世を忍ぶ仮の日記
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2002年10月31日(木) ミウ

昨日、すっ飛ばした、昨日の分の普通の日記を書きます(笑)。


夜中の1時に妹の帰宅の音で目が覚める。防音越しに物音で目が覚める懊悩。
「嫌いだ、今夜もまた眠れやしねー……」
ここのところ毎日、下手をすれば2時間睡眠が続いていて、今日もそうなってしまいそうなので、悶えながら必死に眠りの波に乗ろうと頑張る。布団にしがみつく。苦しいが、なんとか眠ることに成功。
起床して、4時。
「悪くない目覚めだ」
頭の中に回るのは、バクチクの『ミウ』。
「空を飛んでみようか……」
朝から危険なことを考えてみるが、2階から飛んでも爽快感は得られない。
あっちゃんは丁度こんな気分だったのに違いない、とつかの間櫻井敦司気分を味わい、ミルクティを飲む。
私の中で、5時から朝で、それまでは夜更け。
眠る前はホットミルク。夜更けはミルクティ。朝はコーヒー。
5時になるまでに慌ててミルクティを入れる。
メールチェックをすると、ピアノの先生からウイルスが来たかも! という慌てたメールがありましたが、うちには来てないよ、先生。とか思ってみたりした。しかも一般人の起床時間に「前回のメールは間違いでした」て。まあまあ、そんなに慌てずに〜、先生。
朝になったのでコーヒーを入れる。
こんなにカフェインぶちこんでるのって、レッスンがあるからです。ハイ。
マジ1回弾くごとに500グラム痩せられるくらい体力を消耗していたあの頃。最近の私は、力の抜き方を分かってきたのか、だいぶ脂肪が減りにくくなりました。力み癖が抜けたのか、良い兆候ですね。
最近は朝がもっぱら自分の時間なので、自分の部屋に鍵をかけて、ふさぎ込むようにして練習をする。
ほら、レッスン前だし。一応必死?



さて、そろそろお出かけしなければならない時間帯になってきた。
(髪の毛巻いたりといつもより時間かかるしな!・笑)
最近体の乾燥が激しいので、ベビーローションを取ろうとしたら、ピロンの歯の矯正用の歯形があったので、てっきり学校に行ったものだと思って、今日着ていく服でもパクろうかしら、と思ってピロンの部屋を開けたら、顔が一回りでかくなったようなピロンが居た(むくんでいる)。あまり起きる気配が無いので、どうしたのかと思ったら。
「今日は、もう学校に行っても仕方ない」
うにゃいでいる。
「3限無いもん」
そう、既に3限にも間に合わない時間まで眠っていたのだ。
私の4倍眠れる女。ピロン。ちなみに精神年齢鑑定をインターネットでやったら、年齢が1ケタをはじきだしたらしい。滅多にいないぜこんなヤツ。
部屋の片づけをするというので、大いに期待しつつ、私はレッスンに向かう。
後期の試験は、皆さん曲が長くてらっしゃいますので、どうも待ち時間が出てきてしまいます。
そんな時の為にあらかじめ『君の夢はもう見ない』を持っていた私は、当たり前読みふける。楽譜読め、とかいうツッコミはかつくらーには無駄です。
ショチョー……。
……微妙に好みからはずれたオヤジ……。
もちっと清潔感のある、へたれオヤジが好きな私ですが、ショチョーが好きな人って多そうだな。
折角世界観に入れたところで、前の人が出てくる。
ちぇっ。
仕方ないのでレッスンだ(ヲイ)。
大学の卒業試験でも弾いた曲を持っていったのですが。
卒業試験で使うってことはそれなりに難しいんでよね。技術的に。
でも技術的に難しいところって、反射神経で勝手に手が動いてくれるんで、意識不明になっても平気です、人間って怖い。脳の神秘。
問題は、練習してなかったヨー!(←レッスンの時に気が付くなよ)というところです。
何回弾けばいいか分からなくなるんですね。1回多かったり少なかったり微妙です。しかもトラウマシカさんなので、楽譜にある「もっとすばらしく」というたどたどしい大学4年の時の先生の文字が私の脳みそを掻き乱して、何弾いてるのか分からなくなりました。すばらしくならなかったよ。しかもなんて抽象的な指導なんだ。
すばらしく弾くって。
どうやってだ。それを教えろセニョール。

なんか、発表会が近々あるらしいっていうのは噂にきいていたんですが、今日やっと日取りを知りました。
私:「何弾きましょうか?」
先生:「なんでも良いけど?」
私:「そうですかー……(色々問答の末)シューベルトにしようかなあ。もう二度と弾く機会が無いかもしれないし」
私は精神的にヤバくなると、すぐこういう儚い発言して人を困らせる癖があるので以後気を付けます。
先生動揺して色々言ってました。
……『紅葉 舞い』とかって高校の文集に載せたヤツで、うちの先生読んでるんだよね。だからもう、私がアブナイ人だって覚悟の上で引き受けてるから、ちょっとしたことでもちゃんと見守ってくれるのは有り難いんだが、先生心配かけてごめんよおおおおお、と嘆きたくなる時もある。
ああ、またやってしまったよ私ったら、と反省して、一般的な答、
「えっと。他の曲は人前で弾いたことあるから、1度も弾いたことの無い曲とか、良い経験になるかな? なんて。フフフ」
で誤魔化してみました。
うまくごまかせた模様。




講演会終了後、保健室で歓談。
摂食障害と腱鞘炎を併発してる人とか、色々お話をする。
そうか。痩せてる間って女であることを忘れられるのか、と思うと、いっそ死ぬ程痩せてやろうかとか思ってしまうが。
ピロンの
「お姉ちゃん、痩せたら胸が無くなるんだよ! 胸が!」という悲痛な叫びが聞こえてきます。いや、無くなったら女じゃなくなって良い塩梅なんだろうけど。
ピロンはKIP(胸囲育成プロジェクト)の人だもんね。誰だよそんなプロジェクト作ったの。しかも秘密組織っぽい名前までつけて。何もやってないし!(笑)←強いてやるとしたら、バストアップ体操だそうです。



ここ最近日暮れからしばらくすると真剣に気が狂います。
錯乱して「なんで眠りたいのに邪魔するの!」と絶叫して錯乱して叫びだして大変だったりとか。
物音立てただけ(コップがカシャンと言うだけ、とか足音とか)で「なんで私にそういう嫌がらせするの、頭が痛い痛い痛い痛い痛い」と泣き出したり悶えだしたり。


お風呂でリラックス、とか言いますけど。
精神が弛緩すると「呪う呪う呪ってやるぅ」と笑い出すのもどうかと思う……。


2002年10月30日(水) 満腹

慶應大学病院整形外科の、手の外科の先生がうちの学校に講演会にいらっしゃいました。
高校の、ね。
高校のHRの時間にそんな美味しい時間があるんです。
これに潜らずしてどうやってフェロモンハンターを名乗れようか、という感じでありますが、いつの間にそんなものを襲名するつもりになったんだ、私。
自分に素朴な疑問を抱きつつも、いそいそと髪の毛をカーラーで巻いて、偽物お嬢様ファッションで学校に出かける。髪の毛は勿論お嬢様結び。昨日のうちに前髪も切っておきました。
うん。我ながらバッチリ。←本当は「メイクいけてない…」と呟きつつ、「風で前髪がへったくれもない…」と呟きつつ学校へ行った。
保健室で忍びこみ組(保健室の先生も含む)は待機していたのですが、保健室で、アリスのフィギュアを見せてもらったりクッキー恵んでもらったりしてました。
なにより
「どうしたの? 今日はまた妙に色っぽ〜い」という言葉達が私を元気づけてくれます。有り難うもっと褒めて。じゃないとあの先生の前には行けない(乙女☆)
「もう設営は始まってるよ」という誰の発言とも分からない言葉を聞き取り「先生は、もうウキウキと嬉しそうに学校を見回ってらっしゃった」という言葉に「……こ、こんな学校を見られて恥ずかしいよおおお」と全員で嘆く。
言っておきますけど、うちの学校は大学としてお外に出してとても恥ずかしいです。普通音大、音楽高校って言ったら(しかも小澤征○理事なのに)ホールの1つや2つあって、そこで講演会だろう、と思われるでしょう。
高校生、全員が入るかどうか不安な402教室。
スライダーを見ようにも、窓にカーテン無しで明るいじゃねーかコラ!
とスッポリかっこわるいことたくさんです。
設営の時点から既に教室の一番前で覗こうとする私。
丁度、もう入って良いよと学部長がおっしゃったので、入って速効「今日の先生の持ち物チェック」と「今日の先生のファッションチェック」に入る。
……サスペンダー、か。それもまた有りだよね。
だって、現実世界に「サラシ」は要らない。
そしてあまり身長が高くないことなど、くだらないことにも気が付くが、良いんだ、別に。藤木の背が高すぎてもシャチョーが困るだけだし。
「ハイ! じゃあ始まります」
と学部長が先生を紹介しはじめたあたりから、前列から後列から、高校生の「イヤアア! 格好いいいぃぃぃ!」という声が聞こえました。フッ、当然。
先生、つかみはオッケーです。そのままサクサクいきましょう。

