米国発 金融危機関連情報

2005年10月31日(月)  美しいもの・善なるも

 中国の文豪、巴金氏の名前だけは知っていた。情熱的な語録があるので書き留めたい。20世紀前半の中国社会の激動を描いた文豪、巴金氏が10月17日午後、死去した。100歳だった。1904年11月、四川省成都生まれ。1927年にフランスに渡り執筆、帰国後に発表した最初の作品「滅亡」が好評を博した。1949年の新中国建国後は、作家協会副主席となり、文壇に確固たる地位を築いたが、文化大革命で失脚。77年に名誉回復、81年に中国作家協会主席に就いた人であった。有名な語録がある。

「ペンを火とし、剣として、真実のもの・美しいもの・善なるものを歌い上げ、にせもの・醜いもの・悪なるものを撃ち、作品を通して、国家・社会・人民に貢献したい」

 多少文章を書く私にとって、上記の語録は座右の銘にすべき言葉である。癒しの森で美しいもの・善なるものを謳い上げたいと思っている。

  ・文章で 真・善・美をば 歌い上げ 平和社会に 貢献せんと




2005年10月30日(日) 風邪の季節到来あなたの対策は

癒しの森812  
          
 11月を目前にして風邪の予防をする人達が散見される。体力の落ちている夫人がインフルエンザの予防注射をしてところ、インフルエンザのような症状になってしばらく体調が悪かった。体力の落ちている人はウッカリ予防注射も出来ないのだ。風邪対策を含めて健康を維持するには、さまざまな情報を吸収する感覚が必要であると思う。  

 風邪の予防には水でうがいすることが効果的であることを、京都大保健管理センターの川村孝教授(内科学・疫学)らが全国調査で確かめた。「水のうがいで風邪の発症率が4割低くなったが、ヨード液のうがいには明確な予防効果はなかった」(10月28日・京都新聞から)という。この調査を行った川村教授は「古くから言われてきた水うがいに予防効果が確かにあった。海外にはうがいの習慣はあまりないようだが、その予防効果を世界に発信したい」という。ポイントは1日3回以上水でうがいを習慣に出来るかどうかなのである。これによって風邪にかかる確率がかなり減少するのである。

  ・健康は 足下にありとの 見本かな 風邪の予防に うがいの習慣




2005年10月29日(土) 第4回ミニセミナーを開く

癒しの森811                               
 生涯青春の会の立場で20分余りのスピーチをする。内容は6月11日の発足の集いのスピーチ(癒しの森2005年6月11日に前文あり)に話した内容(A-4原稿2枚分)と重金属汚染(カドミウム・砒素・鉛・水銀・アルミニウム)の事例などであった。
 ここではアルミニウムの影響についてべるびぃ予防医学研究所の解説を引用しよう。「(アルミニウムは)アルツハイマー病や認知障害などの神経変性に関与しているのではないかと疑われている有害ミネラルです。一昔前、アルミニウム製の調理器具が話題になった事が有るが酸やアルカリなど金属を溶かすPHの強い食材を入れるのは感心しない。それよりも制酸剤などの胃薬、料理のふくらし粉、アルミ缶、歯磨き剤などの方が直接口にするので気にかかる」
 要は危険を指摘されているが、あらゆるところに使われているのだ。身体の蓄積が限度を超えると、胃腸障害・腎臓障害・アルツハイマー病や認知障害の原因になるとの推論は理解できる。このセミナーは定員を15名としていたが、12名〜13名がベストであることが分かる。信頼できるメンバー間の情報交換は楽しいものである。
  
   ・どうなるか 有害金属 6元素 アルミニウムが 痴呆に関与か



2005年10月28日(金) 第2回福祉部会を開催する

癒しの森810       
 15団体中以下の9団体12名の出席で第2回福祉部会を開催する。さまざまな団体が、一つの部会で一定の存在意味を生み出して行くには、多少の時間がかかる。今日はスピーチの会と同じく、各団体の長から持ち時間4分で活動の概要を話してもらった。最初は「ぎこちなさ」があったが、全員が話し終える段階になると、全員の表情が変わってくるものである。確固たる信念を持って活動している人の話を聞くのは実に楽しいものである。スピーチの会でスピーチをお願いしようと思ったのは、翠松保育園の園長猪俣清子さんともぐら工房の田中滋世所長であった。
1. 保護司会坂井輪分区坂井輪中学校区  代表 渡部政幸 
2. 坂井東地区民生委員・児童委員協議会      野淵智佳子
3. 新通地区民生委員・児童委員協議会       佐藤繁雄
4. (社福)新通保育園              園長 細川好円
5. (社福)愛稚会翠松保育園          園長 猪俣清子
6. (社福)新潟もぐら会もぐら工房       所長  田中滋世
7. 小規模作業所スペースBe              大湊ゆう子
8. NPO法人ドリームハウス          代表 新保まり子
9. 生涯青春の会                代表  石田双三

