Ship Building 船 を 建 て る

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2006年05月31日(水):このところ
ものすごく疲労がたまっているみたいで、夜は部屋に帰ったらすぐ寝てしまうようになった。
PCも壊れかけで他にすることがないから、余計だろう。

そういえば、彼とskypeしたいなと思っていたけど、出来ない状況が続くと別にできなくても辛くなくなってきた。
ゲームがずっと出来ない状態が続いているけど、これもまた出来ないなら出来ないで困らなくなってきた。

なにかが、コーヒーの中で変わりつつある気がする。

2006年05月30日(火):文字のちから
気持ちを文字にして整理していくと、少しずつこころが軽くなってきた。
口で話すよりずっと素直なコーヒーになれてるなって思う。

彼とは10回ほどしか顔を合わせていなくて、あとはほとんどネット上でしかつながってなくて。
だから、お互いの変化が見えにくかったのは仕方がないことだと思う。
彼がなんとかしようと頑張ってたのも、遠く離れたコーヒーには見えなかっただけ。
彼は「俺の気持ちの問題」と言ってた。
コーヒーのどこが悪かったとか、そういう問題じゃない、と。
だから悪いところを直せば彼の気持ちが戻ってくるわけでもないし、ずっといい子で居続ければ彼が振り向いてくれるわけでもない。
自分の力ではどうしようもないことが、この世にはたくさんあるんだなぁって。
非常に諦めの悪いコーヒーだけど、諦めないとどうしようもないことも、あるよね。
恋愛って、お願いだからって泣いて頼み込んでつきあってもらうってものじゃないし。
しばらくはじたばたして見苦しいけど、いつか諦められる日が来るといいなと。

昔、元ギルマスと一悶着あって、元ギルマスのことを忘れようとしたときのことを思い出した。
憤りや悲しい気持ちを、延々日記に綴って。
極力思い出さないように、楽しい時間を過ごすように努めて。
最後はやっぱり距離と時間の力だったかなって。
いまでは、元ギルマスとは本音で話し合えるまでになった。
コーヒーが本音が出せる相手って、ほとんどいないんだ。
元ギルマスはとても貴重な存在になった。
そんな感じになれたらいいのかなって、思うんだ。

2006年05月29日(月):価値観の立体交差
お勤めをはじめたり、妹さんの子育ての様子をみたりして、彼の価値観はそれまでとずいぶん変わったんじゃないかなぁって、ふと思った。
こないだも、子供は可愛いよとか、子育て大変とか、今の職場が楽しい、とか言ってたもんね。
去年までの彼は、あんまりそんなこと話さなかったと思う。

考え方や価値観が変わったのは、彼だけじゃない。
コーヒーはバツイチになってから、結婚というものに対してかなりマイナスなイメージしか持てなかった。
やがて自分がアダルトチルドレンだと自覚して、子供が子供を育てるなんて無理があると、子育てというものに強い不安を覚えた。
さらにADHDと診断され、高い確率で遺伝すると知ったとき、子供に同じような辛い思いをさせてしまうのかと自分の脳味噌がすごく嫌になった。
でも、彼に出逢って、彼がとても信頼できる人だって確信が持ててから、コーヒーの考え方はずいぶん変わって。
もう二度としないと思った結婚も、障害の遺伝や面倒が見られるか不安で怖かった子供も、彼みたいな素敵な人となら大丈夫かもしれないって思えるようになった。
もっと成長して、彼に見合う女の子になって、彼に助けてもらってばかりじゃなくて、彼を支えていけるような子になるんだって、意識が変わっていった。
最も苦手なお掃除を頑張れてるのも、彼がいつかお部屋に来てくれたときのことを思い描きながら、ちょっとでもやるように自分に言い聞かせてたから。
ずっと彼を想って、毎日毎日頑張ってたんだよ。
将来一緒になっても、おうちを綺麗に保てるように、って。
彼との将来を意識して日々頑張ってるってことは、別れ話になるまで一度も口にしなかった。
だって、彼と釣り合うような自分になれたら言うんだって、決めて努力し続けてたから。
でも、言う前に彼が冷めちゃった。