パソコンを使って、生徒を交えた楽しい感じの講演会でした。
雰囲気としては、NHK教育でたまにアメリカなどでやっている講演会の雰囲気。
うーん。なんて最先端にお洒落なんだ。
そうじゃなくて。
技術面でも最先端のお話でした。今時手術は古いらしいよー。
腱鞘炎だけじゃなくて、musician hands全般をざっとはしょって、しかも分かりやすく、かつ内容は濃く。
高校生達、手術シーンになる度「いやあああん」と叫んでましたが、私と保健室の先生だけ「おおお?」と身を乗り出してました。明らかに浮いてる! 
生徒を使って見本をしたりもするのですが、途中男子生徒に向かって腐女子を昇天させるつもりにしか思えないギャグを飛ばしました。
「腕を、脇開けてバイオリンの左指を開くと痛いよね? 痛い筈、痛い?」
掠れた声をマイク使って(ガタイの良い)相手に
「痛いって言って…」
掠れた声で迫る。
……すいません背後に座って居た方。
私、思い切りのけぞってしまいました。
精神的には1分丸々吹っ飛びました。
せんせー、色っぽすぎますぅ。私を殺す気ですか?
ちなみに脇を閉めると痛みが取れるらしいです。それでもダメなら、寝る時バスタオルを左腕に巻いて眠ろうね。そうすると少し和らぐらしい。それでもダメなら、直、musician handsの先生のところに行こうね。
尺骨神経痛だったっけ? 名称は流石に吹っ飛んだ。二の腕の内側の痛み。
あっという間に授業が終わるというのはこういう事を言う。毎週この講義を受けている慶応の人たちが羨ましい…。でもまあ、頭も良い医学部の生徒、入学金も頭吹っ飛ぶくらい高い世界ですから、諦めます。うちの学校の入学金が安く思える私立医学部の入学金。
良いです私達は、何故か音楽やってるっていうだけで小澤征爾やポリーニやアシュケナージと同じように大切に扱ってもらえる(らしい)ですので。
しかし、VIPクラスの音楽家達のご指名のドクターなので、日付リザーブで
ホテルで治療というのをしてるらしいっす。
もうダメ……。
そういう世界って、本当に存在するんだ…。
そして、○モの異様に多いこの業界で、絶対もっともっとたくさんのご指名がかかっているにもかかわらず、噂の少ない相手しか名前に出しませんでした。
が。
せんせー、絶対ぜっっっっったい、外国人○モにもてる。
それは腐女子を代表して私が保証する。
そして○けだ。
あのかすれ声が証明している。
そんな妄想をしているヒマも無く(?)終わってしまったのですが、やっぱり手の事となると、心配な人も多いらしく、終わって直ぐに先生の元に高校生殺到。
……フェロモン目当ての人はこの私が許しませんっ!
というわけで、保健室の先生と手分けして、保健室に移動して、私の誘導(という名の見張り)の元、一人一人診てもらうことになりました。
なんて親切なお方(うっとり)。
他人の診察中もずっとフェロモン吸ってました。
結局私が一番吸ってんじゃねーかフェロモン。
ええ当然。だってフェロモンハンターですもの。
学部長をはじめとして、手の甲にガングリオンがある人は、その場で速効
叩き潰されていました。
わ、私、人と違うところにあって良かった。
ある日病院行って予告無しに叩き潰されたら、より一層藤木萌えが激しくなっていたに違いない。
てゆか、予告無しに叩き潰された女の子、流石にちょっと可哀想(同情)。
びっくりしただろうなあ。
数人診ていただいたところで、終わって一段落の時間が御座いました。
至福……。
語ってくれたりもするのですが、なんか、医者の悔恨漏らす姿に目眩起こしそうになるのって、私だけですか?
ソファに座って、頭抱えながら
「数人、処置が間に合わなかった人が居て、残念ながら○○科に回すことにしたんだが……あの子達には本当に申し訳ない事をした……」
はい一名昇天です。天使に連れ去られてます。もういっそ私も先生の記憶に残るくらいなら○○科にいつでも行きます。弾けなくもなりまーす。
なんてジョークを言える訳無いです。
スケジュールが詰まってそうなので、保健室の先生が教員室にドクターを送っている間に私は茶を飲む。
ドクターの飲みかけのな!←ハンパに乙女。



あまりにメロメロになりすぎてましたが、終わって鞄を見てみたら財布が無かったです。
どうやら忘れて学校に来たらしい。
そして帰りがけに気が付いたのだが
私は今日レッスンを受けたんだ!
という素朴なことにも気が付きました。
遅っ。
フェロモンに当たりすぎて忘れちゃったらしいです。
帰宅してからも、フェロモン浴びすぎて何も考えられなくなる私……。
強烈でしたよ。
痛いって、言って…て。


2002年10月29日(火) アンパンマン

アンパンマンを見ると笑顔で身を切り売りするイメージがあるが、今日の私はまさにそれ。


昨晩、しぼんだ風船を膨らますような暖かいメールが届いて、少し元気付いた私は、夜中にキリリクを少し進める。
……長い。
ショートストーリーにしては長いが、決して中編でも長編でも無い。
帯に長したすきにみじかし。あれ? 逆?
夜更かししたなあ、と思いつつ眠り、起床。


フフフフフフハハハハハハハハ。
謎の心の笑いと共に自分の起きたい時間に起床して、ピロの部屋を覗くと案の定寝坊のピロが居た。
「ほにゃへよ〜んや〜〜〜」
起きたんだ、と思って1時間放置。
1時間後「……何も言わんで。今自己嫌悪の嵐の中におるけ。自分で責めとるけ言わんで」
と寝ぼけつつ携帯を触る妹。
もう、昼からの授業にも間に合わない状態らしいが、昼からの授業は1コマで終わり。
お前はいったい何しに学校に行くのだ?
「みんなの恋ばな聞きに行くの〜ウッキウッキ」
私は学校に用事があるので先に行かせていただきますわ。
何故かカーラーで頭を巻く私。
「お洒落をする理由が1片も無い時に限ってこういう発作が起こるのは何故?」
自分に問いただしたい。


声楽の伴奏を終え、保健室に行く。
明日、高校の講演会に紛れ込んできまっす!(シュタッ!)
ナマのフェロモンを久々に吸い込んでくるぜー! イエイ!
保健室に新しく「2002 治療方針」とか薬の本とか、治療方針なんて14500円ですぜ、みたいな本を先生が「学生さんで、お父さんが医学出版におつとめの方がいらして、貰っちゃったのよ〜」などと言うからめっちゃくちゃ羨ましくて、読破しに保健室に日参したい気分である。
ちなみにガングリオンの主成分がヒアルロン酸であることが判明。
その後、見出し用シールを発見したので、ひたすらそれを張り始める。
私が単純作業にいそしみはじめたらそれは発作のはじまりの合図であることは、私はその時点失念している。
秋口この時期調子が悪い人が多いので、見知った顔がたくさん保健室に集まってくる。
ツケマツゲ女子高生とか。
シールを貼りつつ「塩酸パパベロン略して塩パパは無いよね」と薬の本を読みふけりつつ(なんの薬だったかは忘れた)団らんする。
女子高生がお腹空いた〜、けど食べに行くのめんどくさ〜い、とか言っているので、一緒にお茶でもしよう、と誘ってミスドでドーナツを奢る。
ドーナツを食べる女子高生の笑顔に癒される私。
激しくオヤジ……。
嬉しそうにドーナツ食べて、コーヒー飲んで、「あったまるね」という女の子って……無条件に可愛いね……(オヤジ化)。


さて私も帰ろうとしたら突然発作がやってきて、おやあもうこれはダメだと思い、再び保健室に帰る。
足腰の力が抜けているので、タクシー乗り場まで送ってもらってタクシーで帰る。



寝る。


2002年10月28日(月) ズビズバ

ズビズbarというバーがあって、けっこう美味しいらしい。


うたた寝から起床後、猛烈練習したい気分でたしったしっっとピアノに何かをぶつける私。
そして、『キス』全巻読む。
乙女、一歩手前って感じかしら?


最近、『乙女学園乙女学部乙女学科乙女専攻☆』な私です。
ピロも入りたいっていうから、入試方法について尋ねられて
「まずは小論文かねぇ」と当たり前のように言ったら、
拗ねる犬のように
「お姉ちゃん、なんでそんなあたしを苛めるん?」と言われた。
そーだ!
お姉ちゃん、うっかり君が日本語書けないことを忘れていたよ。
乙女学園、実技部門と、乙女学と、乙女文学創作専攻に分かれてます(うちの学校の思考回路)。勿論、副科として両方をやることも可!☆


昼前に電話があったが「寝たばかりなんですよ」と苦笑してまた寝る。
夕方、電話があったので、即留守電モードに切り替え携帯電話の電源を切る。
そしてそんな鬱憤をまたしてもピアノに向けてたしったしっとぶつける。
気分ははぐちゃん。
いや、そんなはぐのような才能は無いが、気分だけね☆


今度は見事な鼻風邪になってました。
普段の生活で声を出さないからなかなか気が付かないんですが、鼻水出るといい加減気が付きますねえ。
喉風邪から鼻風邪に移行してから治るタイプなので、後少しかなあ。風邪は。
心の方は、いつまでかかるものやら。
ポイッ


2002年10月27日(日) カフェデート

「お姉ちゃん、ハリポタ読む時は子供の顔になっとるね」
記憶無くした時は平気で子供になっているくせに、普段の私はとっても照れ屋☆
というわけで、妹が寝静まってから読破する。


起床は矢張り、妹が足音忍ばせて姉を起こさないようにしている気配であった。
「フハハハハハハハハ」
面白くて得たいのしれない笑い声と共に目が覚める。
麦ご飯を炊いた妹であったが、炊きあがりの時間が丁度出立の時間であった。
私の為に焚いたご飯、とはお世辞でも言わなかった。
ま、何も考えてないだけなんだけど(思考搾取の結果)。



夕方から、高間さんとデートでした。
隣の駅の本屋さんで、『活字倶楽部』をお取り置きしてもらっていたので、それをまず買いに行ったら、案の定またしても荷物が増えてました。
おかしいな、小旅行にも使える鞄が…既に危ういぞ。
まだまだ、外に出る事に慣れていない私、休日の駅前の人混みはなんだか得たいのしれない世界です。自分だけどこか遠いところに行ってしまった不思議な気分。
というか、ええフェロモン出している人が居ない!(←ヲイ)
駅前の若者の萌える私でも無く。
センサーにひっかかるものを探しておりました。
外人発見。
フランス語を話しておりました。
目があったんだけど、おじさまと。
ラテン系なんだけど、スキがなさそうで、案の定ラテン系のくせに女と目があっても笑顔をしなかった時点で、パリジャンか? と減点対象。つか、ナンパもされなかった自分に激しく問題を感じた。
私、そんなに魅力無い?
殺伐としたフランス語を話すおじさん二人に、何かスパイめいたあやしい陰謀を感じました。
つか、昼下がりから何を妄想してるんだろう、私は。
と訝しんだところで、高間さん登場。
さーて、こんなに人がいるから、どこか少し人気の少ないところに行きましょう、とケーキ屋さんに入る。
秋だからモンブランを食す。
……ああ、私の中でこのモンブランは2級!
ダメなの、私のモンブランの下地は絶対にタルト生地じゃないとダメなの。
一瞬タルト生地に見えたからつい頼んでしまったけれど、タルトでは無かったわ、悔しい。タルト好きとしては、ココタルトとか他の物にしておくのであった……。でもモンブラン食べられて幸せと言えば幸せ。その昔、食欲旺盛であった頃、デパ地下モンブラン全てを食すくらいの気合いで食べていた時期があったが、なんだかんだと一番美味しかったのは、伊勢丹地下の、かぼちゃのモンブランであった。……それはモンブランとしてどうなんだろう。栗の生地をなめらかにするっていうのが難しいのよね、きっと。カボチャの方が楽なのに違いない。
まったりまったりとお話をして、本の交換。
私は、漫画『キス』全巻を借りました。
おかしいな、絶対入ると思って持ってきた大きめのGRACEの鞄、全然入らなかったよ。なんだか中学時代を思い出すぜー。
その後、「和と洋どっち?」「洋!」という高間さんの言葉で、洋食屋に行こうとしたら閉まっていたので、あっさり和。微妙に酒。
背後に女子大の集まりと、うちの学校の集まりがあって。
わー! オレバカだから心的外傷後ストレス障害なのに、いつもの癖でジントニック頼んじゃったよ!
というわけで激しく頭がおかしい。
もう音の聞き分けとか出来なくて、背後の音が激しく鼓膜を刺激して、皿と皿が重なる音で沈没しかける。
なんですか? いわゆる覚醒剤を使った人みたいな感覚?
そう思った瞬間に私は腹を決めた。
毒を食らわば皿まで
あっさり泡盛注文。
やっと楽しくなってきました。
とりせんべいバリンバリン食べる頃には、持病の「くれるものは貰います」病まで出てきて、セーブセーブ。
お歌のお話をしていたら、猛烈カラオケ行きたくなってきて、高間さんを無理無理カラオケに誘う。
だって2年以上カラオケ行ってない気がする……。
そして、更に長い年月行っていなかった地元のカラオケに行く。
……余りの進化っぷりに、初期機能だけを使うことを決意。
そしてラインナップを見ると。
なんか更に変になってるよ、カラオケ!
エリザベートナンバーごっつたくさんあるし。
その割にKOKIA無いし!(怒髪天を抜く)
カラオケ慣れしてないし、1時間しか無かったので、カラオケ喉にはなることが出来ず。
このリベンジは、いつか必ず!
つか、あたい、風邪でした。
てへ。
ヤベーよまた生き恥晒しちゃったよ。



