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■ お財布拾った
バイクで買い物に行く途中、片側二車線の道路の真ん中でお財布を拾った。路駐してあった引越し業者のトラックの運転席側に落ちていた。しかも見覚えがある財布だ。これって俺が前使っていたやつと同じ型のやつだ。なんたる偶然。
お財布の中にあった社員証とトラックの側面にあるドライバーの名前が一致したので本人のものだろう。金額を数えようと思ったがいやらしいのでやめた（笑）
交番に届けるといろいろ書類とか書かされて時間くうし、面倒くさい。あんまり時間がないんで、できれば本人に直接渡したい。道路の真ん中に再び置くのもなんだし。
荷物を降ろすときにでも落としたのかなと思い、その辺を見渡したのだがいないぞ・・・ハザードがついてるんで近所にいるのかなと思ったのだが、どこにいるんだ？
仕方がないので数百メートル先の交番に届けようと思い、バイクを走らせると・・・なんと、すでに交番の中に引越し業者の作業着を着た2人組がいるではありませんか。
自分の車の脇で落とした財布を見つけられなかったのか、こいつは。道のど真ん中にあったぞ。
おや？よく見るとお巡りさんは地図を広げてる。こいつら道を訊いてたのか。引越しトラックにカーナビ付いてないの？
ヘルメットのまま交番の中にずかずかと入っていく。
「◯◯さん、あなた財布を落としたでしょう。道路のど真ん中に落ちてましたよ」
「えっ、あ、うぐ、あーーーー」
どうやら落としていたことに気づいていなかったらしい。
「あ、ありがとうございます」
お巡りさん「よかったねぇ、いい人に拾ってもらって」
しかし道を交番で訊いてたらヘルメット姿のでかいやつが入ってきて、いきなり名前を呼ばれたらびっくりしてしまうか（笑）
そして颯爽と僕は去っていったのでした。
あぁ、今日はちょっといい人になってしまいました。
2005年04月09日(土)
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