I think so...
Even if there is tomorrow, and there is nothing, nothing changes now.
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2002年09月30日(月) 曇りガラスの向こうに光るものは。

毎日読みに来てくれている数少ないみなさん、ありがとう。
感謝の意から、たまには日記らしい日記などもつけてみようかと。




ここのところ毎日なにをしてるかと聞かれたら、
割とのんびりした日々を送っています。
仕事は完全なフリーランスになりました。
事務所には数えるぐらいしか顔を出していません。

今、自分が何をすべきかということなどは、
とうの昔にわかっているのです。
けれど、しばらくはこのまま、変わることはないと思います。





こうして文字を綴っているのが不思議になることがあるのです。
二ヶ月前はここにまだ居ることなど考えられなかった。
いや、わかっていたのだと今なら思えるけれど、それは今だから言えることで。






ここまで書けばわかりますか?
終わったのです。
嘘みたいな話でしょう?
あなたは笑うでしょうか。
笑ってくれますか。


あの人に子供の遊びだと罵られたあの日、
今のあたしが想像出来たでしょうか?
あれだけの額を動かしたのです。
なんの力も無い個人がこれだけの時間で終わらせたと聞いたら
人はなんと言うんでしょうか。





ベッドの上でノートをいじりながら、
部屋には不釣合いな大きな窓を眺めればそこからは
この部屋の前に契約を検討した部屋がうっすらと見えるのです。


青い光に照らされたビルだけはすべてを見ていた。






もし、あたしのことを否定する人だらけだとしても
あたしがここに居ることになんら変わりはないのです。

だってそうでしょう?
あなたが教えてくれたのです。










あたしはあたしの力であたしの生活を守りました。




































例え、砂の城でもあたしには最後の砦だったのです。


2002年09月29日(日) 自由からの解放。

あの時、雨の中走って、笑いながら走って
昔よくいったレストランを偶然見つけて
もうメニューをみなくてもオーダー出来るぐらい通いつめたからって
今夜ぐらいは別の場所をと他を探したけれど結局走りながら戻って
重いガラスのドアを開けた。

なんだか幸せってこういう些細なことなのかもしれないと思った。















あなたがあたし以外の人に同じことをしていてもいいよ。






















ただ、あたしといる時だけはあたしだけ見てる振りをして。
































優しい嘘が血が滲むほど痛くても、
あなたが居ないという事実に比べたら。






















食事をしながらあなたは言いました。








「もう、いいから」









あなたはゆっくりともう一度こう言いました。












「もう、過去の人だから」














あたしが投げかけた言葉にそう答えたのです。
それがどういう意味を持つのかなんて誰にもわからないでしょう。

わからなくていい。






















けれど、あの瞬間6年という歳月を塗り替えたのだと。
あたしは私という一人の人間に勝ったのです。

























あたしの中にいたはずのもう二度と逢えない私に。
あなたの人生を変えた私という存在に。






























今までありがとう。
そしてさようなら。


2002年09月25日(水) サイレン。

あの人とあたしは似てるかも知れない。
でも決定的に違うって今更だけど気づいたよ。



あの人は惨めな真似なんてしないんだ。
あたしがいくら暴虐的にストイックを決め込んだところで
あの人に勝てる訳がない。




そもそも勝ち負けなんかではないのだ。







何かが足りないのではなくて、
何も無いのだ。
そこに残されたものは、食べ残しの欠片だけ。
















読み漁った文献に少しだけ彼の過去と交差する歴史を見つけて。
まだピアノを弾いていますか?
そもそも向こうに音楽なんてあるんですか?
でも、あなたがいるところには音が溢れていた気がします。
あたしにはなにも聴こえなかったけれど。


多分、誰も彼を殺めたりなんかしてないし、
あたしだってきっと、それを望んでなかった。
それなのに、何故。

絶望感に打ちひしがれるような顔しながら、あたしは安堵を覚えたのだろう。








救われた気がしたんだ。













































もうこれで永遠に彼を失わずに済むと。










































たくさんの音と少しの影を残して。





























けれども、弱い自分は。
まだ。


















ただただ両手を広げることもなく、そこに立ちつくしたまま。
あたしを見下ろしながらこう呟いて。



















昔の手帳にはあの時が詰まっている気がして、捨てられないのです。


2002年09月24日(火) RE;use Imagination

また壊した。
溢れかえる言葉とは裏腹に音もなく朽ち果てた、それは。
叱咤や慰めなどの見返りもなく、ただ終わった。






いつまでこんな堂々巡りを繰り返すの?と彼女は言った。
長い髪が纏わりつくように、少しずつあたしを蝕む。

終わり、だと。
お仕舞いだ、と。








微笑んでくれたらそれだけでいいのに。












不自然に赤い唇はただ繰り返す。




「オマエが悪いんだよ」












顔には似つかないその科白をただ繰り返し繰り返し唱えては微笑んで。










いつだったかその顔を、
どうしてもその顔を、
見なくてはいけない気がして、
目をそらしてはいけない気がして、
多分それは強迫観念という名前の執着だったのかもしれないけれど。





























鏡に映っていたのは、他の誰でもないあたしで。





















































だからなのか、その時から鏡は見ない。


2002年09月07日(土) 知らないままで。

紙ベースの毎日に吐き気をもよおす。
もうこんなんじゃ満足出来ない、と。


蝕まれた血管が声を出す。
別になにをどうしてくれとか、そんな話じゃない。
そんな簡単な話じゃない。













ひとつも形に出来てない。
浴びせられる言葉は優しさか嫌悪か?

はっきり口に出せばいい。
言ってやりゃいいんだ。




「それもひとつの優しさなんじゃないか?」







だけども終わりだとは教えない。
残るのは卑怯な駆け引きだけだよ。












思うよりも人は脆くもなんて無いのかもしれない。

























やっと九月になったよ。
これで追われることもなくなるね?








君はなんだか大きな勘違いをしているみたいだ。
まだ終わっちゃなんかいないよ。

だから汚れきった人間なんて在り来たりの言葉で自分を形容しないで。





























偽善という名の正義を振りかざされて、
泣きたいのはこっちだ。


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