Ship Building 船 を 建 て る

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designed by Komachi Yoruno
music by kalas

2006年10月17日(火):前向きで行こう
彼の写真を、全部消した。
きっとこれでいいんだ。

ちょっといいなって人に、嫌われたかも。
まあ、運がなかったと思って次へ行こうって感じ。

自分をもっと磨こう。
自分をもっと好きになろう。

そして、もっと新しい風に触れよう。
新しい自分になろう。

2006年10月14日(土):雪解け
他の人に目を向けられるようになってきた。
まあ、高嶺の花だったりするのはご愛嬌。
うん。
コーヒーの冬も、終わりが近そうだよ。

2006年10月09日(月):結局口だけ
彼はもう、コーヒーの日記も見てないみたい。
一生お友達でいたいって言ってたのも、やっぱ嘘だったね。
ホント、口だけだもんなぁ。

2006年10月05日(木):寂しかったんだね
ここ2〜3日、地元出身の人とmixiでメッセージのやり取りをしていた。
他愛もない話なのに、とても楽しくて。
メールの返事すらない彼と、ふと比べてしまった。

ああ、こんな程度のメッセージでも嬉しいなんて。
コーヒーはよっぽど寂しかったんだね。

普段誰ともまともに話さない。
そんな毎日がもう何か月も続いた。
ささやかなメッセージのあたたかさに気付いて。

独り、涙した。

2006年10月02日(月):帰り道
今日、初めて、会社から新しい部屋へ帰った。
いつも乗っていたホームと真逆のホームへ向かう。

  こっちだよ。
  お前の帰るほうは、こっちだよ。

頭の中で、何度も復唱しながら、新しい帰り道を辿る。

今まで住んでいたあの部屋が大好きだった。
下見した当初から気に入っていた。
いろんな思い出が詰まった部屋だった。
関東では今までで一番長く過ごした場所だった。

でも、もう、コーヒーの帰る場所ではなくなった。

コーヒーの帰る場所は、違う場所になったんだ。
新しい生活は、もう始まっている。
過去を振り返ることは悪いことではないけれど、そればかりでは前に進めない。
前を向いて、生きよう。

2006年10月01日(日):根無し草が行く
引越業者が荷物を搬出し、部屋には何もなくなった。
まっさらの部屋は、はじまりのときとほぼ同じ状態だ。
終わりと始まりはつながっている。
悲観することはない。

いままで過ごした部屋は、古い建物だったけれど、新築当初からの住人もいるほどの物件だったらしく。
確かに、静かで部屋も広く、設備も一通り揃っていて、手ごろな値段の2DKだった。
新築当初からの住人には、板前さんが混じっているそうだ。
昔は、どういうわけか板前というだけで部屋が借りられなかったのだという。
土地柄、どこへ行っても断られたが、大家がとても優しい人で、板前さんに部屋を貸してもよいと言った。
すると板前さんは、喜んで入居し、今に至るという。
管理会社の人も、とてもいい人だった。
新築当初バブル絶頂期だったため、家賃は随分高めだったとのこと。
最近は家賃相場が下がってきたそうで、大家と相談し、それにあわせて家賃を値引いたりしてきたという。
更新時、僕の部屋は家賃が上がらなかったのは、そういうことなんだろう。

住みやすい土地だった。
商店街でいろんなものが安く買えた。
24時間営業のスーパーも駅前にあった。
なのに出不精が災いして、いろんなお店をほとんど知らないままに過ごした。
評判の洋菓子屋さんがあると知ったのは、今年の2月だった。
おいしいパスタのお店が徒歩1分にあると知ったのは、今年の3月だった。
街のはずれに駅前のどこのラーメン屋よりもおいしいラーメン屋があると知ったのは、今年の6月だった。
蛍の名所があると知ったのは、今年の8月だった。
大きな中華料理屋があると知ったのは、引っ越す前日だった。
3年以上も住んでいたのに!
相変わらず、もったいない過ごし方をした。

それに比べて、新居の駅前はスーパーと電器店だけ。
随分貧相になった。
まあ、土地の高い都内だから仕方ないのだろう。
バス停が遠くてバスが使えなくなったし、コンビニも以前ほど近い場所にはない。
若干不便になったことは否めない。
しかし、どんなところでも、住めば都と言うから。

新居の建物名の由来は、木が大好きな大家が、庭の木を切って賃貸住宅を建てたからだそうだ。
前の住人は新築当初からずっと住み続けていたという。
わかる気がする、そんなに悪い部屋ではないし。

さて、僕はどれくらいこの地に居られるだろうか。
どうだろう、デラシネ?

カクテル music by kalas