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■ あわてなーいあわてない。
桜が咲きましたね。 私の通う(沖縄弁では「歩く」というらしい)三線の研究所でも、来週末に、13日にある琉球民謡協会東海支部の総会に向けた練習&コンクール特訓後に花見をするようです。 ちなみに「桜がもたないんじゃ?」という心配は不要。 だって要は飲めればいいんだも〜ん。 ↑私の意向じゃないよ、研究所の意向ですよ!
で、花見の場所の候補に、発病時に入院していた病院の直ぐ前の公園があがってました。 18年前の今頃、2月の術後からようやく笑顔になれるようになってたとこでした。 当時は(今でもかな?)入院患者が院外に出る事は禁止されていました。 なので平日に、同部屋の仲良くなった方と一緒に天気の良い日を見計らい敷地内にある立派な桜の木を観に行きました。 でも、かたや片腕不自由で、かたや車椅子。 今みたいにバリアフリーでない病院の敷地内をギャーギャー騒ぎながら移動して1本の桜を見ました。 確か、そこでアイスモナカを食べた気がします。
その後、週末に家族が敷地内の桜の綺麗なところまで連れて行ってくれ、道挟んで隣の桜の名所である(今回花見の候補に挙がってる)公園へ食べ物を買いに行ってくれ、そこで花見をしました。
前の年まで、高校から自転車で5分の桜の名所と言われる所へ毎日のように通い、花見をしがてら屋台のリンゴ飴だのフランクフルトだのを食べてた事を思えば、どちらもとても地味で質素な花見だったのに、今でもとても感動した花見の思い出になってます。
ただ、あの頃の自分には道1本隔てた公園どころか病院から出る事が許されていなかったので、ほんの数メートル先の敷地外に居る人達が羨ましくてならなかった。 あの時の私は、先が全く見えてなくて健康だと言うだけでも周囲の人が羨ましくて恨めしくてならなかった。
あの頃の自分に言いたい。 18年後、私はそこに花見に行ける(かも、だけど・笑)状況にあるよ。 あせらなくていいよ。 「今が絶対」でないことを、今の私が証明しているよ。
闘病中の人に、先を見ろといっても無理な事かもしれない。 辛いかもしれない。 不安だらけかもしれない。
だけど、私は自分に後悔だけはしないように治療をうけてきた。その代償は確かに小さくないけど、でも、みんなが考える「普通」の世界にいられるようになってる。
だからあせらないで。 「今」だけを守ろうとしないで。 いつか、辛い「今」があなたの為になるから。
2008年03月29日(土)
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