  ・今日もまた 新たな出会いに 花ありき 会を支える 人材ぞくぞく 





2005年10月27日(木) 第4回合同ミニセミナーの準備 

癒しの森809             
 参加人員10名少々のセミナーと懇談会も4回目となった。今回は記念すべきセミナーになりそうだ。私ども夫婦にとって大切な婦人が始めて参加するのだ。本人の病気(乳がん)、子供の出産などで青春の会の発足の集いにも出席できず、7回のスピーチの会にも出席できなかった人である。
 もう 1人は青春の会の発足の集いにご主人が参加されて知り合いになったご婦人である。病弱で外出は出来なかったが、今回初めてセミナーに参加してくださることになった。その他今回は初めて参加する方が、前記の2人を含めて5人になる。こんな活動をしている昨日久しぶりにフラワーショップ「カレン」の女性オーナーと懇談する。同女史から「石田さんのところはどうして多くの人脈があるのですか」と質問された。この時は具体的な回答はしなかったが、昨日のバレンタイン監督の「愛の眼差し」を踏まえると「人に接する心根」が人脈を拡大しているのでないかと思う。

    ・人脈が 広がる秘密を 尋ねると 人の心根 人の振る舞い




2005年10月26日(水) ロッテが31年ぶり日本一 阪神に4連勝

癒しの森808                               プロ野球の日本シリーズは26日、阪神甲子園球場で第4戦を行い、パ・リーグ覇者の千葉ロッテマリーンズが、セ・リーグ優勝の阪神タイガースを3−2で破り、4連勝した。実に31年ぶりの日本一に輝いた。開幕戦から引き分けを挟まない4連勝でまさに破竹の勢いである。 阪神は20年ぶりの日本一を目指したが、敵地の千葉マリンスタジアムで開幕2連敗を喫し、本拠地の甲子園に戻っても打線が沈黙。投打ともロッテに完敗した。
 指導者ボビー・バレンタイン監督の特集が続くであろう。私の理解している範囲で記述すれば、監督が愛の眼差しで選手を見ていることでないかと思う。「チームは家族」というのが方針なのだ。今季はサブロー、小林宏、李、黒木、今江らに子供が誕生した。そんな時は必ずナインを集めて「われわれのファミリーがまた1人増えた」(スポニチから)と叫んで喜びを分かち合ったという。多忙な時間の合間を縫って自らデパートに足を運んだ。そして子供の名前が刺しゅうされたアルバムを手渡すなどの行動をしているのだ。
 ボビー・バレンタイン監督の語録を引用しよう「千葉ロッテハ、イチバンスバラシイデスネ!」「最高に幸せだ。まるで1時間ぐらい宙を浮いていたようだった。この最良の日をこれからの人生でも毎日かみしめていきたい」。ファンへの感謝の言葉は「マリーンズファンの皆さん、あなたたちがベストです」だった。