帰りはタクシーじゃないと危険なのでタクシーで帰りました。
最後に残っている記憶は、妹の電話相手と遠吠え対決をしている記憶で御座います。


2002年10月26日(土) 芝居の稽古ですわ!

ピロが出かける前には
「寂しそうな仕草」をするようにしないとピロが泣く。
ピロが帰ってきた時には、ドアを開ける一瞬前から既に表情筋を変え
「思い切り嬉しそうなアドリブ」を入れないとピロが怒る。
……夫婦じゃないんだからサ。むしろ夫婦でもそこまでしないって。



最近、突如aikoが大ブーム吹き荒れている私の心。
姉妹団らんのひととき、『木星』の最初のフレーズ
「あなたに気持ちを伝える為に、全て伝わらない歯がゆさに」(じゃす○っく…汗)の部分を聞き、
「あんたには無いよねー、この気持ち」と嫌みで言ったら。
「うん。無いよー。てゆかむしろ筒抜け。もうだいたい、全部は分かられとるね。自分が言おうとしてないことまですっかりポン」という明快な答が返って参りました。
姉、今日も負け。


2002年10月25日(金) ただいま。

妹がトイレに行く音(防音扉の向こう)で目が覚めた、午前1時。
仕方がないのでじゃれに行く。
30分程度じゃれたら飽きてきたので、起きることにする。
仕方ないから朝を迎えて、妹が起きないのを確信犯的に傍観。
うたた寝していたら、今度は妹が家を「そおぉお〜〜っと」姉に寝坊がバレないように出ている音で目が覚めて、爆笑した。
あとで聞くと起こさないように、バレないように、必死だったらしい。
そういう音に限って人間起きちゃうんだよねー。ぶひゃひゃ。


アルバイトの帰りに、キルフェボンで無花果のタルト(本日で終了)を食す。
たまにはこういう優雅なひとときを過ごしてもいいじゃんね。
帰ってから美味さを妹にも自慢。
鍵を出すのがめんどくさくて、インターホンを押したら
「もしもーし」と出てきた。
毎度おなじみの間違いで御座います。
ドアを開けると「ただいまー」て挨拶してくれるからね。ピロ。


「はっ! お姉ちゃん、今日はずいぶんまともじゃね。シャバの空気吸ったけえじゃ!」
「違う! やっと外に出られるくらいまで、少しずつ回復してきたから少しずつリハビリを兼ねて外に出ているのだ。バカモノめが」
「そおなん? まあいいや。おかえりお姉ちゃん」
「おおただいま、はっはっは」
「たこめし美味しいプゥ」


2002年10月24日(木) 幻でいいから

対向側のホームで、愛しい人の姿を見た。
時間から考えたら、幻でなくてもおかしくなくて。
行く方面もお互い間違っていなくて。
何故かお互い気が付かない振りをしていた。
確認しようとしたら、両方に電車が来て、乗っている間に向こう側の電車は行ってしまった。
少女漫画や月9のドラマじゃないんだから、乙女してんじゃないよ、と電車の中で血の気が引いた。
これが別に幻でもかまいません。
もう病気でいい。
このあったかいじんわりした幸せを、病気にするなら、してもいいけど。
幻でも可能性のある位置にいさせて。


あと葬式には来るように伝えて、お願い。(←この辺がどうも月9や少女漫画から離れてダークだ・笑)


2002年10月23日(水) 医者の不養生 音楽家の不音楽養生

あ、そういう本出したら売れる気がする……(金勘定かよ)。



昨日まで音楽暗い暗いものばかりかけてました。
うーん。
バクチク69とか?
モーツァルトのレクイエム(エンドレス)とか?
こっことか。
『ジャンヌ・ダルク』のサントラとかけっこうトリップできますぜ?

最後の方記憶無いです。
吐く思いをして、ふと今日はヘド出そうに明るい、ムーラン・ルージュのサントラに切り替えました。
音楽療法家のみなさーん、これ元気になれますよー。
嘘でもなんでもないでーす。
受験生の子供と、ちょっと統合失調しかけの鬱な人にも効いたんで、お薦めしまーす。
あ、でも使い方間違えないで下さいねー(て使い方しらんよ、わし)。


ぬー。キリリクのSSの為に「文字を溜めよう」と思い立ってから数日(けっこう長いよ)溜まるどころかどこかに詰まっているらしく出てくる気配が……。


ひっひっふうぅ〜。
ひっひっふうぅ〜。
ふぬっっ!!(いきんでいる)


2002年10月21日(月) ばーぶばーぶ

夜まで眠って夜起きて、妹の前で幼稚化したらしいですぜ。
最初は「チロルちゃん」なる(人には見えない)子人さんと戯れ、しばらくすると、とうとう「んまんまんまんま」ばかり言うようになったらしい。
「何歳だったの?」
と正気に返った本人が尋ねたら「答えてくれんかったー。面白かったよー」と妹が答えてました。
「いやあ、あんたの無神経さには救われてるような気がする…」
と思わず遠くから呟くと、褒め言葉だけは遙か彼方からでも聞こえるらしく
嬉しそうに犬がじゃれつくように
「救われとるん!?」(キャンキャン)
という声が聞こえてきて、素直に受け取るかこの皮肉〜、と思って爆笑して笑いすぎで疲れて頭痛くなってきたので
「いや、やっぱり辛い」
と言ったら
しょげた犬が
「辛いん?」(きゅううぅうう〜ん)
と耳をたれた。


素朴に考えるに、チロルちゃんは余所の子の子人さんで、私のじゃなかった筈なのだが、うちに遊びに来たんだろうか……。


2002年10月20日(日) 統合失調…

この程度の範囲の精神の蹌踉めきは、計算内の筈だ。
辛さも悲しみも、痛みの思い出も、全て全て予定の内。
私は1日、狂しくなっていて良い。
只、一人にして欲しい。
孤独にしないと、人に迷惑をかける。
私が狂い死んだってかまわないっていう人ばかりだろう。
「予測範囲内じゃない?」
納得する声が聞こえる。



私は、人を巻き込む毒を持っているから、どうか皆さん気を付けて、私から離れてください。
お願いだから巻き込まれないでください。
……思考伝播してると思われるでしょう。
でも、昔、統合失調しちゃった友達から「あなたの所為だと思う」と率直に言われて納得して、現在に至り、「人を巻き込むから」と言われたら、どうしようどうしようどうやって気を付けよう、何も書かない方が良いのかな? 何も書かなければ、何も訴えなければ、何もしなければ、息もせず消えて無くなってしまえば、毒も無くなるかな?



助けてと訴えた人がことごとく壊れていった過去。
助けてと訴えられない、喪失した私のこころ。でもこころは、在る。
痛むから分かる。苦しむから、毒を吐くから。


物を書いて、音楽を演奏して、何も伝わらなかったら、それは哀しい事。
でも、それが毒だったら。
毒だったら、私は何もしてはいけない。


幸せだった瞬間の思い出と暖かい布団にくるまって眠ろう。
眠れなくても、偽りの多幸感は、得られるのだから。
偽りだと、分かっていても。


2002年10月19日(土) 足したら嫌なこと

くしゃみとひゃっくり。油断してあくびもプラスされた過去を持つ。

かなりキツイ。


2002年10月18日(金) 膿に塩

傷口に塩を塗るという言葉があるけれど、丁度膿が出始めた頃合いに塩もみされたらどのくらい傷口は痛いと感じるんだろう。
それともまだ、血はダラダラと流し続けていて、去血状態に塩で傷口を押さえられた感じなんだろうか。
兎にも角にも痛すぎて、よく分からない。



私に巻き込まれた人から「その手の毒を持っている」と言われたので、なるべくの毒を排して今日の日記を書きます。


昨日「何で眠れないのー!」と怒ること10minuits(ディズミニュイ)。
『現代のエスプリ』を読んで、とある先生にプンスカピープンスカピー。
元気を出す。
怒りのパワーを有り難う!(『現代のエスプリ』424【音楽と癒し】より)S先生。私のこの怒りがバレたら今後の進路に関わるような気がしなくもないよ!
日が明ける頃より少し前には就寝し、目が覚めたのが8時半。
おお。
追加点1点逆転勝利!
爽やかに、勝ち誇るように目覚める。
ピロピロ、私の為にゆっくり抜き足差し足忍び足で家を出たのね。全く音に気が付かなかったもの、お姉さん。
布団から出て直ぐに気が付く真相。
「720円起きろー!!」
後期初の寝坊を果たすピロ。ピロは後期「寝坊したらみんなにジュース奢る」という途方もない宣言をしてしまった故、新しく目覚ましを購入してみたり、コンポのアラームの機能をフル稼働させたりと苦心していたが、とうとう寝坊してしまったらしい。
「うーん。お腹痛い〜」
そんな事を言って誤魔化していたが、メールを送らなかった時点で負けだったらしい。
姉は、「そうか……お腹、痛いんだ」と風邪の姉+腹痛の妹の為に生姜の入った中華粥作成。
姉、疲労で更にぐったり。妹回復。
熱は下がっていることだし、アルバイトに行く。
とか言ってますけど、どうせこのバイト、40度の熱があっても行きますよ。集団ハーマイオニー激烈可愛い(結局それかいな)。後ろから見たほっぺたラインが頬フェチにはたまらなく、日々成長していく子供達の様子が笑みをくれ、何よりも挙手の仕方が、あんたら集団ハーマイオニー。上の先生はハリポタを知らないので、ちょっとしたおやつ休憩なんぞにはすかさずハリポタの話で盛り上がるバイト。
いつかドアに向けて「アロホモラ〜」というギャグをかましてみよう。
そんなマニアなギャグ、分かってくれるのか幼稚園児(小学生も居るが)。
いやしかし、挙手の仕方って大切よ。
一生懸命に挙手している姿を見ていると「も〜う、敢えて当ててあげなーい」という気分になります。ておのれはスネイプか!?



