紅い猫の落とす影
生きた記録夕方明け方


2002年12月26日(木) 気楽に付き合えたらいいのにね










偽善者は大っ嫌い。

いい人ぶるなら最後までいい人でいなよ。

中途半端に本性出すと

みんなにバレちゃうよ?

本当の君が。




だけどふとした時

君の隠れた顔を見るのが大好きなんだ。




全部出しちゃいなよ。

僕は知ってるよ?

君がたくさん無理していること。




性格悪くたって

いい人ぶって人を見下してる君なんかより

ずっと良いと思うよ。





















2002年12月19日(木) 君の居た場所へ






かくれんぼ


やっと見つけた君の隠れ家


たくさん探したのに


君はなかなか見つからなくて


前が見えなくなるほど涙が出た


いつまでも鬼なんて嫌


寂しいのも嫌だ


だけどすぐにまた居なくなっちゃうんでしょ?


そしたらまたずっと探し続けるから


逃がさないから


絶対に





























2002年12月18日(水) 君へのお訊ね事
















夕焼けこやけ


綺麗に晴れていた空は真っ赤に染まり


太陽の光に輝いた君の瞳はどうして涙を溜めていたのだろう。






君は何故何も言わなかったのだろう。


僕が聞いてなかっただけ?






君が真っ直ぐに伸ばした手の先には何があった?


真っ黒な闇の世界?






僕は最後に君になんて言ったのだろう。

























ごめんね


何も覚えていないんだ。

























いつからだっけ?


君が僕の前から居なくなってしまったのは。






ずっとずっと遠くの時間のこのあいだだったね。







君と過ごした時のことが思い出せないんだ。


いつ何処で会ったんだっけ?






何で君は居なくなってしまったのだろう。

























ごめんね


何時までも思い出したくないんだ。































2002年12月09日(月) 冬の雪の降り積もる寒い朝の日

































いつもと違う朝だけど


寒いの嫌いな僕はお家でお留守番。



窓から外を覗く。


いつもなら遠くの方に山が見えるのに


今日はそんな山は勿論


近くのビルでさえ雪が覆い隠す。



東京に雪が積もるほど降ることも少ないのに


12月にこんなに大雪なのは何時以来のことだかなんて


僕の記憶にはなくて


特別な日のようなドキドキ感もあって


外に出てくるくる駆け回りたいけど


巡る季節の中でいちばん苦手な冬の寒さに


立ち向かう勇気はない。





空を舞うカラス。


優雅に羽根を伸ばし気持ちよさそうに飛んでいる。


何で僕は人間なんだろう。


もしカラスだったら


寒いのなんて気にせずに


この雪の日を満喫出来るのにな。


なんて思いながらぬくぬくのこたつに潜る。


でも僕はやっぱり


雪を満喫するカラスよりも


こたつを満喫する猫の方がいいや。























傀儡

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