これが、価値観の立体交差なのかな。
恋人同士でも、片方が結婚を意識してても片方が意識してなかったりだとなにかと気持ちがすれ違いやすいって話を聞いて、そう思った。

つなぐとすごく幸せになれた、大きな暖かい手。
腰を抱かれたりするとすごくドキドキした、細い腕。
後ろから抱きつくとすごく安心できた、広い背中。
僕の好みにすごく合ってた、華奢な身体。
名前を呼ばれるとすごく嬉しくなった、素敵な声。
こころにすごく染みた、厳しさとやさしさ。
悪いところもあったりするけど、それでもとっても大好きな彼。
……いつかは、他の誰かのものになっちゃうのかなって。
コーヒー、今まで恋人が浮気とかしても嫉妬したことなんかなかったんだけど。
彼の一番大事な人でいられないのが、すごく悲しくて悔しいな。
ああ、残念。
今の彼はコーヒーを必要としていない。
コーヒーは、いまの彼の価値観に見合うだけの女の子ではなかったってことなのかなぁ。
それとも、今の彼には「彼女」ってものがあまり必要ではないのかしら。
本当のところは彼にしかわからない。
コーヒーには当たり障りのない言葉しか言ってないかもしれないもの。
「俺、案外悪い人やよ。
 俺がベストやと思わんようにな。
 お前にはもっと広い世界を知ってもらいたいと思ってる」
でもコーヒーは、必要とされなくたって、まだ好きなんだよね。
ひとりになってから、いろんな気持ちを思い出した。
苦しいよ。
早く平気にならないかなぁ。

2006年05月28日(日):それでも時は流れていく
今日思ったことは。
付き合い始めた頃は、ふたりともまだ無職で。
それが、年末からは彼が働き始め。
年始からはコーヒーも働き始め。
9月と今とでは、ぜんぜん状況が違ってる。
彼がコーヒーを必須でないと思うのも、なんとなくわかる気がした。

当初、コーヒーはそんなにノリ気じゃなくて。
クリスマスプレゼントの説教とお友達の事件に対するコメントなどで彼がしっかりとした考え方を持ってる人だということに気づいて、、コーヒーは「この人は信頼できる人だな」ってようやく確信が持てた。
1〜2月のコーヒーはかなりラブぃことになってたと思う。傍からどんな目で見られていたんだろう。ちょっと恥ずかしいな。
でも、3月にデートを断られたあたりから、彼のご機嫌を伺うようになってしまって。
さらに、彼により気分よく過ごしてもらえるようにと妙な気遣いもするようになった。
4月5月はGWの予定がいつまでも「わからない」と言われ続け、さらにはGWのデートをすっぽかされそうになって、疑心暗鬼になっちゃってた。
よっぽど、嫌われるのが怖かったんだなぁ。
相手を信じられなくなっちゃったら終わりなんだから、もっと信じないとダメよね。
ホント、情けないわぁ。

……こうやって過去を思い返すたび、ちょっとずつ、ひとりぼっちを実感し始めてきた感じもする。
またちょびっと泣けた。
でも、これから先、普段の生活やお仕事を続けていくことで、また気持ちも変わっていくのかなって。
彼の気持ちが、変わっていったように。
しばらく経って、コーヒーも彼も、お互いの存在を本当に大切に思えるようになってたら、それはとてもハッピーなことだね。
そのためにも、時間が必要なのかも。
彼にも迷惑になっちゃうし、出来ることなら今すぐこの熱が冷めないかなと思うんだけど、まだ無理だなぁ……。
でも、なかなか下がらないこの熱を徐々に冷ましていけるように、頑張る。
いつまでもうっとうしい子で居続けたくないもん。

2006年05月27日(土):一晩明けて
昨日は出張を終えて帰ろうとしてる彼を、駄々こねて引き止めて。
さらに、ひどいよ、ずっと一緒にいたいよってわんわん泣いた。
彼をいっぱい困らせた。
それなのに、彼は僕にやさしくしてくれた。
「俺、自分でもなにやってんねやろなと思ってるわぁ」
そう言いつつも、手をつないでくれた。
出張で疲れた細い身体で、自転車二人乗りもしてくれた。
彼の腰につかまると、コーヒーの部屋に彼が長く滞在していた10月の頃を思い出した。
「そんに泣かんと、笑いぃよ」
まるでラフメイカーみたいに、泣いてるコーヒーを鏡の前に立たせると
「ほら、こんな顔嫌やろ?」
鏡の中のコーヒーは、涙でぐしゃぐしゃになってとても不細工だった。
「俺がそうせぇって言うたんやから、俺には見る義務があるわな」
と、彼に言われたとおり3月からほぼ毎日掃除して、昔よりずっと片付いてるコーヒーの部屋を見てくれた。
「前よりずっと綺麗になってるよ」と褒めてくれた。
もう彼氏彼女の仲じゃなくなっちゃったのに、彼はコーヒーの部屋に泊まっていってくれた。
しかも、以前のようにお風呂で一緒にはしゃいでくれたり、一晩中コーヒーを抱っこしたり腕枕したりしてくれた。
それらはすべて酔っ払いの気まぐれだったかもしれない。
けれどそのおかげか、一晩明けてから、少し落ち着けた風味。

一晩明けてしばらく考えて。
彼の言ってることが、なんとなくだけど、わかった気がした。
彼と一緒に過ごす時間はとても楽しい、もっとずっと一緒にいたい。
でも、ふたりの未来のビジョンが、見えてこない。
このふたりでなければならない理由が、見当たらない。
そんな感じが、ほんの少し、僅かに、微かに、なんとなく、感じられた。