  ・日本一 強さの秘密を 尋ねると  愛の眼差し 総てのもとか  



2005年10月25日(火) 至宝「ボビー」流出危機?メジャー数球団が食指

癒しの森807                              昨日書いたロッテの今江敏晃内野手は8打数8安打の記録の余韻が続いている。日本シリーズは今日、甲子園に舞台を移して第3戦を行い、ロッテが開幕戦からの3連勝で31年ぶりの日本一に王手をかけた。ロッテは連続試合2けた得点を3試合に伸ばす新記録を更新した。
 ナイン、そしてファンに絶大な人気と信頼を得ているバレンタイン監督が、米メジャーへ戻る可能性が出てきた。「指導者ボビー・バレンタイン監督を確保せよ」(夕刊フジから)ドジャースなど米メジャー数球団が非公式に交渉を申し込んでいるという。ロッテにとっては31年ぶりにリーグ優勝に導いた指導者、そう簡単に流出させるわけにいかない。「球団の至宝を流出させるな!ロッテは20日、東京・新宿区のロッテ本社で緊急首脳会議を開催。21日にもバレンタイン監督へ総額10億円超の大型長期契約を申し入れることが分かった」という。
 やや加熱のようにも感じるが米球界関係者によれば、バレンタイン監督にドジャースが来季監督候補として非公式ながらオファーしているという。特にドジャースは、指揮官にとって師匠筋にあたるラソーダ副社長が熱烈アピール。「2人は熱い師弟関係。ラソーダは経営陣の一人でもあるし、条件面ではいくらでもいい内容を提示できる」(米球界関係者)というからロッテにとっては一大事なのだ。「今季の優勝はもちろん、大躍進した観客動員も大幅改善見込みの収益も、ボビーのファンがもたらしたもの」(夕刊フジ)との認識があるので日本の球界の監督としては空前の3年以上の長期間で総額10億円超の大型契約を指揮官に提示したものだ、何んとしても流出を阻止する構えだ。




2005年10月24日(月) ロッテ勢い止まらず今江8打席連続安打

癒しの森806                              
 空前の快挙に千葉マリンが沸いている。日本シリーズ第2戦はロッテが10―0で阪神を圧倒し、シリーズ史上初の2試合連続2ケタ得点を記録した。加えて今江敏晃内野手は8打数8安打と空前の記録を残している。今江敏晃内野手22歳の若武者は、ロッテの歓喜の象徴のようだ。2万8354人で埋め尽くされたスタンドから「熱くなれイ・マ・エ!」の大合唱。トレードマークの笑顔をはじけさせた22歳の若武者は、帽子を取って何度もスタンドの歓声に応えていた。
 なんといっても日本シリーズ8打席8安打は空前の記録である。今江敏晃内野手はイチロー・松井に続くヒーローになっていく可能性がある。スコアボードの打率表示は、なんと「1.0」(10割)のままなのだ。本人のコメントは「打ちたい、打ちたいではなく、基本通りに(中堅を)狙った」と言う。安打を量産するラッキーボーイはロッテのファンを熱狂させている。激闘のプレーオフの合間に、長男の陸斗君が誕生した。帽子のつばには「頂点」と書かれているという。22歳の若武者の勢いはますます加速するのではないだろうか。

   ・空前の 記録を立てた 若武者は ロッテのファンを 歓喜のるつぼに




2005年10月23日(日) 夜空はなぜ暗いか

癒しの森805                               生涯青春の会11月号(7号)は、宇宙の神秘特集号で以下の目次で構成されている。スピーチの会では、わたしの方から目次程度の話をした。私の伝えたいメッセージは、銀河系の広さでも実感として分かったら、心の空間が大きく広がる動機になると思っていることである。
 スピーチの会の最後で、参加者全員はマイクを持って挨拶する場面がある。挨拶をした1人に滝沢清吾さんという初参加の人がいた。この人は宇宙に関して詳しいらしく「夜空はなぜ暗いか」という話をしてくださった。ここではこのなぜは省略するが、宇宙の関心のある人が現れたことは嬉しい限りだ。

  ・巨大なる 楕円銀河の 広がりよ 太陽系すら 僅かな空間 
              (2003年12月12日の癒しの森からの再掲)



2005年10月22日(土) 第7回スピーチの会

癒しの森804                               今日はあいにくの雨であった。日本シリーズが始まった日でもある。突然の葬儀に会って予定していた人の欠席もあったが、40名余りの参加でスピーチの会を開く。2日前にも書いたが今日は4名の初スピーチがあった。話の内容はとても良かった。来月も初スピーチの人が陸続と出る気配である。来月のスピーチ12名中5名は初スピーチの人を出したいと思っている。初スピーチの婦人が話していた。スピーチをすると決まってから、「新聞・テレビの見方が変わって来た」と。そうなのである。話をするというテーマが決まると、情報が急速に入り始めるのである。これがスピーチの会の存在価値なのだ。

