シオの日記

2006年10月27日(金) ぐったり:大きな独り言。

仕事はキツイな〜と思うことが多いです。
人間関係もありますし、体力的なこととか、
自分の体調とか、精神状態とかも大きく左右します。

正直、余裕がなきゃ、やってらんない、って思うことがあります。
自分が健康じゃなきゃ、人の世話なんてできないよ。
ホント。
風邪引いてえらいのに、ご飯作って、って言われたら
なんかカチンとくるでしょ。
それと一緒。

落ち込んでるときに追い討ちかけられることもある。

精神面に関しては、元々ムラもあるし、
なかなか自分をコントロールできないことも多い。
どうしたらいいんだろう、と悩むこともしばしば。

自分自身を見つめて、自分自身をどうコントロールするか。
一生懸命考えるけど、結局答えは見つからないまま。
その日の仕事を終えるのが精一杯。
その日の仕事を終えると、糸が切れたようになる。
辛い。

そして、ストレスに感じ始めると、どう発散したらいいか
わからなくなる時期がある。
それが今。

死にそうな顔してるよ、って言われてもしかたないかもしれない。
自分でも死にそうな顔だと思う。
顔色ワルっ!



笑うと身体にいいらしい。
作り笑いでもいいらしい。

作り笑いがどれほど辛いか、
作り笑いが辛いと思うほど、今、自分が辛い。
我慢すると身体に悪いという。

辛い辛いといって、だからと言って心配されるのも苦痛になる。
だから、一人になりたくなるのだ。
一人で身体を伸ばして、人目を気にせず、
ぐったりしたいのだ。
無理してた?
いや、無理なんてなにもしてない。
なのに、この疲労感はなんなんだ。

何もしていないのに、何で疲れるんだ。
何もしてないはずなのに、何かしてるんだ。
たいしたことないことをしてるんだ。
かつ、時間に追われるんだ。


この、くだらない日記を書くことで、
やはり、数%は自分の中に溜まっている何かを
発散できているようだ。
わずかな間に、気持ちが落ち着いてきている。
変な話だ。

しかし、そうやって自分をコントロールしていたはずが、
いつしか、うまくコントロールできなくなってきている。
どうしたものか。
変化を求められ、変化に対応し、変化に追いつき、
変化した結果、また変化していく。
誰も、満足しない。
あくなき欲望。
貪欲な、人間。

ああ、自分は何を言っているのだろう。
少なくとも、支離滅裂でも、発信することで、
発散はできていることを信じて、
続けよう。
これは、大きな独り言なのだ

辛い辛いといって、誰かに助けてもらいたいのはやまやまなのだが、
誰かに助けてもらうことによって変なストレスを感じる、
だから辛い辛いといったところで、
助けて欲しいと直結していないところが、
天邪鬼なところなのかもしれない。

患者さんに理想の話をする。
理想の自分を見せたいんだ。
でも、実際にはぼろがいっぱいでるし、
患者さんはきっと感じ取っている。


嫌な顔を見せてしまったのも、
疲れてると、言い放ってしまったのも、
きっと甘えているから。
甘えさせて欲しい気持ちがどこかにあるから。
でも、甘えてしまえるほど、かわいくもないし、弱くもない。
ちょっと、立ち寄っただけだ、
ちょっと、居眠りするだけ、
もう少し続く日々を、着実に生きるだけだ。


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2006年10月06日(金) 中秋の名月

♪見上げてごらん〜、夜の〜ほ〜しを〜

今日は中秋の名月でした。
午前中は生憎の雨でしたが、夜は朧月が素敵でした。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
見えなかった人は今日、どうでしょうか?

昨日は帰りが遅く、素敵なお月様が見えました。
雲が薄くかかって、その雲が放射線状に広がっていて、
その中心に月の穏やかな光。

月の光で、雲が放射線状に見えていたのかもしれませんが、
それはどちらでもいいのです、
幻想的な空。

やっぱり空大好き。

患者さんのお食事にも、「お月見ゼリー」なるものが
用意されていました。
窓の外も見ることができない患者さんにとっては
ちょっと心が和むかな。

それど頃じゃない人もいるけれど。

そう思うと、うちの食養課はえらいな〜って思う。
ちゃんと季節を感じられるように食事が出されていて。
寝たきりのおばあちゃんおじいちゃんに、
「今日は仲秋の名月なんだよ〜。早く退院して、お月見できるといいね〜」
なんて会話もしてみたり。
理解できているかは別問題ですが(苦笑)

おかげで、私も中秋の名月だったことを知りました(苦笑)

みなさまも、今宵の月をぜひ、ごらんあれ。


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2006年10月04日(水) 歩く!考える人

最近はもっぱら車での移動が多く、
移動距離も長いので仕方ないとはいえ、
自分の足で歩くことが非常に少なくなったと思う。
まあ、少なくなったといえど、多分仕事柄一日1万歩近くは
歩いていると思いますが。。。

今日は、理由合ってバスで駅まで行く必要がありました。
歩いて5分ほどのところにバス停があります。
一時間に一本しかないバスに乗り遅れてしまったのです!