付き合い始めた頃、コーヒーも彼も失職状態だったけれど。
その後彼は前から就きたかった仕事にようやく就いた。
仕事を始めてまだ半年、「今はお仕事で必死」って言ってた。
今までロクに取れなかった休日が土日祝になり、友達と余裕を持って休日を過ごせるようになって、オフタイムも満喫できてる。
それまでよりもずっと充実した毎日を送っているのだろう。
付き合い始めた頃とは、もう状況が違ってる。
別に、コーヒーがいなくても、彼の毎日は回っていく。
そこに、コーヒーが、いないだけだ。
コーヒーが「必須」じゃないって、きっとそういうことなんだ。

コーヒーは、彼に依存しすぎてたんだなって、気付いた。
だから彼と少しでも一緒にすごしたい、楽しみを共有していきたいとかってところに、固執しすぎてたんだなって。
「友達に戻ろう」と言われたことで、確かにこころは寂しくなった。
思い出すと辛くて悲しくて、この数日は夜に泣いたりもした。
けれどいま、このことに気づけて、肩の荷がおりたような、とても不思議な感覚だったりする。
もう、彼女という肩書きはないけれど。
これからは気負わない自分になっていけそうな気がしてる。
身軽になって、より自然でありのままの自分になっていけるかもしれない。
もう少し頑張れば、彼のいない独りで過ごす毎日も平気になれそう。
これからも過去を思い出して寂しくなって泣くことはあると思う。
でも、前ほど後ろを振り返ったり、そこで立ち止まったり後ずさりしたりは、減っていくんじゃないかって気がしたんだ。
彼のことを忘れる必要なんてないんだ。
この涙も、きっと次へつながる。
強がりとかそんなのじゃなくて、ホントにそう思えるのが、自分でも不思議。

彼のおかげで、またひとつ勉強できた。
この二日間で、また少し成長できた気がする。
彼には感謝感謝の連続だね。
なのに、彼になんのお返しもできてない自分が恥ずかしい。
できることなら、いつかなにかのかたちで返したい。
コーヒーはもっと成長できるように、努力するよ。

もう、コーヒーは、あまり大阪に行くことはなくなっちゃうかもしれないね。
ほとんど顔を合わせる機会なんてなくなっちゃうや。
せいぜいオフ会くらいかな?
ちょっぴり寂しくなっちゃうね。
「俺は、また東京へはちょくちょく出張で来るしな」
うん。
また機会があったら遊ぼうね。
逢って顔を見て話せてよかったなって思ってる。
どんな顔で友達に戻ろうって言われたのかわかんなくて、実は不安と悲しみでいっぱいだったのが、怒ったり嫌そうにしてないとわかって、ちょっとした安心に変わったもの。
完全に嫌われたわけじゃないとわかって、コーヒーはちょっと救われた気分だったよ。
帰り際にキスまでもらっちゃったね。
わがままいっぱい叶えてもらっちゃって、ホントごめん。
貴重な時間をありがとう。

いい人に出逢えたなって思う。
気のせいじゃなかった。

2006年05月26日(金):トモダチ
午後から渋谷にいると日記にあったので、しばらくたってもう一度日記を覗いてみた。
もう帰る、とあるので、急いで電話した。
コーヒーの定時まであと2時間近くあるけれど、無理を言って頼み込んで待ってもらった。
定時と同時に全力で渋谷に向かった。
ハチ公前で見たスーツ姿の彼は、なんとなく新鮮だった。

「俺はお前のことが嫌いなわけじゃない。
 なんとも思っていなかったら、今日こうして話もしてないと思うから。
 お前と一緒に過ごしてる時は、すごく楽しいよ。
 でもそれは、友達と遊んでて楽しいってレベルと変わらないんだ。
 結局、俺にとってお前は『必須』じゃないなって。
 どうしてそうなってしまったのかは、俺にもわからなくて。
 いままで俺もなんとかしようと頑張ってた、それがこのところの倦怠期だったんだと思う。
 単純に、俺の気持ちの問題。
 お前にはすごく酷いこと言ってて申し訳ないなと思う」

ああ、悲しいな。
どれほどコーヒーが彼を大事に想っていても、彼には届かないんだ。
コーヒーは、彼のお友達でしかなくて。
彼の大切な人ではなくて。
彼と結婚もできないし、彼の子供のお母さんにもなれないんだなって。

「お前とは、一生通して付き合える大事な友達でいられたらなって思う。
 これってすごい難しいことだよ。
 友達は、恋人よりも疎遠になりやすいからな。
 いまはまだ日が浅いから、そう考えるのは難しいだろうけどな」

