Missing Link

2002年12月24日(火) Stand by me


口に出さずに
想うだけで
罪になると言うのなら
咎人ばかりで
裁く人なんかいなくなるよ

でも君は
そんな目をして
僕を責めるんだろうね

ねぇ
それだけ君が
僕の想いに詳しいなら
君が僕になって
代わりに罪を引き受けて下さい

そうしたら僕は
君になって
この世の全てを哀れむ

・・・なんてのは
ごめんだから
やっぱりそれは
君が引き受けていて下さい

僕は
このまま罪を重ねます
君が呆れて
去っていくまで

或いは
目を離せなくなるまで

君に愛を
捧げるように







2002年12月17日(火) 僕の素粒子


生きる
僕らは何度も生まれて この世界を生きる

死ぬ
僕らは何度もその生の途中で去らねばならない

その度
僕らは繰り返しほどかれて
ばらまかれて
他の誰かの一部になる


遠い昔に
誰かが書いた詩に
私が涙を流すのは
たとえば
こんなことなのだろうと思う




2002年12月16日(月) 弱音


 必要以上に

 不幸になりたくないよ・・・



2002年12月15日(日) 具体的なものだけしかいらないと思う時もある


 幸せになって欲しい と

 誰かが 言った

 でも それは

 僕には
 
 とても 遠い声だった




2002年12月09日(月) 無音のチャイム


雑然とした 全ての 音を 消すという事で

雪は

そのおとないを

私に告げる



2002年12月08日(日) imagine


『誕生日と命日、どっちを覚えていて欲しいかな?』

 その時 街中に流れていた歌は
 天上をたたえる調べから
 地上のラブソングへと変わった

 それは
 聞き覚えのある ハスキーヴォイス

『あぁ・・・この歌好きなんだ』

 君はそう言って 笑った
 その声と表情を 僕は忘れない

 それは 誕生日でも 命日でもない
 でも 確かに それは

 君の日だったよ



2002年12月04日(水) 夢で逢いましょう



心から

本当に心から

君に会いたいと思っているのに

きっと

明日には

君のことより

自分のことだけで

頭がいっぱいになっちゃうんだろうな

こんな僕だから

君の側にいられないけど

こんな僕だから

君を想い続けられる

遠い

遠い

あの星の瞬く

場所にいる

君を




ずっと




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翠 [HOMEPAGE]