終わった後、表参道のイッセイミヤケ前で待ち合わせ。
このド不景気の最中、epocaショップでケイタ マルヤマの茶のニット、レザーのスカート、白のニット、epocaのパンツをふんだくり。
それからタクシーで移動して高級中華料理店で上海蟹を主に食べまくり。


上の3行感情廃棄。
別に、上の行には何も無いんですけど。
通り道に。虎馬鹿さんがガツンと。
必死に目を背けても無駄な事ってあるもんですね。
上海蟹って無言で無心に入れるので救い。有り難う上海蟹。あなたが居なかったら私はトラウマシカさんが騒ぎ出して絶叫してた。



紹興酒でてろ〜んと酔って、タクシーチケットで帰ったら、妹が化粧水の瓶を割ってて、デロデロ触ってたら、最初は全然切れなくて、やっぱりそんなもんだよなーと思って色々触ってたら1つ切れ味良いのがあって「お?」と思っていたら妹に止められた。
こんなん、ためらい傷にもなんねーよ。もう傷口ふさがってんじゃん。
人間の治癒力って凄いな。
ガラスでちょいと触ったくらいじゃ何にもならない。


てことは、やっぱ痛い傷にはそれなりに理由があるんでしょうね。
嫌だ。
こんな汚い膿。


2002年10月17日(木) 怠い友達

「えーん最近やたらと早くに目が覚めて、健康な妹だけが得をして、私は死にそうなんですぅ」と医者に泣きつく。
ま、こんなに健気に嘆いた訳無いんですけど。メソメソ。
毎日2時間3時間しか寝て無くて、発作起こしても妹にシカトされ(というか妹の思考回路に、精神的なもので発作が起こるという概念に無い)白痴と罵っても「白痴の痴は、知性の知にやまいだれだバカー!」と怒鳴っても全く聞き入れてくれない妹。
救われてるわ…(意味不明)。
とりあえず、発作などの症状は諦めるとして、眠るだけはした方が良いとの判断で薬を変えてみることに。
こ、これ以上長時間系があったのか!? とドキドキする私。
でも昼なお眠たいヒ○○ミンは絶対イヤですと宣言。
一応仕事あんねんもん。これでも。



そして処方された薬を見てトキメキトキメキ。
名前が……。
直訳すると「怠い友達」?
いつも、トランキライザーの命名法の安直さには心ときめく。
まあ、単なるビタミンB12のくせに「メチコバール」とかアヤシサ満点の命名法も大好きだが。あの時はときめいた(難聴だったから余計あやしく見えた)。

夜も10時半くらいに飲み、11時就寝。
長時間ってことは、早く起きれないと困るからね!















……丑三つ時には起床しました。
午前1時には目が覚めたよ。
2時間ってどゆこと?
ねえ! どゆこと!?
教えてセーラームーン!
月に変わってお仕置きよ!


2002年10月16日(水) ガーゼー

ひきつづき風邪をひいてます。
葛根湯血液循環治療法の嘘つき(誰も薦めて無い)。
最近早期覚醒なので、妹に毎日のようにお弁当を作って朝食も作ってあげてます。弁当の量に文句つけるし。お前はオレの旦那か? 養ってくれるならいくらでも尽くすぞ。てゆかお前になんか惚れてなーい!(怒)
姉はヘレヘレだが、センシビリティの無い妹は
「毎日そーして(はあと)」と言う。
殺す気だな?
だから朝5時半に炊飯器が鳴るようにセットしてるんだな?
ご飯が炊けるまでに鳴る超音波寸前の高音が、聴覚過敏で高音域が一般人よりもよく聞こえると聴力検査で耳鼻科医に呆れられた私に対する目覚まし時計の変わりだな。
鬼悪魔。
無神経。
罵ったら
「あっし、無神経よ」
と断言されました。
姉、再び完敗。
「こ、このままじゃ死ぬ…」と嘆いたら
「死にやすい人じゃねぇ」と笑われた。


そんな妹の心臓の検査結果が今日出ました。
異常無し
良かったねぇ〜。
死ににくくて。
姉は付き添いで病院に行くは良いが、院内感染を狙う勢いで風邪の菌でもふりまいて来ようと思ったのに、案の定自分が更に具合悪くなっただけで終わる。
フッ。所詮、死にやすい人間よ、私は。


2002年10月15日(火) ヘロヘロヘロモンチャージ

朝早くに起きて声が出ない事が判明。
きゃふん。
とりあえず、声楽のレッスンの伴奏の方を断る電話を入れる。



その後、バレエ行ってきました。
ほら、風邪とか治すには血流良くした方が良いし!(変な言い訳)
葛根湯を飲んで汗をかいて運動すると治るって誰か言ってたし(健康体だな、きっと)。
なによりも、フェロモン枯れしている今日この頃のあたくしには、フェロモンチャージが必要と判断。
それが無いと死んじゃうよ…。


久しぶりにバレエに行く。
「痩せた?」という言葉の嵐を受ける。
ええまあ。筋肉という筋肉が無くなりましたので、さもしい体になりました。だからって
「誰か分からなかったわ〜、3、4キロってレベルじゃないでしょ?」という小母様の一言には
「そりゃないだろ」と思いましたが。何キロ痩せてんねん、私。
本人はあんまり変わってないつもりなんですけどね。

バレエの先生も風邪気味で、ちょっとフェロモンが無い!
枯れ気味のフェロモンを思う存分吸ってくる私。
美味。
先生、本来は濃厚なフェロモンの筈なのだが、ちょっと疲れすぎているのかヘロモン程度になっていた。
オ、オレにもっとフェロモンをくれぇぇええ(禁断症状)。
久しぶりのバレエはとってもとっても辛かったです。
何がって、トゥシューズで立つ為の筋肉が再び0に戻っていることかしら。
人一倍立てない私に逆戻りかよー。
面白いくらいによたる私。もうこれは千鳥足レベル。


終わってから学校の保健室に寄って、すかさずベッドに入って寝ました。
保健室の先生。
「ちょっと。随分痩せちゃって。寝なさい寝なさい」
なんか、今日は随分痩せたように言われましたが、一昨日より500グラム太ったのよ? 先生はもっと体重少なかった私とも会っているのよ?
洗礼を受ける日っていうのはきっと纏めて受けるようにできているのでしょう。
お言葉に甘えて寝たいだけ寝る。
挙げ句の果て、保健室でお話していた高校生に向かって
「しゃべりたいんだったらカウンセリングルーム空いてるからそっち行って」
とか叱りつける。
やなお局である。
隣で真剣に具合悪い人いたんだもん、体調が。
あたくしは心の調子が悪いので。
貴殿の楽しげな愚痴が聞こえてきますと、症状が悪化しそうで嫌ですわ。保健室で絶叫なんて真似したらもう学校来られなくなっちゃうじゃないの。
ホホホホ。


起床するなり突然保健室のお姉さんへ変貌し「その後どう? 良くなった?」などとすかさずアルバイトのように下級生の体調の心配などしている。
ニンニン(忍術で変身)。
全員まんまと騙される。
昔よく保健室に来てた坊やから
「お姉さんおいくつですか?」
というダイレクトな質問にきちんと答えてあげる。オレの変身ぶりは成功だな。
私はそういう質問オーケーだけど、まわり、息飲んでたよ?
デリカシーの無い男は、音楽家向きではなくってよ?


デリケート過ぎても生きていくのに辛いから、お体大切にーというかお心大切にーI島先生、という騒ぎに発展するのだが。


その後、そのデリカシーの無い男の子と
「ピアノ科の女は性格が悪い」という話をする。
……私、ピアノ科だって主張ちゃんとしましたけど。
デリカシーの無い人は、出世出来ないよ?


2002年10月11日(金) ウィルソーーーン!!!

『キャストアウェイ』を観ました。
うちの家で、例えばコンタクトを流してしまったりとかそういう出来事があると、
「ウィルソーーーン!!」と絶叫します。
ソはちょっとアの母音よりで。
上京したての妹が、そんなことを叫んでいたので何かと尋ねたところ、
「無人島に流された男の人が、ボールだけを友達に何年間も暮らしていたのに、いざ脱出っていうときに、ボールが流されてしまった時の叫び。そういう話。ボールの名前がウィルソン」という説明が帰ってきて、私の頭の中身パンク。
そんな中での今日の放映(WOWWOW)でした。
これはギャグとして観るのが一番楽しかろう。
4年間極限状態に居る人間の心理状態を深々考察してるよりも、友達ウィルソンと会話して(独り言)勝手に喧嘩して勝手に仲直りしてるところで、もう心爆発しそうに大爆笑。
ここで泣いてた人とかいたらごめんなさい。多分私映画館だったとしても耐えられません。いかんせん私、【ホラー(リング0)を観て笑う女】というレッテル貼られてるくらいだから。

最後のシーン(多分最大の山場)で再び大爆笑。海に流されゆくウィルソンを必死に助けようとするも、どんどん流されていくウィルソン。何故かステレオで吹き替えになっているので、日本語の
「ウィルソ……ウィル(がばごぼ)ウィルソ…(ごぼげば)」とかなってるところの、声優さんは一体どういう心情でこのシーンをやっているのか(2時間ほとんど台詞無し、息づかいか「ウィルソン」のみ)この「ごぼげべ」感はどうやってマイクの前で出しているのか、そんなことが気になってもやもやです。
最後、私をひっくり返したワンシーン。
流されてしまったウィルソンの事が切なくてたまらず、いかだの上で一人「おお・・・お! ウィルソン……」と嗚咽する大の男。


