■□■コトバアソビ■□■
りあん



 シンコキュウ

大きく肺いっぱいに空気を入れて

胸から溢れそうなカナシミとMIX

何も零れ落ちないように


唇が震えたのは 余った酸素のせい

胸が痛んだのは 薄まらないカナシミのせい 


2002年08月30日(金)



 変わらないもの

あの時のキモチに嘘はなかった

それは誰にも変えることのできない真実

わたしたち自身にさえも

わたし が あなた を好きで

あなた が わたし を好きだという事実


2002年08月26日(月)



 距離と時間の壁

例えば

ボクにとって最高の 今 でも

キミがその 今 を知るのは

数時間後の 未来 だということ


距離 だけじゃなく 時間 までもが

ボクタチを隔てる 壁 なんだ


2002年08月23日(金)



 

1度目なら 失敗でも

2度目は ただの過ち

自分が愚かだというだけのこと


初めから信じて期待した 自分が悪い


2002年08月22日(木)



 雨上がり

視線を感じて ふと顔を上げる

視界の隅に 君を見つけた

自然と笑顔がこぼれるボクの顔

そんな雨上がりの夕暮れ



2002年08月19日(月)



 いばら姫

たくさんの蔦が わたしの身体を蔽っています

いつかあなたが その蔦を掻き分けて

わたしの元に辿りついてくれることを

おはようのキスの度に期待して

今日も束の間のまどろみの中に堕ちていくのです



2002年08月14日(水)



 その瞬間に

昨日の流星群は見れなかったけれど

もしかしたら それで良かったのかもしれない

ちょっとだけ そう思った瞬間

弾けるような花火の刹那的な光の束を

君にも分けてあげようと カメラのシャッターを押した

その一瞬を 君と共有できない事実に泣きたくなった


2002年08月13日(火)



 残像

本当は もう

あのヒトの顔も思い出せない

でも まだ

アナタと比べようと躍起になっているのです

誰よりも 私自身を罰するために



2002年08月05日(月)



 天邪鬼

酷いワガママを言って君を試した

困った顔のすぐ後の

君の笑顔が好きだから


境界線は すぐそこまできている

ねぇ 後何度 君の笑顔が見れるだろう?


2002年08月04日(日)
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