 ・情報は テーマあって 目に止まる 最初にあるは 「動」の方針 
 



2005年10月21日(金) ミネラルの勉強

癒しの森803                              
 日々の映像で有害化学成分の問題点を書き始めて7年も経過した。一番取り上げたのはカドミウムであった。刺身を食べる頻度が多い人ほど毛髪中水銀濃度が高いというから、有害物質に囲まれているといっても過言ではない。そんな関心と孫が自閉症のこともあって、ら、べるびぃ予防医学研究所との交流が3年前から始まる。自閉症の子供は、水銀濃度が高いのである。このことの細部は後日に送りたい。
 このようなこともあって、ヘルシーライフで「ら、べるびぃ予防医学研究所」の代理店をすることになった。業務は単純で毛髪検査で必須ミネラル20元素(カルシウム・マグネシウム・亜鉛・鉄・銅・マンガン・など)と有害ミネラル6元素の検査を啓蒙する。これに関連して、同研究所が開く勉強会に参加しなければならない。この準備でミネラルの勉強をはじめている。生体内の3〜5%を占めている微量ミネラルの活動は多彩で、不足すると健康にとって悪い方向に進み、多すぎると過剰症状が出るという厄介さがある。それゆえ毛髪による必須ミネラル20元素と有害ミネラル6元素の検査が必要なのである。

  ・人体を 支えるミネラル 多々あれど 不足も悪し 過剰も悪し



2005年10月20日(木) スピーチの会の参加者

癒しの森802                               2日前まで45名の参加券が売れていた。ところが昨日、おばあちゃんの危篤、娘の結婚打ち合わせ・近所の通夜などで3グループ7人が参加出来ないことになった。このまま放置しておけば先月47名で今月は38名のスピーチの会になる。これでまずいので、スピーチの発足の集いに参加して、今までスピーチの会に参加できなかった3人を訪問する。嬉しいことに3人とも参加いただくことになった。
 その他の訪問は省略するが、19日・20日の2日間で新たに8人の参加者を確認した。これで9月と同じように設営の2人を加えて47名前後でスピーチの会を開くことになった。今月から冬に向かうのでスピーチの会の時間を短縮することにした。時間の短縮と北村先生の講演もあるので3名少ない11名とした。
 それでも北村先生を除く10名中4名が初スピーチなのである。このなかで生まれて初めて多くの人の前に立ってスピーチする人が2名いる。このような人達がマイクを持つと時、生涯青春の会が輝く団体であると思う一瞬である。

  ・初めての マイクを持っての スピーチに 初々しさが 会場包む



2005年10月19日(水) ヤンキース・トーリ監督が続投することになった

癒しの森801                            
 ヤンキースの松井秀喜のファンである。癒しの森を書き始め他2003年8月から1年余りで下記の通り15回も記述している。松井秀喜のことを記述する過程でトーリ監督を知ることになり、この人の会話の文化にいつも魅了されている。魅了される内容は、トーリ監督の「人」を讃える姿勢である。発する言葉にトーリ監督の人間性が滲んでいるように思う。
 ジョー・トーリ監督(65)が来季もヤンキースの指揮をとることになった。同監督は今季が3年契約の最終年となった松井秀喜外野手(31)について「彼が必要だ」と訴え、次の言葉でヤンキースの残留を望んでいるのである。「世界中のお金を集めてでも引き留めるべきだ。彼がいなければ地区優勝はなかった。彼が喜んでチームに戻ってくれることを願っている」と。3年契約が終了すると言っても「彼が喜んでチームに戻ってくれることを願っている」というような謙虚な言葉はトーリ監督ならではでないかと思った。

  ・監督の 人を讃える 謙虚さに 薫風さわやか 文化が滲む

2003年09月06日(土) 謙虚さのあるスター
2003年09月22日(月) ヤンキース松井100打点達成
2003年09月28日(日) 松井 ヤンキースの打点王
2003年10月07日(火) 人生の原理は美しく単純だ
2003年10月18日(土) 歓喜の松井秀喜
2003年11月11日(火) 松井にグッド・ガイ(いい男)賞
2003年11月24日(月) 松井秀喜9ヶ月ぶりに帰る
2003年11月25日(火) NHKスペシャル「松井秀喜」
2004年01月18日(日) 松井秀喜CM契約を含め年収17億円
2004年02月26日(木) 松井秀喜が「一流選手」部門の1位
2004年03月05日(金) 3月3日は松井秀喜デー
2004年03月28日(日) 松井凱旋 ヤンキース来日
2004年03月30日(火) 3月28日は松井秀喜の夜
2004年04月02日(金) ヤンキース12−1松井の活躍
2004年06月01日(火) 松井絶好調 チーム4冠
2004年07月17日(土) 松井秀喜選手の目標