お友達。
なんて難しい響きなんだろう。
彼に新しい彼女ができちゃったら、きっともう逢ってくれることもないんだね。

「彼女ができるまでは、今までのようにお前にいろいろサービスするよ。
 申し訳ないからな」

お情けで付き合ってもらっちゃってるみたいで、悲しいなあ。

「まだ諦めたらあかんよ。
 ひょっとすると、またもう一度俺の彼女として付き合えるかもしれない。
 俺の友達も10年以上付き合ってるヤツがいるけど、そいつらも離れてた時期はあったらしいからな。
 この先、そういうチャンスもあるかもしれない。
 でも、他のチャンスも見逃さないように」

恋愛は、せーのでどっちもが同時に好きになることなんてほとんどないと思う。
先に火がついたのは彼。
先に消えてしまったのも彼。
コーヒーの胸にだけ、燻り続けてる。

悲しい。
彼の大事なひとになれないのが、ただひたすら悲しい。

2006年05月25日(木):次へつなぐために
友達に相談したら、もう一度話し合ってみた方がいいと言われた。
別れに理由なんて不要だけれど、どうしても納得がいかないならもう一度訊いてごらん、と。
ただし、口に出しづらい理由の場合もあるので、そのときは無理に訊かないように、と。

やっぱり、何の理由もなく友達に戻ってと言われても、難しい。
いまのままじゃ、彼のことが気になってしまって、コーヒーは次へ進めない。
次へつなぐためにも、もう一度話し合いがしたい。
すぐじゃなくていいから。
話し合う前に彼に新しい彼女ができたら、そういうことなんだなって思うしかないかもだけどさ!

遠距離恋愛かつ復縁の経験がある人から話が聞けた。
「大阪に、彼と仲のよい友達と仲良くなっておいたら、だいぶ話が違ったと思うんですよ」
その人が岡山の元彼女と復縁したときは、友達が大活躍したそうで。
そのときコーヒーが思ったことは。
コーヒーは、彼に、コーヒーの一番のお友達を紹介し、一緒に遊んだ。
「もう一度遊べると思ってたのになぁ」と、お友達も言ってくれた。
でも、コーヒーは、彼のお友達を紹介してもらえなかった。
コーヒーって、お友達に紹介できないくらいレベルの低い子なんだろうか。
「でも、お友達に彼氏彼女を見せたくないっていう人もいますから、人それぞれだと思いますよ」
まあ、お友達に恋人とられましたって人も、たまにいるもんね。
でも、なんか、へこむ。

※後日談
彼や彼の友達は、彼女を友達に紹介する習慣がないらしい。
だから、僕を友達に紹介しないのは、別に他意はないそうだ。

夜、思い切って彼に、明日の出張の後逢えないか訊いてみた。
返事は鈍かったけれど、頼み込んでみた。
明日はどうなるだろう。

2006年05月24日(水):大好き
なんだか、突然。
気持ちが揺れてしまって。
布団の中で、彼の名前をつぶやいてしまった。
その後続けて「大好き……」と、無意識のうちに口にしていた。
すると自然に、涙が溢れ出した。

ああ、これがコーヒーの本音なんだ。

彼のことが、大好き。
こんなにもこんなにも、大好き。
どうやったらお友達に戻れるんだろう?
突然友達に戻ってくれと言われても、理由はわからないと言われても、納得ができないよ。
このままじゃ、コーヒーは次へ進めないよ。

うわあぁぁん。

正直な気持ちが、涙というかたちになった。
声を上げて泣くほど、辛かったんだ。
無意識のうちに我慢していた本当の気持ちに、気づけたよ。

2006年05月23日(火):金曜日
彼は渋谷に出張。

だけどもう、単なるお友達だから、出張後に逢ったりするのもできないんだね。

金曜日なのにね。
切ないな。

2006年05月22日(月):気丈に振舞っているけれど。/ 友のメール
やっぱり、他人の結婚話や熱愛話を聞くと、へこむ。

彼のこと、こんなにも好きだったんだなぁって。

そうだね、今でも大好きよ。

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「なかなか、お返事出来なくてごめんね。
 私悲し過ぎてショック過ぎて、こんな時なんて声をかけたらいいのか解らなかったの(/_・、)
 本当にごめんね。
 私の前では無理しないで素直なコーヒーでいてね。
 悲しい時は、一緒にいっぱい泣こうね。
 コーヒーは私の大切な、お友達だから、いつでもコーヒーの味方だよ」

友達からのメールを見て、涙があふれる。
なんて、あたたかいんだろう。
彼女との縁は、大切にしなければ。

2006年05月21日(日):話しかけたら/2人分の
タイミングが悪すぎて。
「ほっといてくれ」と言われちゃった。
悪気はないのかもしれないけど、やっぱちょっぴり悲しい。