あ〜あ、と思いましたが、
最初っからバスの時刻もチェックしていなかったので、
まあ、駅まで歩いていきますか。
とぼちぼち歩き始めたわけです。

もともと歩くのは嫌いじゃなくて、
お散歩も大好き。

いつも車で運転しているその道も歩いてみるとなんだか新鮮。

あ、ココって火花散らして、製鉄してるんだ〜
あ、へちまの花?咲いてるvvでっかくて黄色くてすごいすごい〜
地面の感触。
ぼこぼこしてる。
足元に注意して、ヒールが排水溝の穴にはまらないように(笑)

地に足が着いてる感じ。

いつもが浮き足立ってるって?
いやいや、そうじゃないけど、
空は青いし、人は生活してるし、植物は育ってる。
普段同じ道を車で走っていても、
空の青さも、人が仕事に励んでいるのも、草木の移り変わりも、
風の強さも、虫の鳴き声も、花の香りも、
一瞬で流れ去っていく景色の一つでしかなくて、
ましてや、車は閉め切っていることが多いので、
匂いも風も音も、気に留めることなく。

車は安全運転だから、それどころじゃないし^^;

結局駅までバスだと5分かせいぜい10分のところを、
30分かけてあるきましたけど、
なんだか楽しい時間でした。

時間のある、休日にしかできない贅沢な時間の使い方、なのかな?

たまに歩くと、いろいろ考えます。
車ではそんなに深くいろいろ考えることはないけれど、
(安全運転で、気にしなきゃいけないことがほかにあるしね)
歩いていると考えに没頭しても、
せいぜい躓くか、電柱にぶつかりそうになるくらいでしょ^^;

来年、今の職場で3年目を迎えることになります。
来年のことを考えた面接が近々ある予定です。

どうなのでしょ?

仕事は続けたいけど、やりがいもあるけど、
今の先生のやり方ってあんまり好きじゃない。
急性期の病院ではあるけど、もっと地域密着型の、
ちょっとホスピスっぽいところのある病院だったけど、
そんな高齢の方にそこまでするの?!って医療。

最近考えてしまいます。

ああ、S先生!帰ってきて〜〜〜〜〜><

以下は反転すると尊厳死、DNRについてのちょっとした
私の偏見?が記載。気になる人はどうぞ。
しかし、高齢者も高齢者、超高齢者についての見解です。

DNRという言葉があります。
Do Not Resucitate(蘇生処置拒否指示)
ぶっちゃけ、100歳のおじい様が復活劇を遂げることは
めったにありません。
あったところで、生かされている状況はきっと変わらないでしょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
DNR指示は「治療拒否」を意味するわけではありません。
むしろ、心停止後の蘇生だけを拒否する指示といえます。
それ以外の治療(抗生物質治療、不快感や痛みを和らげる治療、
輸液、透析、人工呼吸器の使用など)は、必要に応じて提供されます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
メルクマニュアル家庭版, DNR指示 9 章 法的問題と倫理的問題
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec01/ch009/ch009g.html
より抜粋〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その通り。
積極的に死への道を勧めることは私たちにはできません。
しかし、無理やり薬で血圧を上げて、
心臓に鞭入れて、がんがん働かせて、
一般床のDNR終末期患者なの???
っていうほど、たくさんの輸液ポンプという機械たちに囲まれて、
なんだかな〜という気になります。

寿命を延ばす技術はどんどん進歩しています。
私たちは、それをやっています。
でも、それは治療なのか、いたずらに寿命を延ばしているのか。
私にはときどきY先生のやり方に疑問を持ちます。
必要のあることなのか??
マニュアルどおりにやってるのか??

できるだけ本人が楽にイケるようにして欲しい。
それが大概の家族の希望です。
先生。
自分の親をココまでしたい?
自分がこんなになって、ココまでしたい?

時々、自分もそうやって振り返って、
自分のやってる看護を考えるときがある。
ひどいなぁって、思うときもある。
前、先輩たちとも話してた。
「看護師って絶対みんな地獄に行くよね!」
笑い話だけど、気管内吸引という非常に本人にとっては
辛い処置を私たちの病棟はやっていない看護師はいないと断言
できるほど行っている。
しなきゃ窒息死するし、仕方ないのだけれど、
自分がされたら耐えられなくて絶対に暴れる!って話してた。
手のかかる患者になるよね〜って、笑い話


先生にも、そうやって振り返るときがあるのかな。


普段、長時間歩くことってあんまりなくなっているかもしれない。
医療の現場はシビアじゃなきゃいけないのかもしれない。
甘ったれたこといってんじゃない!って言われるかもしれない。
理想なのかな、幻想なのかな。
テクテクあるいて、自分について、周りについて、
普段とはちょっと違ったスピードで、
考えてみると、何か違った考えが見えてくるかしら?


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