2005年10月18日(火) ロッテ31年ぶりV!ボビー歓喜の舞い

癒しの森 800                             
 ボビー監督が31年ぶりの歓喜を千葉に運んできた。パ・リーグのプレーオフ第5戦でボビー・バレンタイン監督(55)率いる、千葉ロッテマリーンズがソフトバンクを3―2で下し、3勝2敗で74年以来のリーグ優勝を果たした。12球団で最も優勝から遠ざかっていたチームは日本一を目指し、22日からの日本シリーズで阪神と対戦する。ボビー・バレンタイン監督の体が3度宙に舞う。監督は「ミナサン、アリガトウ。ウイニングボールは宝物となったし、宙に舞った感触は一生忘れられない」と目は潤ませていた。
 球団と地元の関係は大切だと思う。千葉ロッテマリーンズマリーンズの31年ぶりのリーグ優勝で、地元千葉に日本シリーズがやって来ることになった。悲願達成に堂本暁子千葉県知事(73)は「600万県民が心待ちにしていた。感動した」(スポニチ)と喜びを爆発させ、本拠地マリンスタジアムがある幕張では歓喜の輪が広がっている。なにしろ、マリーンズがタイガースを倒し日本一になれば、経済波及効果は400億円近いという。今までも月刊誌に指導者ボビー・バレンタイン監督が取り上げられていたが、この人の最大の美点は「明るさ」ではないかと思う。
   
   千葉ロッテ 31年ぶりの 優勝を ボビーが運んで 歓喜の勇舞



2005年10月17日(月) スピーチする人達との懇談

癒しの森799                              ここのところのスピーチの会は、14名の人達からスピーチをしていただいている。おおよそスピーチメンバーは決まっていたのであるが、現役の人、公的な役職を持っている人は、多忙で今日になって2名が欠席となった。急遽スピーチする人を決めるために、妻と4軒訪問する。今日スピーチを依頼した人は、初参加の歯科医のKさん、同じく初参加のドリームハウスMさんであった。 世に中には忙しい人もいるものである。私が立ち上げた「生涯青春の会」の存在に一定の評価をしながらも、スケジュール的に出席できない人が10人余りいるのである。嬉しいことに今回は、6月11日の発足の集い以来、初めてスピーチの会に参加する人が2名いるのである。この2人とも人間性豊かな方で、これからの交流に人生の醍醐味を感じるような予感がある。

  ・この会で 人との出会いは 数多く 啓発しあって 喜び生まれん



2005年10月16日(日) スピーチする人達との懇談

癒しの森798                             
 今日はスピーチを依頼した4人に会って多少の懇談をする。最初は新潟大学工学部3年生の女子学生のAさんであった。Aさんが大学を卒業するまで10回余りのスピーチを行えば、この人にとって計り知れないプラスになるとの確信がある。Aさんにスピーチの提案をした時はビックリしていたが、わたしの趣旨を理解してスピーチに参加することになった。
 2人目は75歳のご婦人のBさんである。和裁の教室を長年経営してきた人でBさんの立ち振る舞いに生活文化が滲むすばらしい婦人である。スピーチを快く引き受けていただいた。この人の心の様相はまさに生涯青春そのもので、この回のスターといっても言い過ぎでないのである。
 3人目は50代後半の家庭婦人Cさんであった。第6回のスピーチの会にご主人と2人で初めて参加していただいた方であった。ご主人を知っていたので、メールでスピーチを依頼してあった。今日訪問して快くスピーチを引き受けていただいた。4人目は50代全般の男性で、2回目のスピーチの人で詳しくは省略したい。
  今回のようにスピーチをする13人の内、初めてスピーチに参加者するが6人も入ると、新鮮な息吹が渦巻くのである。



2005年10月15日(土) 不思議な植物落花生

癒しの森797                               人類は地球上で進化したさまざまな植物のよって生きている。植物の骨格は小麦・米・大豆・トウモロコシなどである。さまざまな植物の中で、落花生ほど不思議な進化を遂げた植物はないと思う。10月22日のスピーチの会でスピーチをお願いするために「かとうふぁーむ・畑や」の代表である加藤隆行さんを訪ねる。
 訪問すると加藤さんは落花生の豆もぎをしていた。こんな近くで落花生を栽培しているとは予想外で感動に近い眼差しで落花生を見ながら話を聞く。落花生は日本名で、中国では「南京豆」、アメリカでは「ピーナツ」、この地方方言では「地もぐり豆」という。こ豆の特徴を最もよく表現しているのが「落花生」「地もぐり豆」であろう。ブラジル原産のこの植物の不思議を書きとめよう。