まあ、タイミングは重要よね、うん。

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彼がまた部屋に来てくれたときのために。
ふたり分の食器を、幾つか揃えてた。
彼がまた部屋に来てくれたときのために。
灰皿用の珈琲のビンが、軒先に置いてあった。
彼がまた部屋に来てくれたときのために。
毎日お部屋を掃除してた。
彼氏としか使えないようなアイテムも、お部屋にいくつも転がってる。

でも、もう、彼がこの部屋に来ることは、ないんだよね。

一緒にすごした10日間も。
一緒に過ごしたクリスマスも。
彼が思い出すことは、きっともうないだろう。
来年の6月には契約が切れるし、コーヒーはきっとこの部屋から出て行くことになる。
みんな切ない想い出に変わってしまう日が、いつか来る。

煙草と過ごした日々が長い時間をかけて想い出に変わったように。
彼と過ごした記憶も、少しずつ風化していくんだろうか。

涙が零れる。

2006年05月20日(土):生きよう
コーヒーはどうして生まれてきてしまったんだろう。
コーヒーが生きている意味ってあるんだろうか。
昔のコーヒーは、ずっとそんなことを考えてた。
死にたがりがなかなか治らない自分が嫌いでしょうがなかった。

でも、いま、なんか違うんだ。
すごく「生きたい」。
生きて、今度こそ幸せをつかむんだって思うの。
こんなこと思ってるのいまのうちだけかもしれなくて、そのうちまたこけて鬱になったりするだろうけど、それでもコーヒーにとってはいままで感じたことのない不思議な感覚で、ものすごく画期的なことなんだ。
いままでの自分じゃ、こんなことこれっぽっちも思えなかったんじゃないかな。
自分を磨き始めたのも、ホントにここ最近。
30超えてからようやく、コーヒーに青春時代に近いものが来てる気がする。

終わってしまったからといって、その先がないわけじゃなくて。
引っ越しのために片付け終えた部屋の様子が引っ越してきた直後の部屋の様子と似ているように、終わりと始まりは、つながっているものだから。
コーヒーの人生は、きっとこれからだね。

頑張ろうね、コーヒー。

2006年05月19日(金):ぽっかりと
22時から24時まで、ぽっかりと穴が開く。
鳴らないSkypeを待ってるコーヒーがいる。
おかえりなさいの一言が。
ただいまの一言が。
ずっと日課になってたから。

やっぱりさみしいな。

好きな人に影響を受けやすくて。
好きな人に合わせていくのが好きで。
最近のコーヒーは、すっかり彼仕様だったから。

すぐには、平気になれないな。

煙草のことを忘れるのも2年くらいかかったしなぁ。
時折思い出して泣いてたしなぁ。
これから何度となく、彼のことを思い出して寂しくなって泣く日が、あるんだろうなぁ。
「Etarnally」と刻まれたチョーカー。
クリスマスに彼からプレゼントされてから、ほとんど毎日身につけていた。
あのとき一緒にもらった袋にしまって、お守りにした。

どうやって熱を冷ましていこうかな……。
毎日無駄に残業したり、別のチョーカーを首から提げたりしてみてる。

2006年05月18日(木):評価される
久々に、いろんな人と話す機会があった。
サークルのメンバーとか。
サバイバーのお姉さんとか。
元ギルマスとか。
専門学校時代の同級生とか。

サークルのメンバーは、それだけ前向きなんだから、その時点でもうダメ人間じゃなくなってるよと言ってくれた。
元ギルマスは、この数ヶ月でコーヒーがずいぶん変わった、すごく成長していると評価してくれた。
皆が応援してくれるのが、すごくうれしい。
努力が認められて、本当にうれしい。
今まで彼からは日々の努力がさほど認められてこなかったから、コーヒーは彼には遠く及ばないぜんぜんダメな人間なんだと思ってた。
彼とつりあうだけの人間になりたくて、ずっと頑張ってたよ。
彼に認められることなく別れることになって、無駄だったのかなってちょっと思ってた。
でも、これまでの努力は決して無駄じゃなかったんだなってわかって、なんだか涙が出ちゃったよ……。

みんなみんなありがとうね。
でもね、まだまだだと思うの。
もっともっと成長して、いまよりずっと素敵になるんだよ。
そしたらきっと、こころの底から笑えると思うんだ。
コーヒー頑張るよ。
くじけそうになってたらまた叱ってやってね。

心配なのはサバイバーのお姉さんかなあ。
リストカットがひどくて大変みたい。
どうも、4月末で会社も辞めてしまったみたいだし。
話しててもものすごく感じが悪かった。
どうやら、かなりの人間不信状態みたいだ。
去年苦しかったときに助けてもらったから、恩返しがしたいよ。
でも今はそっとしておいてあげたほうがよさそう。