てゆか『キャストアウェイ』って、どこをどうしたい映画なのか分からないまま。
だって、最後まで観ずにウィルソンだけで満足して部屋を出たんだもん。


2002年10月10日(木) ハクチ

「日本語書ける?」
ピロピロに素朴に質問をぶつけてみました。人に向かって「妹日本語書けません」て言っちゃったんで、確認の為。
「いんや、書けん。でもコレステロールの構造式は書けるよ! 六角形と六角形と五角形でね、楽しいのっ♪」
夕食時の会話です。
2分笑いで沈んだ後、素直に
「あんたって、白痴だよね」と言ってみたところ。
「ハクチってなあに? それつおい? プゥウウ?」
今日のピロピロは一段とつおいなあ。
1分沈んでいたら
「ハクチって漢字で……きっと、博士の博に知性の知! ほらハクチじゃろ」
2分沈没。
「ねえ、お姉ちゃん今日から君の事をハクチって呼んでいいかなあ? ハクチー」
「はあいっ!(挙手)」
姉、完敗。
妹、「なんか、一応悪い意味じゃないかっていうことはお姉ちゃんの反応で分かるんじゃけど、あっしって、ポジティブ(自分に向かってはあと)」と呟いていた。
つおい、こいつ、つおすぎるよ……。



今日は、再び病院で倒れました。
・夜間外出禁止
・飲酒禁止

そして。
両者ドッキング、いわゆる飲み会
厳禁おおお、それってばさ、それってば。
ドクターストップていうことですよ。
今回はかかりつけ医のところで倒れたんで、無意味な検査とかされずに済み、無意味な検査料は一切払わず、病院に迷惑をかけただけだったのでひたすら謝るばかりなり。事情が全部分かっている分、即決でドクターストップ、私も「諾」で御座います。今年だけで2回だ。くぅ、もう何も言いたくない。

各方面に連絡をいれねば…。スーパー幹事部長に……(ヘレヘレ)。


2002年10月09日(水) 甘くてほろ苦

水曜日って、甘美でとても苦い。
レッスン目白押し! きゃふん。


午前5時くらいまで鬱とパニックの混ざったとってもデンジャーな状態で過ごしました。迂闊に家の近くに精神科単科病棟あるとダメだ。夜中に飛び出て
「すいません私自傷他害の恐れがあるので今すぐ保護室入れて下さい」と泣きつきたくなっちゃう。
よくこらえた。偉いぞ自分(褒めてくれる人がいないので仕方なく自分で自分を慰める)。


4時くらいに仕方なく追加した薬でなんとか眠りにつき、ごっつ薬ピキピキに効いている眠さにコーヒーをぶち込んで覚醒。むーん。ダウナーな睡眠薬とアッパーなカフェイン興奮剤って混ぜるとどうなるんですか? 実は吐き気とかしてきます。他の精神作用もある。
どわああああっと溢れるように短期間集中型練習を済ませてマッハで自転車を漕いで学校に行く。67円の消しゴムで一万円を崩す。ヤマハ銀座店(学校内)で。
「すいませんすいません両替目的でっ」
平謝りの様相を呈する私(レッスンの日は何事にも腰が低い)
「いいのよ〜買ってくれればお客様だもの〜」
余りの私の腰の低さに、最近ヤマハの店員さんが優しいでっす。
楽譜とか探してると怖いのになあ。なんでや〜?

前の人のレッスン、真面目な方ゆえとても長引いてしまう為、図書館に返すまでに読み切れなかった箱庭療法の本を読む。
……面白いじゃねえか、畜生。
どうしてこれを読む暇が無かったんだろう。悔しいわ。いつかもう一度借りなおそう。有名な本だし(←私の中だけかもしれない)。
半分くらい読み終えたところで自分のレッスンになってしまいました。
フハハハハハハハハ、と部屋に入るなり、意味不明に笑い出す。
1週間で、コンチェルト全楽章、暗譜した振りをしてみた(イタリアンコンチェルトですが)。
せんせー、実は私の手元には虎の巻が存在して、2楽章はそれを見ながら弾いていたから暗譜はしてないよ。でもどうして先生っていうのは虎の巻があると騙されるんだろうか。嬉しい。
次週は、妹の検査結果が出るのでお休みしたいのですが、あまり心配をおかけしてもいけないので
「次の曲は、大曲と、これの続きともう2個持ってきます。で、1週間でやろうとすると崩れるので、2週間後にお会いしましょう、アディオス!」
というノリでサラバしてきた。
ほら、先生もお休みする時間が必要でしょう?
最近生徒数が多すぎて把握しきれていない様子の先生。私を忘れると相当根に持つ事がいい加減分かってきてくれたようで、スケジュールをちゃんと言うようになりましたが。
追いコン忘れたら一生根に持つ……(怨)。

レッスン終わって一瞬の休む暇無く、次の声楽のレッスンの合わせに向けて部屋争奪戦を開始。無理矢理短大に入り込んで、荷物のある部屋で練習していた。途中、荷物を置いた張本人が入ってきたが、「まあビックリ私達が練習しているのに入ってくるなんて!」という表情をして追い出した。そのくらいテンパりな私の精神状態。だって……だって難しいんですもん。
友人にイタリア旅行の写真を見せてもらって「わーわー」と騒いでいたら、あっという間にレッスンの時間じゃねぇかー。
部屋の前で待機しつつ、のぞき見。
いやん先生今日は柄シャツ。かわうい〜。
ヒゲはえたちょっとヘタレ(歌はうまいんだけど、精神的によく疲れているのでヘタレに分類しました、ごめんよ先生)でかわうく、そして何より声が良い。
タイプです。
夏休み明け最初のレッスンなので、発声がおかしい。
分かってるんだ、鼻歌とか、KOKIAとか歌ってると微妙に違うところに声が入っていくことが。でも自力で直せないんだー!!
今日は「胸骨開けて」と言われました。肋骨閉めたり胸骨開けたり、人体の神秘をかいま見る瞬間です。口は大口をまっすぐに開けるのね。
で、後ろの方に向かって歌うの。どっち!? どっちよ〜!
色々注意する時に、
「触っていいかな?」
と聞かれました。別にレッスンの最中に触られて「イヤッ!」とか思うような年では無いんですけどね。私。
やっぱり最近は学校内がセクハラセクハラで五月蠅いので、過敏にならざるをえないようです。
それよか、先生のお腹(みぞおちのあたり)の筋肉の保ち方を伝授してもらう時に、触らせてもらったのですが。
人生のポリシーを守る上で最大の危機を迎えるくらいの動揺が走りました。
せんせー、触り心地良すぎますよ……(ホロリ)。心の中は確実に逆セクハラ。ぷにぷに感がたまらない……ぷに、ぷにってしてるんだけど、決して嫌な太さとか堅さではなく、なんとも触り心地の良い柔らかさ。
今まで頑なに細め細腰をポリシーにしてきた私を、打ち砕こうかという瞬間でした。
あの感触が忘れられない。
「おおおっ!」と筋肉に感動する振りをして、長々と触ってしまいました。
もち、オヤジスキーの私に年齢制限は無いので、ジャストミートといっても過言ではなし。
その後、鬼のように難しい曲に対して筋肉を保って歌おうとしていたら、側筋の辺が攣りました。普段使ってない筋肉だったからでしょうか。ちょっと心の中で大爆笑しながら歌いきりました。

レッスン終わった後、myラバー助教授(何人目だ)に会い、軽い雑談をすることに成功。
うわああああああああん(歓喜の涙)
やっぱりス・テ・キじゃよー。
オヤジスキーにはやっぱり甘い一日です。レッスンがとても苦い。
「夏休み、どこに行った?」な〜んて他愛の無い会話が猛烈メロンメロンにさせるの。
罪な人。
そして「元気じゃない…」という呟きが、私の心をズッキューンとさせるのです。
美、美味過ぎ……。


浸る暇無く、明日で「貸し出し停止」になる寸前で本を返しに行きました。この辺から記憶が……。上にのぼって新しく借りる気力も体力も無かったです。いかんせん声楽のレッスンで筋肉攣ったし。ピアノのレッスンで脳みその海馬と視床下部使い果たした感じしたし。枯れ果て。
ヘレヘレで家に帰って、適当に片づけ済ませて、思わず眠さの余り(薬の残り香っぽかった)ふとうたた寝。
「ヒョウジケンガイ」からの電話に出てみると、ベルリンからパソコンが壊れた〜という泣きつきの電話が。
正確に言ったらどうもパソコンじゃなくてインターネットの接続がうまくいかないらしいんですが。
win用語並べられても分からないし!(蒼生さんに泣きついた)
そもそも現物が目の前に無いからどんなエラーか分からないし。
そして、終わったーと一息つこうとしていたら、ピロピロから
「サイコドクター!」という叫びのようなメールが届きました。
サイコドクターがどうした。どうして欲しいんだ。
よく分からないけど、とりあえず見てみることに。


感想:西村雅彦サイッコー!! これからもこの人を目標に見る。

サイコドクターは、原作が漫画ということで「それ間違い間違い」という設定が多々あってツッコミ過ぎて妹を怒らせてしまった。
精神科医はカウチで退行催眠をやりません(基本的には、ですが)。ちなみに、素人は危険なので絶対にやらないでね!☆(←やらねえよ) そんなフロイト派なことは、カウンセリングの分野なんじゃないだろうか。もしも精神科医でやるとしたら、まず医学部を卒業して医師免許を取った後しばらく研修医期間があるので精神分析を学んでいる暇などどこにも無くひたすら馬車馬のように回転した後、やっと本業につけるか!? 職につかねば! と思った頃にはすでに30です。それから精神分析を本格的にやろうと思ったら多分留学でもしないと無理なので、医者と両立しながらとなるとかなり苦しい。設定年齢いくつだ!?
そもそも、精神科医って……そんな名刺あり!?(心で爆笑)
余りにもツッコミ所満載だったのですが、竹ノ内豊のかっこよさと声の良さでカバーです。できるなら白衣を着てくれ!(白衣フェチ)


2002年10月08日(火) ギブアップ寸前

人生にギブアップしそうです。
危険だ。



ざよーならー。


2002年10月07日(月) 悪夢のエキシビジョン

HPを少しだけ改装しようと思って、深夜遅くに開始して、あと少しで終了というところで、フリーズ。
いやん。今時そんな古典的なギャグはよして。
楽しい気分になどなれず、ぼーっとして、気が付くと朝。
仕方が無いので無心にニンジンの千切りをして、妹の為に「ウマサラダ(という名前をつけた)」を作ったり、朝ご飯の準備をしていた。


目撃者証言
「お姉ちゃん布団の【上】で寝とって、あっしが起きたら起きあがったんよ。そんで「朝ご飯作ってくれて有り難う」って言ったら「…ああ」って言ってた」
……言われ損だ! 覚えてない! ショーック。
確実に妹は「言い損だ!」と思っていること間違いなし。
どうも最近記憶が飛びやすいなあ。なんでやろ。