1、葉は少葉から成っており睡眠運動(夜になると葉が閉じる)をする。
2、夏基底部に近いところで黄色の蝶形の花をつける。受精後子房柄が伸び地中に入って実(ピーナツ)出来るのである。

 こんな不思議な植物の成長過程を観察することは、大いなる癒しになると思う。生涯青春の会で来年から、この落花生の観察会を開きたいと思う。

   ・落花生 受粉してから 地にもぐる なんとも不思議な 進化の姿 








癒しの森796                         

 野球番組を見ない私は、ヤクルトに凄い選手が誕生していることを知らなかった。ヤクルトの青木宣親外野手(23)が11日、今季145試合目となる横浜戦で史上2人目のシーズン200安打を達成した。「94年のイチローに続く大台到達」(スポニチから)なのである。200安打如何に難しいかを改めて認識するととものイチロー偉大さが浮かび上がる。

 青木宣親外野手座右の銘「反骨心」であるという。「宮崎・日向では全国的に無名で、指定校推薦で早大へ進学。“野球エリート”たちの中で、もがきながら成長した。・・・努力を重ねた雑草は、03年のドラフトでヤクルトに4巡目で入団した」という非エリートであった。青木はイチローについて「本数は確かに近づきましたが、レベル的には及ばない。野球選手としての理想像を考えていきたい」とあくなき探求心なのである。ともかく、プロ2年目で首位打者に輝いたヤクルトの青木宣親外野手を記憶に留めたい。

 ・もがきつつ 努力を重ねて 首位打者に 10年ぶりの 200の安打




2005年10月14日(金) ヤクルトの青木史上2人目の200安打達成

癒しの森796
 野球番組を見ない私は、ヤクルトに凄い選手が誕生していることを知らなかった。ヤクルトの青木宣親外野手(23)が11日、今季145試合目となる横浜戦で史上2人目のシーズン200安打を達成した。「94年のイチローに続く大台到達」(スポニチから)なのである。200安打が如何に難しいかを改めて認識するとともにイチローの偉大さが浮かび上がる。
 青木宣親外野手の座右の銘は「反骨心」であるという。「宮崎・日向では全国的に無名で、指定校推薦で早大へ進学。“野球エリート”たちの中で、もがきながら成長した。・・・努力を重ねた雑草は、03年のドラフトでヤクルトに4巡目で入団した」という非エリートであった。青木はイチローについて「本数は確かに近づきましたが、レベル的には及ばない。野球選手としての理想像を考えていきたい」とあくなき探求心なのである。ともかく、プロ2年目で首位打者に輝いたヤクルトの青木宣親外野手を記憶に留めたい。

 ・もがきつつ 努力を重ねて 首位打者に 10年ぶりの 200安打を

                         

          
 




2005年10月13日(木) 扶洋サロン長岡の研修会

癒し森795                           
 妻と友人のアッシーで扶洋サロン長岡の研修会に参加する。メインは大阪の(株)扶洋エステ コスモスの代表取締役 市橋迪夫(みちお)さんの講演であった。午後1時から中間に15分余りの休憩があったが5時まで約4時間余りの講演であった。市橋さんは既に70歳になられているが、つらぬく情熱がエネルギーとなって疲れを知らない迫力の話が続いた。市橋さんはサルエル・ウルマンの「青春」の詩のような気概を持って、今日の瞬間を燃焼させていた。よって、サルエル・ウルマン(1840年ドイツでユダヤ人両親の長男として生まれる。後に両親と共にアメリカに移民、後半生をアラバマ州で過ごす。「青春の詩」はウルマンが70代で書いたとされている)の詩の一部を市橋さんに贈ろう。

  「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相をいうのだ
   逞ましき意思、優れた創造力、炎ゆる情熱
   こういう様相を青春というのだ。
   年を重ねただけで人は老いない。
   理想を失う時に初めて老いがくる。
   人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。
   人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
   希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。」 