2006年05月17日(水):結局/過去を振り返る
別れてくれって言われちゃった。
友達に戻ろうって。

残念。

コーヒーは、これからも彼と頑張っていきたかった。
でも、もう、彼が冷め切っちゃってて。
ダメなんだって。
お友達でいるほうがいいみたい。
4月のデートあたりから外されたままだった彼のチョーカーは、ついに今日まで一度も彼の首から下げられることはなかった。

彼のおかげでコーヒーはいろいろ変われた。
もう二度としないって思ってた結婚のことも、考えられるようになってた。
彼と結婚したかったなぁ。
彼との子供のお母さんになりたかったなぁ。
でも、それももう適わない。
8ヶ月弱。
短かったなぁ。
別れたくないって言ってどうにもなるものでもないから。
ちょっとずつ受け入れていくしかないや。

でも、これで落ち込んで、自分を磨くのをやめたりはしないよ。
彼が今日別れるって口にしたこと後悔するくらい、イイ女になるよ。
いま流してる涙は、きっと無駄にはならない。
涙の一粒さえも、輝きに変えて見せるよ。

頑張ろう、コーヒー!

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いつからだっけ? キスの回数が減ったのは。
いつからだっけ? 名前で呼んでくれなくなったのは。
名刺を渡したときには「お前の名刺なんか要らんよ」って言われたね。

ああ、もう、ずいぶん前から、彼のこころが離れていってたんだね。

気づくのが遅かったね、コーヒー。
いっぱい我慢しちゃったね、コーヒー。

彼の機嫌を損ねないようにと、常に顔色を伺ってたね。
「本当はこうしてほしい」って、言えなかったね。言わなかったね。
彼に嫌われたくなかったんだもんね。
嫌われるのが怖かったんだもんね。

我慢しなくていいんだよ。
言いたいことは言わなきゃ。
言ってお互いぶつかり合わなきゃ。
そのとき相手は怒るかもしれないけれど、そこで話し合うことがとても大事なんだよ。
彼はいつも言ってたね、「俺の嫌なことがあったら、すぐに言ってくれ」って言ってたね。
ほら、言わないほうが、後々大きな問題になるんだよ。

次は、もっと相手に本音を言えるようになろうね。
相手に嫌われるのを怖がってちゃダメだよ。
仲直りすれば、いいだけだからね。

2006年05月16日(火):一晩寝て起きて/不満をぶつけてみる
……彼がいい人だなって思ってたのもなにもかも、コーヒーの勘違いな気がしてきた。

まだ嫌われたわけじゃないんだけど。
コーヒー独りが頑張ってもしょうがない気がしてきた。
コーヒーのことを大して気にも留めてくれないなら、コーヒーも彼のことをあんまし気にする必要なんてないのかもしれないや。
まだ彼をぜんぜん好きじゃなかった頃のように。
泣いても他人の心は変えられないし。
泣いてお願いして好きになってもらうものじゃないし。
なぜか涙が出てこないのは、だからだろうね。
悩んでなんかないで、生きたいように生きるのが一番なのかもしれない。

うん、なんか、コーヒーもちょっと熱が冷めたかしら。
思えば、最初からアンバランスな恋で、ふたりが互いに大好き!って状態なんてこれっぽっちもなかったのかも。
なんかまた、レンアイ失敗ですかね。

だーめだなぁ(苦笑

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朝、今まで言わずにおいたことを、彼にぶつけてみた。
掃除頑張れと言うから毎日お掃除頑張ってるけど、ちっともお部屋に来てくれないね。
前から携帯のメールは入力が面倒で苦手だとは聞いていたけど、あまりにもメールの返事がなさ過ぎるね。
このところ、デートがすごく手抜きだね。
しかも、デートの費用、ここのところコーヒーが払ってる割合のほうが多い気がするよ。
クリスマスにくれたチョーカー、ずっとつけるの忘れてるとか、コーヒーがつけるのを忘れたときすごく叱ったくせに、失礼だよね。
いい人だなあとずっと思ってたんだけど、何も言わないで黙ってたらずいぶんひどいことをされてるなぁと思った(苦笑
好きになると、いろんなことも好意的に解釈してしまいがち。
でも、こうやって、冷静に見つめなおせることはいい機会なんだと思う。

彼はきっと、今までみたいにコーヒーを追いかける必要がなくなって、なんの刺激もないから退屈になって、この恋に飽きちゃったんだね。
なにも努力をしなくても、コーヒーが想っていてくれるから、コーヒーのことを気にかけることもなくなっちゃったんだろうね。
そのぶん、いまはコーヒーがものすごい努力をしているんだけどな。
会社の人たちですら「コーヒーさんって毎日お洒落な格好してて素敵だよね」って言ってくれるのに(苦笑
コーヒーが日々頑張ってること、なんにも評価してくれないから、がっかりしちゃう。