昼に、どんがばちょ、と目が覚めたら胃が猛烈痛かった。
夢を見たんだ、怖い夢。
大過去と近過去の悪い部分の濃厚に嫌な部分だけをない交ぜにして「これでもかこれでもか」と見せてくれるような。悪夢だけを取り出した華やかなるエキシビジョン。
人生終わる時走馬燈のように駆けめぐるっていうけど、あれに近いのかね。
いっそ全部夢であってくれたら良かったのに。
両方消したくても消せない過去で、あがくからこそ記憶も抜けるのだろう。
しかし、夢見が悪くて鬱状態が激しいことに気が付くまでに5時間くらいかかった。
激しく時間の無駄だ。
どんなに辛くても、24時間体勢でやらなければいけないことが山積みになっているというのはある意味救いになる。
考えれば考えるほどどうしようもないことの方が世の中多いから。



うー。吐き気がするー。
頭ガンガンするー。


2002年10月06日(日) 不穏

日曜日、日付が変わる頃、毎週欠かさずしでかす大間違いがある。
それは【しをんのしおり】が更新されて無い! と大騒ぎして更新ボタンを押しまくって「しをんさ〜ん〆切守ってくださいよ!」と間違った〆切なのに作家を責めてしまうことである。
大罪。
作家に向かって「〆切」という単語をむやみに乱発してはいけません。
例え届かない場所からであっても。



最近、通院クリニックの場所が変わりました。
大した理由がある訳でもなく、単にかかりつけ医が勤務場所変わったから私も通院先変わっただけなんですけど。
今まで通っていた場所は、あらゆる開業医院の吹きだまりのような場所で、必然的に処方箋薬局も色んな薬が置いてあった訳で、そうすると「頓服」の薬も「頭痛」とか、あっても「不眠」や「発作」くらいまでだったのですが。
今回の処方箋薬局はちょっとお茶目。そしてポップ。
シールでお薬表くれるあたりが、マニアの心をそそります。
現在、何処に貼ろうかとっても迷っている私ですが、そんな私の目を釘付けにしてしまったもの。
それは頓服用の薬のところに書かれた文字でした。
最初は
・痛む時
・熱の出た時
・医者の指示通り
・不眠時
などだったのですが、最後の2行
・不穏時
・便秘時
……不穏な時に飲む薬。
不穏。不穏。
頭の中がふぉんふぉんしてきました。便秘はこの際置いておく(何故下痢が無いのかとかサ)。
軽く辞書で引いてみたところ、
不穏とは「おだやかでないこと、険悪」という意味に近いのだそうです。
ピロピロが勘違いしていた狭心症の薬(心を広くする薬)のようなものなのでしょうか。穏やかではない状態を、たちどころに穏やかにしてしまう薬。「穏やかでは無いっ!」と感じたなら直ぐにこの薬を飲めば、ほ〜ら平穏。
嗚呼、欲しい……。
しかし自分がそこにチェック入れられるようになったら既にその時点で不穏なんだよな…と思うとちと切ない。でも欲しい。この心の葛藤をどうすれば良いの〜。




昼起きて、どうしようもなく暗い曲をかけて、家事炊事掃除洗濯を済ませる。
それから異様にまで爽やかな曲を練習。
このギャップがたまらねー!(爽快)
手が痺れてきてもこの高いテンションを揺らす感じがとても楽しいです。
1日で、躁と鬱を楽しめるんですよ。お得です。お買い得です誰か要りませんか?(結局は要らないらしい)



日曜日、必ずしをんのしおりは間違えるくせに、必ず忘れてきた大河ドラマ、成政切腹の回、副題、山口裕一郎佐々成政切腹記念ダイジェスト版はしっかり観ました。
満腹じゃ。久々にフェロモン浴びたぞ。ちょっと上滑りな若い頃の芝居とか私を爆笑させてやまなかったし、妙に歌のうまい夫婦(大河ドラマでは東宝と宝塚の人にはむやみに歌わせる性癖がある)も堪能したし、後半髭が生えてきた頃の裕一郎はもおう、私のオヤジスキー魂ずっきゅん射止めてやみませんでした。あんたみたいな濃厚なフェロモンの良い声のトートだったら私は確実に最初の方で黄泉の世界に行っている……。てゆかむしろ連れてけー!
山口裕一郎は44才もしくは45才、独身です。お買い得ですヨー。
好きな物はかき氷など甘い物。お酒は飲みません。
お買い得ですヨー。
……版権が宝塚に戻ってしまい、もう山口トートが拝めないのかと思うと、切なくて胸キュンです。フェーローモーーーーーーーン!!!


日曜日のシメは、クラシック番組(NHK教育)。オケを見るのがとても好きな私は、ベルリンフィルとその指揮者(あんなにツボってたのに早速名前を忘れた)に釘付けです。ピクニックコンサート、何か暗い物を背負った風な顔のドイツ人達がとても陽気にはしゃぐ風景もとても心和むような。花火振り回しすぎて火事にならないかとても心配なような。
ちょっと粗忽な感じもするベルリンフィルもけっこう好き。
ウィーンフィルの方が、笑いのツボが多いのだが。
今、ウィーンフィルの放映ってやってないのかなあ。
あと、草津の音楽祭終わった後のコンサートとかもやってほしーよーNHK。
出来るなら、ブリッツィ(オルガニスト)の模様を!
見たい見たいんだ! あの見事なザビエルハゲが1年でどのくらい進行したのかを!!
だって今年は体調悪すぎて療養にも行けなかったんですもの。
せめて、リアルタイムで無くても良いから……あの見事なザビエ…じゃなくて、あの見事なオルガンの演奏を!!


2002年10月05日(土) 喪失

夕方、言葉を発することが出来ない状態で、必死に起床。
頭の中に言葉が無い。
「なんだかよく分からない」
それすらも浮かんでこないのである。
歩いていて倒れて、妹に起こされたりしたが、言葉無しの世界。
妹が「はいこれ、うずうずパン」とパンを渡してくれたので、白痴のようにパンを剥がして乾いた感触を味わいつつ、部屋が散らかっていたのでずっとずっと片づけていた。
そうか。昨日、家にたくさん人が来ていたから、こんなに散らかっているのか。
たまに、静止画像で浮かんでくるが、自分が何をしたのか全く覚えていない。
これがもしも男女交ぜた集まりだったら最悪だな…、でもレズ乱交パーティだったらしいし……何をしたか(されたか、ではないのだ、あはは)定かでないあたりが不安ではあるが、言葉が無い身には為す術が無いので、黙って片づけを済ませる。それから晩ご飯の準備をして、ピアノを触っていたら、段々と言葉が復活してきた。
「ご飯できたよー」
やっと、夜に言葉を発しました。
4時間以上は無の世界におりました。



不安に駆られることが一つ、昔からあります。
別に自分自身のことでは無くて、ピロピロのこと。
ここまで白痴に追い込んだのは私の所為なのでは無いか、と。
正直、私の精神は異常です。必死にまともな振りしようとしてるけれど、結局それは無理だろう。まともな振りが出来なくなったら困るなあ。
子供の頃からヒステリー体質だった私は、ストレスが溜まりまくっていた思春期の頃は妹に発散することくらいしかなかったのでよく当たり散らしてました。私の狂気は既にこの頃から始まっていて高校で炸裂しはじめたのですが(私の手元には無いどこかに証拠があるらしい。ドキドキだ)、私の狂いっぷりたるや、周りの親しい愛しい人たちを全て巻き込むようなものだったらしく、見渡せば周りが荒野でした。
妹の白痴も、私をかわす一つの手段として、本能で身につけられたものなのだとしたら私に責任があるのではないか、と常々痛々しく苦々しく思っています。
だからもう、私は、私の中にあった出来事を、この世で3人の人間にしかうち明けないことに決めたし、ピロピロにはなるべく当たりたくないと思っているのに、悲しいかな、一緒に暮らしているっていうのはどうしても……。
でも、救われるのは、流石白痴、私がもの凄く悶々していても「みずー!! 水飲みたいー!! 開けてくれえ!」とドアを叩き叫んで私の悶々思考をぶち破ることです。
救われてるんでしょうかね。
白痴美。




ところで「本日の一言」のところに妖怪1人載せておきました。あ、正確にいうと2人か。
うち一人が音楽界3大妖怪(というか私がついた妖怪のうちの1人)。


2002年10月04日(金) やっぱりママの言いつけを聞いておくべきだったのかしら?

昨晩疲れて寝入ってしまった為、朝はきちんと早くに起きる。
最近再び熱を計るようにしてみたら(3日くらいじゃん)またしても37度越える勢いで、朝の時点ではギリギリ大丈夫。
妹を起こして、部屋の片づけをはじめて全てが途中の状態で、猛烈な頭痛に襲われてきた。
なんかやな感じだなあ、と思いつつ熱を計ると37度越えていた。
今日はお仕事あるので微熱程度じゃ休めないけど痛み止めは胃痛が激しくて動けなくなる可能性があるからとりあえず寝るー、と昼寝決行。



気持ちの悪い得体の知れない汗をかいて目が覚めて、慌てて用意をして、ふと家を振り返ると。
・洗濯機の前に、エマ○ルをしようと思って倒れてしまった為エマ○ルの海が。
・洗い物をしようとして途中止めになってしまった為、妙に山積み。
・洗濯機を回してから干す暇無く眠ってしまった為、最悪の事態(ナマの洗濯物のまま放置したら臭くなるのでイヤンです)。
ひょへー。あたしとしたことがピロピロに平謝りの事態だわ〜と思いつつお仕事にでかけました。



……はあ、やっぱり昨日、お医者様に止められていたのに、お外にお出かけしてしまったのがよくなかったのかしら? でも、昨日は楽しかった。きっと一生の思い出になるわ。いやね、ママ、そんなつもりで行ったんじゃないのよ、私にはまだまだやりたいことだってたくさんあるもの。この熱だって、直ぐに下がるわ。さあ、お医者様にもらった薬を飲みましょう。はやく元気になって、ママを安心させてあげたいわ。…いやだママったら。直ぐに泣くんですもの……泣かないで、ね?(以上虚構)


帰宅する前によれよれのお姉さんはパン屋でぐるぐるパンを買う。5個のぐるぐる。本当はちゃんとしゃれた名前がある筈だが、まるで私の頭の中のように盆の上には5つのぐるぐるがあった。ぐるぐるパン。

電車の中、虚ろになった私の前に、突然高間さんが現れました。
びびびびっくらこいた〜。アルバイトにつきゲロダサい格好で「音楽教室お姉さん」的になっていた私は自分を激しくなじった。しかもあと一駅しか無かったからアワアワしただけで何も話せなかったね……。
むひーん。次にあったら拉致しよー♪