2005年10月12日(水) 80歳で新たな挑戦

癒しの森794                              今日の朝は晴天であった。秋の光は柔らかい。朝の散歩で太陽の光はさらに柔らかく気持ちがよい。実を言うと8・9月は多忙で、朝の散歩がまばらになってしまった。そのため体重がいっぺんに元に戻ってしまった。これから心して朝の散歩を続けなければならないと思っている。健康のために1日一回は少々の運動で汗をかく必要があるのだ。
 今日妻の友人の青木宅に行く。1人暮らしの隣のおばあちゃんが、発芽器を買って発芽玄米ごはんの炊きかたを覚えたいというのだ。青木宅に到着すると車の音を聞いて、隣のおばあちゃんがやってきた。張りのある元気な声なので70歳前半かと思った。しかし、あと1ヵ月で80歳になられるというのだ。初めて会う人に打ち解けて懇談できるのは、女性の特技とも言える能力である。今日の80歳の女性も響くような声で、楽しく懇談をしていた。
 80歳で新たに発芽玄米ごはんの発芽方法と炊き方を覚えようとする姿勢が素晴らしいと思った。一般的には一定の年齢になると、その人の生活パターンを頑固に守って、新たな情報は受け付けないのが普通なのである。その点今日のおばあちゃんは、80歳で新たなことを覚えよとするのだから心は青春といえよう。
 
  ・八十路での 新たな挑戦 素晴らしく 心の様相 まさに青春
  (やそじ)

 



2005年10月11日(火) 第7回スピーチの会の準備活動

癒しの森793                         
 6月11日に「生涯青春の会の発足に集い」行い、7月9日に第1回のスピーチの会を開いてから、10月22日で7回目のスピーチの会となる。私にとって1回1回のスピーチの会はまさに戦いであった。参加者は第1回28名、第2回は30名、第3回は35名、第4回は40名・・・第6回47名と順調に増加してきた。(8月から昼のスピーチの会は中止、赤石サロンでの合同セミナーに変える)10月22日のスピーチの会は、始めて参加する人が10人余りいるので、50名を超える参加者になると思う。中でも始めて新潟大学の女子学生が3人参加するので、会場の雰囲気も変わると思う。
 会の準備の中で一番時間を使うのは、スピーチする人とのミーテングである。スピーチの会の新鮮な薫風を送るのは、何といっても始めてスピーチする人なのである。今回も初めてのスピーチの人を5人余り出すよう準備をしている。

  ・始めての 参加者迎えて 今宵また 人が輝く スピーチの会
          
 



2005年10月10日(月) 生涯青春の会 会報6号

生涯青春の会 会報第6号(自然との対話特集) 2005年10月10日号

 晩秋は物思いにふける季節である。よって10月は「自然との対話特集」とした。10月のスピーチの会は、行く秋を惜しむスピーチを聞けることを楽しみにしたい。季節を感じ季節を語る心の余裕を持ちたいものである。
    目        次

1. 癒しの森の記述テーマ         2004年7月1日の癒しの森から
2. 我流の短歌               2003年9月12日の癒しの森から
3. 風力発電、地球政策研究所の見解 2003年7月4日の日々の映像から
4. 風に一詩を贈る            2003年7月31日の日々の映像から
5. 山村の暮らし              2003年8月30日の癒しの森から
6. コウロギの泣き声            2003年9月19日の癒しの森から
7. ススキも風と戯れる           2003年9月20日の癒しの森から
8. 稲  穂                 2003年9月23日の癒しの森から
9. 行く秋惜しんで             2003年10月08日の癒しの森から
10. 紅葉と夕日              2003年11月05日の癒しの森から
11. 銀杏の勇姿              2003年11月21日の癒しの森から
12. 一 本 の 松             2004年1月25日の癒しの森から
13. 春 爛 漫               2004年4月09日の癒しの森から
14. 青葉伸び行く命ドラマ        2004年4月18日の癒しの森から
15、緑が燃える山林へ         2004年6月3日の癒しの森から 
16、蒸し暑いよりの出来事      2004年7月18日の癒しの森から
17、稲の若穂が出てきた       2004年8月4日の癒しの森から
18、無数の露がキラキラ光る    2004年8月7日の癒しの森から

1、癒しの森の記述テーマ  (2004年7月1日の癒しの森から)
 昨日書いたように癒しの森700回を目指して書き続けたいと思っている。今日はどんなテーマを書いていくのかを箇条書きで整理したい。
1、人との関係などから癒しを感じることがら
2、自然との接触などから癒しを感じることがら
3、季節の移り変わりに関することがら
4、健康に関連して参考になるようなことがら
5、ジャンルは問わず素晴らしいと思うことがら
6、過去の大文豪・詩人の語録などの紹介
7、良き書物(詩)の読書感想
8、宇宙に関連して、凄いと思うことがら

