紅い猫の落とす影
生きた記録夕方明け方


2004年02月13日(金) 架空の嘘

幸せを求めることも
永遠を願うことも
意味のないことだとわかっていた

ただ少しだけ
優しく包まれていたかった

どんなに求め
どんなに足掻いても
所詮は夢幻

涙も出ない枯れた目と
微笑んだまま動かない唇で
意味を持たない言葉を吐く


誰でもいいから傍に居て


何も変わらない

いつも独りぼっちで
何かに縋りたい

偽りを真実に変え
「自分」を捨てる

左腕

古傷が痛む

でも
じゃなきゃ
誰もくれない
欲しいもの



何が欲しい?

何でもするよ

だからさ

もっとちょうだい















傀儡

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