ケーキを買って(ママの気分だな)帰宅。
今日は、妹がレズ乱交パーティを開くのだ(ヲイ)。というか女子大で友達呼んで広島風お好み焼きパーティを開くとか言っていたが、一番お気に入りの子とでれでれしてるだけなので、既に乱交パーティ。
そして既に死体寸前になりながらも頑張って乱交パーティに参入しようとする姉。
途中、本当に頭痛薬を飲みました。嫌いなのに〜(もっきゅもっきゅ)。
痛みは消えてもダルさは抜けない、というわけで脱落……ちきしょう。


2002年10月03日(木) 「帰るか……あの海へ」(注:初小田原初太平洋です)

3時間弱の睡眠。
理由はロンドンとチャット。
正直最後の方何言ってたか全く記憶に無いです。今日からお姫様がミラノに旅立つので、姫はとっても情緒不安定。例え私が「退室中」と表示していても「はろー。あ、退室中か。それでね、今日はロンドンのちょっと北側の……」と延々と続いていたのでした。はわわ。メッセンジャーが怖い……。
ちょっとでも雑用をしてようものなら
「もしもし?」
とか
「他の人とチャットしてるの!?」
と怒られます。ヤキモチ焼きなのね、お姫様は。
不眠の拷問にかけられてるのか、私は。
でも「あのー、起床時間まであと3時間切ってるんですけど」と打つと
「寝なさい」と返ってきた。
はーい、眠らせてくださーい。お願いしますぜー。



凄く眠たい状態で起床したにも関わらず、テンションは高いところを保持したままで動く私。
そりゃそうだ。
今日は「アルバイト終了記念、小田原プチ旅行地取りの旅」であるのだから、朝も早くからミラージュを取り出してゲヘゲヘと喜び「ここに行くのね〜」とウキウキモード全開なのである。洗濯物もはかどるべや。
本当は芦ノ湖にも行きたかったが、時間の都合と「どこまでブルーか」という不可思議なところで深々と悩み、結論を出し、今回は小田原止まりで。
もうどうしようもなく凹んだら芦ノ湖まで行ってきます。時と場合により沈んできます。今日はまだ大丈夫よ!(ヘロンヘロン)


さて、小田急小田原線で小田原駅に(小田小田しつこい)着き、ジルスチュアート10センチ(11センチ?)ヒールで適当に城に向かって闊歩する私。意気揚々とはこのことをさすが、だがしかし「確か昔新幹線で0.01秒小田原城を見た時、山にあった。そして矢印もこっち方面をさしていた」程度の勘だけをたよりに(あと、観光客っぽい人が歩く、土産通りを見て)歩く。これで失敗したらとても足が疲労するだろう。で靴も傷む。
何故か無事小田原城近辺まで辿り着いたらしい。
だがここで、一昨日の台風の影響か、微妙に土の道がぬかるみ枝がたくさん落ちている道を歩くことに。
「おおっ? うおぅ!」と一人で叫びながら下を向いて歩くので、天守閣が見えない。脇目もふらず足下だけを見て城の門を目指す。何故かインターホンがつく城跡門跡。なんじゃこりゃ?
気にせず天守閣を目指しつつ、きょろきょろとし始める。
常磐木門が良い雰囲気で御座いました。まるで大河ドラマのセットのよう。
はぁ〜兄上〜帰りたいよ〜。
てか、6巻で兄上とここに連れてこられたんだよねー、まだ記憶あやふやな高耶さん、てば。
小さい頃の三郎もやっぱりこの辺で兄上とじゃれたりしてたのかちら? 
妄想もやもや膨らまして門を潜ると、何かが騒がしい。
「カァ〜」とか「キィ〜」とか「クゥワ〜キョワ〜」とか何かあやしく五月蠅い。
「兄上…五月蠅いよ」
あがってびっくり。
何故本丸に象が!?
象がいるんですけど!!(心で絶叫)
象は無いだろう象は! 何これ、なんなの。私の浸っている気分を台無しにしやがって。でも象に罪は無い。象をつれてきた思考回路を持っているヤツが大罪!
逃げるように天守閣を目指す。(どうやら覇者の魔境前編でも象は無視されたっぽい)
当たり前、天守閣って上の方にあるのでここからが私にとって再び拷問がはじまる。しかも普段ならガッツガッツヒール痛めながら登るのだが、割と登山目的以外の旅なら平気でヒールを履いてしまう私なので、階段登る時も必死で普通の階段以上に気を遣う。
入場料を払って天守閣内へ入る。割と城の中の展示物が大好きな私。関東の城ははじめてだったのでウキウキ。
しかし1回は豊臣とかだったので「ぷいっ」と横を向いてしまうことがしばしば。俺は天下人の中で豊臣秀吉が一番嫌いなんだー(小学校の頃から)。
嗚呼、そうよね所詮北条は滅ぼされた身……と私までがちょっとしょっぱい気分になってしまったところで「2階、戦国時代など」と書いてあるのを発見。「早く言えよ」と口に出してツッコんで意気揚々と階段をのぼる。人間気合いがあれば階段あがるのも案外平気であることが判明。この時点、まだ下るということを忘れている。
ここで思考回路ふっとびまくして遊ぶ私。武田北条攻めとか上杉北条攻めあたりで「嗚呼、人質〜」とか「おお!三国峠だ!」とか妙なところで立ってずっと回想にふける。明らかにおかしなことを考えている時は、なるべくおとなしくすらりと立つことを心がけましょう。幻庵という文字を見たからと言って「私に進むべき道を教えて下さい!」などと取り縋ってはいけません。あくまでも、心の中だけでね!☆ そう。氏政兄の肖像を見て石を投げてもいけないし、勝手に氏康父の肖像を見て「龍……」とか呟くのも不可。無言で佇む! 暴走は心の中だけ。淡々と妄想にふけりましょう。天守閣の、窓から見える相模の海もまた美味。
……すいません、日記書きながらミラージュ読みふけってしまい、再びトリップ。
はい、ただいま帰ってきました。戦国時代をひたすら堪能する私。小田原城の豊臣攻めって、能にもなったんですね。氏政兄の能面を見て「……妙に感情がある〜兄上、どうしてそんなに苦悩してるの? やっぱり攻められるから?」能面に向かって問う私。政兄の能面を上下左右から見ようとしている時点で挙動不審人物なのだが、どうやら平日の昼下がりにはあんまり「このねーちゃんはアヤシイ」という人物が私の他には誰一人おらず(てことは私が一番アヤシイ)自由行動が取れました。
氏康父の直筆の文字は、割と穏やかでおおらかな文字なのに、氏政の文字は神経質ですっごい頑固一徹なのねー(の割にちょっと揺れている、微妙な性格だ)。で、氏直(政の息子)の文字は、父親の文字をちょっと甘やかしたような文字。とか文字にまで勝手に解釈を加えるあたりが重症……。
さて、見終えたところでガッツガッツ最上階までレッツゴー。
4階には展望台が御座いましてよ、奥様!
天守閣の窓からっていうのも、「普段こういう風景を見てたのかねぇ」と思ってそれもまた美味であるが、氏照兄上が高耶さんを連れてガッツガッツのぼったのも最上階の展望台の海で御座います。アタッシュケースは持ってないのでこの際気分は高耶さんで(一人で来ておいて何を言う)。
ひたすらここで佇みつつ休憩をとる。小田原の海を眺めて。
この辺で、けっこう色んな人が小田原城の天守閣を見に来ているんだなーと思う。子供連れとか、大学生っぽい人(もやし)とか、おじいさんとかおじさんとか。平日なのに……(おじさん)。
けっこう長い間小田原城天守閣からの風景を四方から眺めて、恐怖の階段下りを終わらせる。
再び常磐木門に辿りつき、石畳嫌だようと泣きながらおりているところあたりから、変な人物発見。
……平日からアタッシュケースっぽい(アタッシュケースではない)大きめなサラリーマンバックを持って、ちょっと不思議なオーラを発しつつ歩くスーツのおじさん。
ちょっと疲れたのでベンチに座って、きょろっと周りを見渡すと何故か初老の女性が漫画を読んでいた。
不思議な風景じゃのう、反対側には象さんよ、と思いつつ漫画を凝視してみると。
それは『夜叉衆同盟』(ミラージュの同人アンソロジー)であった、メイビー。高坂っぽい人がいたから勝手に決めちゃうよ、夜叉衆同盟。てゆかそれはあなたの所有物なの!? それとも娘の品を勝手に見ているの!? ああ、ダメここはミラクルワールド、というよりむしろ象さんがいる時点でパラレル……。
思考回路よれよれになりつつ「小田原城歴史見聞館」というお茶目で安っぽそうな資料館に行くヨーと思ったら、再び例のあやしいおじさん発見。
お互い、妙に気まずい……(階段おりてる時に目があって、相手は「この子、なんで歩きにくそうな格好でこんなところにこんな時間から来ているんだ、しかも階段おりるの必死だぞ」という視線をいただいた)。
疲れたので、北条氏政兄による小田原城の堅固さについて語ってもらいながら(照兄、やっぱり弟だけあってこういう時出番が無い)、映像の上映を待つ。飽きたので席を変えて、「風魔」の単語に釣られて更に安っぽい紙芝居を見たら、上杉の小田原攻めの時、風魔は道化のおちゃらかしの振りをして上杉を油断させたらしい。
……何をやってんの、忍びの風魔……。
頭領の考えていることに疑問を抱く。


さて、映像で楽しむ北条の豊臣攻め(豊臣ってところが楽しくない)結構凝っている。
幕が張られていて映像で説明などをした後、幕の後ろから光を照らすと今度は人形の北条の5人。氏直を真ん中に、横に政と照。でも人形だからもの凄く集中してないと誰がしゃべってんのかいまさん分からない不思議な。
と思いつつふと横を見る。
人気が少ない「小田原城歴史見聞館」には、この上映の回には私と、例のあやしいおじさん(お互いにあやしいと思い合っていること間違いなし)しか居なかった。スーツのおじさん、靴下とか直してて、あんたしっかり上映はじまりまでごっつ待ってたくせにその集中力の無さはなに!? とお茶目な一面も見せている。てゆか私だってそんなおじさんの姿に横目でしっかり集中して見てるんだから人の事は言えた義理ではない。というわけでここにとてもあやしい空間発生。10分で終わるんだけどさ。すっごいあやしかった。
何故か上映が終わると一目散に退散するおじさん。
彼に何があったのだ!?
気になるがあとを追うような阿呆な真似はせず、興味もない江戸時代の等身大模型をひょっこり覗いて、北条の「虎朱印」をぽんと押してから退場。