ACって、嫌だと思ったことを嫌だと相手になかなか言えなかったりする。
変なところで我慢する癖がつき、変なところでかんしゃくを起こす癖がついてるから、毎度こんなことになっちゃうのかなって。
彼は、嫌だと思ったらすぐに指摘してほしいタイプ。
後からぶつぶつ言われるのが大嫌いなタイプ。
なので、今こうやって後からぶつぶつ言ってるから、今夜あたり彼に嫌われるかもしれないなぁ(苦笑

2006年05月15日(月):クールダウン
彼の気まぐれとか、それ以前の問題だったかもしれない。
今日、彼にいまの気持ちを聞いてみた。

「好きか嫌いかと言われれば好きだけど、気持ちが冷めてきてる」

冷めてきた理由は彼にもわからないのだそうだ。
気持ちが冷めてきていることで、今まではコーヒーのために頑張れたことでも、頑張れなくなっているという。
コーヒーにとって彼はみんなに自慢できる素敵な彼氏だけど、彼にとってコーヒーはそうでもないみたい。
想いが一方通行だと感じていたのは、気のせいじゃなかったんだ。

はっきり言われたことで、ショックを受けなかったといえば嘘になる。
当然ものすごく辛い。
でも、その場で泣き出したりは、しなかった。
彼の本音が聞けてよかったと思う。
正直に教えてくれてありがとう。

彼が熱い気持ちを取り戻せるように、コーヒーは今まで以上にもっと努力しなくては。
うじうじと悩んでいる姿を見ているのは好きではないと言われたから、もっと前向きになれるように頑張ろう。
彼について悩んでいることがあったら、独りで悩んでいないで、彼にもちゃんと話そう。
泣いても仕方ない。
少しでもふたりの仲が長く続くように、努力していくんだ。

ふたりが力をあわせて頑張れたらいいのだけれど。
せめて、コーヒーだけでも。

2006年05月14日(日):忘れられた理由
彼はどうしてコーヒーのことを忘れてしまっていたんだろう?
GWからずっとそれが気になっていて、毎日悩んでいた。
言えば彼の気分を害するだろうしと独りで考え続けていたけど、辛くなったので思い切って聞いてみる。

ずっと05/06の予定を聞かれる理由がわからなかったみたい。

コーヒーが帰りのチケットを大阪から取ってあるのをずっと知らなかったみたい。
彼のGWの予定は3月からずっと「わからない」と聞いていたコーヒーは、4月の頭にチケットを取るとき『帰りのチケットを大阪から取っておくから、05/06に逢えないようだったら早めに言ってね』と前々から伝えてあったのだけれど、彼はそれがどういう意味かわからなかったみたい。

彼には、はっきりと『○月○日に逢いたいからその日は予定を空けて』と言わないとダメみたい。

でも、一番最初にそう言ったのに、そんな先のことはわからないと突っぱねたから、遠回しにずっと予定を聞いてたんだけどなあ。
彼も気分屋ってことなのかな。

2006年05月12日(金):限定
そう、いいひとなんだ。
悪いひとじゃないんだ。

彼女の前ではね。

自分と彼女のためだけに頑張る。
それじゃ周りの反感買っちゃうよね><;

2006年05月09日(火):エエ男
お友達のママンが、コーヒーの彼氏のことを「エエ男やな。」とコメント。

なんかちょっとうれしい。

いい人だもん。
他の人もそう思うんだなって、うれしいよ。
コーヒーの自慢の彼氏です。

2006年05月07日(日):メイド
最近、マイミクさんが気持ち悪い人に思えて仕方なくなってきた。
掲示板や日記にメイドのことばっかり書いてある。
アップロードされてるのもそういう写真が多い。
すごく物知りで温厚な人なんだけど、先日その人の盗撮の話を聞いて以降、なんだか気持ち悪い人に思えて仕方ない。
オフに来ている女の子の写真を隠れて撮ってるみたいなので、オフ会とか顔出しにくい;
その人のオフ会には長い間顔をあわせていない人とかも割といるので、なんか難しいところ。
こういうとき、女の子だと面倒くさいなと思う。

2006年05月06日(土):忘れられてたっぽい
1ヶ月以上前から、GWのどこか1日でいいから逢いたいなと、彼に言っていた。
念のため、05/07の帰りのチケットは大阪からの便を取ってあることも伝えてあった。
前日まで、05/06の予定はどうなってるのか何度も何度も訊いた。

のに、彼の返事はいつも「わからない」。

イベントに参加するために大阪入りするコーヒーのお友達に、まだ確約が取れていないけれど一応コーヒーは05/06に彼に逢いに大阪へ行く予定であることを伝えたら、ごはんを一緒に食べないかという話になった。
彼にそのことを伝えると、彼がちょっと驚いていた。
彼はもうビリヤードに行く約束を友達としちゃったみたいなんだよね。
毎日のように05/06逢えるのかってアレほど訊いてたのに!
もしお友達が一緒にごはんを一緒に食べようよと言ってくれなかったら、彼はコーヒーをほったらかしてビリヤードに行っちゃってたんだ。
だって、お友達とコーヒーの前に現れた彼は、マイキューを持ってたもの。

