717 23:17 UP)


書いてる人:ミァハ(双星たかはる)
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