すると、出口のベンチでノートパソコンを開いて一心不乱に何かをしている先程のおじさんを発見!!
あんたホント何者!?
あっちも流石に「ヤバイ」という表情をしておった……。
もしやお互い「換生者」だと警戒しているのか!?
……いいえ、私は換生者ではありません(笑)。もう思考回路麻痺してくるよ……おじさん……あんたホントあやしすぎるって……。もうちょっと行動慎んでよー、こっちの妄想が暴走しすぎておかしくなるでしょー(責任転嫁)。


さて、次の目的地は御幸が浜。
海です。
太平洋をゆっくり見たい!
そして再び適当に「こっちが海っぽい」くらいの勘で歩く。
バイパスを見て、下にちょっとおりたら本当にそこには突然太平洋が広がっていた。
さ、相模の海!!(感無量)
そこで1時間はゆっくり相模の海でぼーっとする。
それから、柚さんに「今小田原なんですけど、墓ってどこ?」と尋ねると「お城と反対側」と帰ってきたので、墓参りは断念して再び海辺で考え事にふける。色々考えたいことがある最近のあたくしの人生ですが、まあそんなことはどうでもいいやねぇ。ふぅ。
人気がどこにも無くなったところで、持参していた(ヲイ)6巻を取り出して「うおおお、ホントにバイパスの下で照兄と高耶さんが! てことはここだね」とはしゃぐ。夕日が、夕日が眩しいぜー!
その後もいざ帰ろうとしても足が動かない(ヒールが砂に埋まっている)のでしゃがみ込んで、太平洋を堪能しつつ、賽の河原ごっことか(石があったのでついつい)「もう、帰れない、相模の海……」と謎の場所にトリップしたりと色んなごっこを一人で繰り広げる。長男長女、一人っ子は一人遊びがとても上手!☆ミ
夕日がきらきら海を照らし、本格的にトリップしそうになってきたが、バイパスのテールランプが光る頃までトリップしていると家で腹を空かせたピロん坊が泣くので、へろへろになりながら帰路。勿論電車の中ではテンション低く寝ていたが、小田急線よ、人が乗る場所あたりから何故あんなに社内を冷やす……。凍え死ぬかと思ったぞ。
「寒い…寒いわ……」というわけでまた誰か新しい人物に乗っ取られる私。



帰って寝て起きてご飯尋常でなく食べて(久しぶりに食べた〜)また爆睡した。


楽しかった……。また行こうっと。


2002年10月02日(水) 学校はネタの宝庫

ギャースギャース。
知らぬ存ぜぬを通していてもいつかやってくるレッスン。
今年もテンパってやらかしました。
【真夜中の電話】
いや、先生は眠っていたので奥さんが出られたのですが。
ホント、本当に申し訳ない……。錯乱すると自分何してるのか自分でも止められない。躁状態?
「いや、明日行きます」
それが言いたかったらしい。そんなので人の安眠妨害されたりしたら私だったら絶縁かもな、あああああああああ(深々と沈む)。


夏休みはだいたい死ぬものと私の相場が決まっているので、死にあがりって感じで。
妹に巻き込まれて朝目が覚めてしまいました。
「うわあ嫌だよお嫌だよおこんな時間に目が覚めたらレッスン前に眠くて寝坊しちゃうんだよお」
「寝んちゃいっ!寝んちゃいっ!(汗)」
妹は激しく動揺していましたが、既に興奮期に入っているので起床してうろうろ徘徊をはじめました。
起きて、洗濯して掃除して、非常に気持ちが良い。天気が良い日に掃除機をかけると、汚れが取れていくのがよく見えていいよね!

そうじゃなくて。そうじゃないでしょ。ええ。ノリノリで鼻歌歌いながら掃除したって現実から逃れられる訳じゃないのよ。
といいつつうだうだ現実逃避をして、それから昼過ぎ学校到着。
マリモちゃん(仮名)と仲良くして、携帯の電話番号貰って(ニヤリ)声楽の先生にご挨拶に行き、格好いい声フェロモンをちょっと貰って(少ししか話せん!)から、しょぼんと座ってレッスン待ち。
うおおおお。マリモちゃん。私にもあなたの腹の痛みが遷ってきたよお。
マリモちゃんは私が大学4年の時の先生の生徒なのだ。実は同じくらいの時間帯にレッスンがあった為、二人して会話になってるんだかなってないんだか、なってない率7割くらいの会話を交わして退散。
一人座っていると、テンションが落ちてくる。
「ああ、世の中これだけみんなが頑張っていて、みんな弾けてて、どうして私だけ弾けないの?(←出来れば松浦あやや口調で)…それは私が悪いのね、きっと。はあ。隣の部屋の人とか『うっわー、こいつ夏休み何やってたんだよー』とか思うんだー。はー、せつない」
気分が最低潮を迎えたところで我がレッスン。
胃が痛かったです。ハイ。
てゆか最後まで集中力持たない私ってかっこわるい……5回死ね。



終わってから保健室に行く。
矢張り阿呆なうちの学校、昨日の台風の日、強風域の中高校生を追い出し、暴風域の中大学生を含む全ての学内の人間を追い出したらしい。何年やったら懲りてくれるんだ、台風の中の追い出し。けが人出てからじゃ遅いんだぞー!!
そして、保健室情報にて、手首の名医が今度高校生の為の講演会をするらしく、潜り込む方向で検討中。
私が高校生の時はそんな格好いいオジサマが講演会してくれることなんかなかった! ずるいずるい!!(じったんばったんじったんばったん)
「ねえ、やふーってどうやっていくの!?」レベルの保健室の先生に、丁寧に検索をしてから、お留守番をしつつソリティア。
ああ、レッスン後の放心。
保健室警報によると風邪が流行ってます、皆さん気を付けましょう。
ボケーとヤフーを見ていると、ニュースの項目に、
「男に痴漢で19人が逮捕」というニュースが目に飛び込んできました。
ぬお? とクリックしたい衝動を必死に押さえてから、平常心でソリティア。


帰宅前にまたしても大量に買い出しをして、ちんたら家に帰って
「うわあい、外干しの洗濯物はやっぱり気持ちが良いね!」
と取り込んでから窓を開けっ放しにしていたら、カメムシだかカナブンだかが部屋に入ってきた。
スクランブルスクランブル。
総員、武装体勢に入れ。
まず部屋からのあぶり出しの為にどこでも○ープを出してしばらく様子を見る。しばらくは音沙汰が無いが、苦しそうに電気の周りを回転しはじめたあたりで、スプレーを持ち配置につけ!
数度回転をする頃には体力が無くなっている虫に向けて、
モーツァルトの『もう飛ぶまいぞ、この蝶』とか考えながら、容赦なしに虫に向かって噴射!☆
徹底的に噴射して動かなくなったところで、再びスクランブルを解く。
最終段階まで、待避した位置のまま。ベッドの上に落ちられちゃ、リラックスが出来ないというもの。
小一時間、ベッドの足付近に緑の塊発見。
「ふぅ、いやあね、まったく」とティッシュで包んで捨てる。
虫に継ぐ。
我が家に入ったのを不運に思え。


任務、完了(ポチッとな)。
仮眠。


2002年10月01日(火) 神経熱

私は、神経熱という響きがとても好きです。
『最後の一葉』の可憐な主人公のように儚げで切ないイメージがあるのです。
「ああ、今日も神経熱が出てしまったみたいで、あの子ったら一緒に遊べないなんて言うの。ごめんなさいね」
優しいママンが重たいドアを開いて、遊ぼうと誘いに来た友達を申し訳なく断ってしまうような雰囲気。そして「あたしも、木苺摘み一緒に行きたかったな」と2階の窓のレースのカーテンの隙間から、しょんぼり帰っていく友達を見る。
神経熱。
イメージはそんな感じだが、実は自分がしょっちゅうなるんだとなれば話は別で、再び頭痛が酷いので勘弁して欲しい。
しかも原因は「妹の部屋が散らかりすぎてヒステリー、キィ!」であるのだから可愛げ無いどころか小姑である。
ヤダヤダ。


今日も朝方まで何かしら作業してました。
もう、地元の商店街のスタンプシールをマメに貼っていって最後パズル状態に組み合わせて貼ってみたりとか、牛乳パックを丁寧にちょきんちょきんと切って資源ゴミに出せるようにする、とかそういうレベルで、可憐さのかけらも無いです。強いて言うなら手書きの日記くらいだよ(←可憐らしい、うっそー!)。
眠る前に妹が起きてきました。
姉が夜なべで作ったご飯を食べてご機嫌。
今日は10月1日。いくら遅い学校でも始まっているんですね。
うちも今日からはじまっている筈です。
行って無いのは「家が建て替え中」という理由でお仕事の声楽の伴奏が無いから。
というわけでその時間帯に思い切り眠りました。


カミュとカフカの深層心理に入り込む、という途方もなく怖い夢を見て(貞子夢と同じくらい怖い)目が覚めて、朝ご飯食べながらネットを見ていたら、あっけなく妹が帰ってきてしまいました。
「なんで帰ってくるの!」
怒りをぶつけると、
「台風が来てるんじゃも〜ん」
私の、おニューのジーンズを濡らしまくって帰宅……。しかもそのジーンズ、本の上にのっけようとするし! 風呂あがりのタオルを布団の上にのっけるし!(ヒステリー)
妹はそのまま、体を温める為シャワーを浴びて、
「体が温まってくると眠いよね」
と言って寝てました。
思わず体温計を使うと、あっさり越えてる37度線。
私、熱が上がりにくい体質だから、7度越すと「あらまあ」という感じではありますが、夏ずっと頭痛が酷かったので、熱があるくらいどうでも良いような気もします。多少脳みその血管ちぎれそうだけど、ちぎれないかぎり死なないしね。ちぎれても小さかったら半身不随で、死ぬ訳じゃないし、運が悪くても死ぬだけだし。
本当に台風上陸してたみたいですねー。
うちの父は、広島東京間を短い間に日帰りしたんだそうです。
東京湾を5回くらい見てから広島に引き返したんだそうな。上陸はしてないけど見るだけの日帰り旅行(笑)。


妹が起きてきたところで晩ご飯です。
鍋、肉はほぼ妹に取られました。
いいの、いいのよ。私は森田な妹に肉を取られても、森田系姉は「お金が、好き!」と叫んで妹から金をむしり取ろうと日々試行錯誤してるだけだから(キラキラ細目)
今日中に部屋を片づけられなかったらペナルティ(金)が科せられていたので、妹は必死に片づけておりました。
最近姉妹の口癖
お金が好き!





部屋が片づいたらなんか熱も下がった気がする……。相当だった。私も乱雑な人間だけれど、そんな私が「耐えられない!」と完全に意識できるレベルまで散らかっていた。

あ、思い返すとまた頭痛が……。


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