彼は、コーヒーが言ってたこと全部、忘れちゃってたみたい。
コーヒーが会いたがってたことまで全部。
忘れられちゃってたこと、ちょっと悲しかった。
ううん、嘘。とっても。
あんなに言っておいたのになんで忘れちゃったのか腹立たしくなった。

コーヒーはすごく怒った。
でも、彼のごめんなさいを聞いたら。
怒りはあっという間に収まった。
逆に、感謝の気持ちがわいてきた。

結構無理を言ったから、彼はおうちに帰らないでそのまま待ち合わせ場所に来てくれた。
穴場のお店でお友達の希望するネギ焼きを食べさせてくれた。
疲れてるのに、夜遅くまでお酒に付き合ってくれた。
彼は、コーヒーたちにたくさんサービスしてくれたんだ。

ありがとう。
無理を言ってごめんね。
でも、おかげでお友達はすごく嬉しそうだったよ。
コーヒーも楽しかったよ。

「さっきまであんなに怒ってたのに」
彼はバツが悪そうにそう言った。
いいんだ。
次から気をつけてくれたら、それで。

むしろ今は彼に感謝、だよ。

2006年05月05日(金):経営
コーヒーパパは、昔詐欺に遭ったことがある。
それで会社の経営が苦しくなって、コーヒーたちのごはんに影響が出るほど経済的に苦労した時期があった。

「会社をつぶすのはかんたんなの。
 存続させるのが、難しいのよ」

当時を振り返り、コーヒーママがそう言った。

あの時、コーヒーパパとコーヒーママは、会社が倒産しないように必死だった。
コーヒーは今まで以上にますますほっとかれた。
でも、あの頃の苦労があったから、いまがあるんだね。

あれから何年も経って、ようやくわかる親の気持ち。
コーヒーは、あの日も愛されてたんだなって。
ここまで育ててくれてありがとう。
コーヒーパパもコーヒーママももう結構なトシになってきた。
あまり苦労をかけないようにしないといけないな。
なにかのかたちで、返せるようになりたい。

2006年05月04日(木):通じたのかな
なくしたものを見つけてくれる小人さん。
彼のサイフを見つけてください。

そんなお願い事をして数日。
今日、家の中でサイフが見つかったそうだ。

小人さんに願いが通じたのかな?
だとしたら、小人さんありがとう!

2006年05月03日(水):境界例
母方の叔父は境界例。
かなりしんどいことになっているみたい。
叔母はもう、離婚するしかないんだろうか。
でも、娘達にとっては父親であることに変わりはない。
たとえ両親が離婚したとしても、なにかあったら、彼女らにも被害が及ぶのかと思うと……。

叔父は、毎日脚立を車に積んでいる。
いつでも自殺しそうなんですよと周りにアピールしている。
そうでもしないと、みんなの関心を自分に集められない。
みんなに見捨てられてしまうのが怖いから。

それでも、従妹も叔母も、叔父を相当嫌っているんだよな。

2006年05月01日(月):ナ カ ナ オ リ
先日の日記にも書いたけれど、mixiでとあるマイミクシィの人に嫌われるようなことをしてしまって。
長い間悩んだ末に、そのマイミクさんにごめんなさいを申し入れた。

そしたら、逆にごめんなさいのメールが返ってきた。

彼女が一時的にmixi上から姿を消した理由は、コーヒーの言動が原因ではなくて、もっと別のところにあったのもわかって。
仲直りできてよかった。
これからもっと仲良くしていきたいなって思えた。
なんか、胸のつかえが取れたよ。
勇気を出してごめんなさいを言えてよかったよ。
コーヒーに必要なのは、まっすぐな気持ちとほんの少しの勇気だったんだね。

最近、本当に、生きててよかったなと思うことが多い。
いままで何度も何度も死にたくなって、何度も何度も本当に死のうとしたこともあったけど。
このところ本当に、たくさんのいい人に出会えてるんだ。
今まで痛い思いをしてきた分、神様が情けをかけてくれてるのかもしれない。
神様ありがとう。
神様のくれた翼の生えた脳は、単にコーヒーの枷になるだけではなくて、他の人が見落としそうなほどささやかな幸せを強く大きくあたたかく感じさせてくれてるんだね。
この状態に驕り高ぶることなく、もっと努力を続けていかなくちゃ。
これからも、生きよう。
それがコーヒーの傍で散っていったいのちに対する供養。
それがコーヒーの前から消えていった人たちに対する贖罪。

カクテル music by kalas