   ・植え始め 癒しの森も 中ほどに 残る400 勇み綴らん
     
2、我流の短歌   (2003年9月12日の癒しの森から)
 私は短歌の勉強をしたことがない。ひところ、新聞の短歌を読むこともあったが、スッと意味が理解できない短歌が多い。よって読むのを止めてしまった。正式な短歌は、事実、現実、本当にあったことに限る考え方がある。
 要は創作を排除する考え方だ。目に映る事実、現実、本当に限るのであれば、人の心を動かす短歌は生まれにくいと思う。私の短歌は、分かりやすいことをモットーとしている。

 ・短歌をば 目視の事実に 限るなら 心を動かす 歌は少なし
       
               (短歌は1997年3月17日の日々の映像から)

3、風力発電、地球政策研究所の見解(2003年7月4日の日々の映像から)
 6月27日アメリカのシンクタンク「ワールドウオッチ研究所」の示すデータを少し取り上げた。この研究所は世界的に有名で、この日々の映像でも1年に数回データを引用してきた。この研究所の所長をされて来たスター・ブラウン氏が今年春に地球政策研究所を立ち上げた。
 多くのことを記述する紙幅はないが同研究所は、環境に対する世界の意識を高める役割を果たすとともに、「何が大事なのか」「何を考えるべきなのか」を提言している。更に言えば、人類が進むべきビジョンを示している。6月下旬、地球政策研究所が風力エネルギーの見解を発表している。
 米国に例を取ると、将来的に必要な全エネルギーの確保がを風力によって可能になる時代が来るとの見通しを発表した。風力発電のコストを同研究所は「1キロワット時当たりのコストは、80年代の38セント(45円)から現在は4セント(5円)に急降下。今後は1〜2セント(1・2円〜2・4円)に下がる見込みである」という。風力のみでアメリカが消費する全エネルギーを確保出来るという提言は素晴らしいと思う。すでにデンマークでは国内消費電力の20%を風力で補っている(余録で補足)

4、風に一詩を贈る  (2003年7月31日の日々の映像から)
 7月4日、風力発電に関する地球政策研究所の見解を書いた。このエッセイを書きながら次のように思った。「人類は進み方によっては栄え続けることが出来るのだ」と。なにしろ風力は豊富で無尽蔵、かつクリーンなのである。ドイツは新たな原子力発電所の建設を中止して風力エネルギーの確保に力を入れる。風力発電量は世界でトップの1200万キロワットだ。デンマークは総発電量が290万キロワットだが、消費電力の20%を賄っている。人類が無限の風のエネルギーに抱かれて暮らす時代が来るのだ。風に一詩を贈ろう。

   朝が来る
   太陽が陸地を暖める
   すると海から陸への風が流れる
   その時のお前の名前は海風
   夜になる
   陸地が早く冷える
   こんどは陸から海への風が流れる
   その時のお前の名前は陸風    
   地球は回る
   神秘に近い昼と夜のリズム
   そしてリズム正しく吹く爽やかな風
   そうか、風はおまえの呼吸だったね

5、山村の暮らし    2003年8月30日の癒しの森から
 今まで、何ヵ村かの集落と交流があった。住む場所というより、住む人によって山村の感じ方が全く違う。自分の住む地域に満足している老人がいた。この人の心の豊かさに導かれ、以下の短歌を作る。

・冬終り 燃える春の 眩しさよ 芽吹く緑と 漂う香り
・山の幸 春を味わう 山村の 誇りに燃える 豊かな暮らし
・澄み切って 生命(いのち)を運ぶ 水しぶき 森の鼓動か 流れはてなし
                     
               (短歌は1997年2月10日の日々の映像から)

6、コウロギの泣き声   (2003年09月19日の癒しの森から)
 庭のコウロギの泣き声が一段と高く聞こえるようになった。鳴く声(羽根を使って音を出すよう)はオスだという。メスを呼ぶ声なのだという。それにしても実に長く呼び続けるものである。コウロギの泣き声に、寂しい響きがあるように思う。寂しさを感じる・・・これも人生の1ページだ。

  ・コウロギや 何時まで鳴くの 秋の夜  響く音色に 寂しさ漂う 
                          
7、ススキも風と戯れる  (2003年09月20日の癒しの森から)
 今朝はまさに秋を感じさせる風であった。物思いの秋、実りの秋、読書の秋、心寂しい秋、・・同じ季節でも人によって感じ方が異なる。出来たら充実の実りの秋にしたいものである。今日に新津バイバスを車で走る。6年前と同じく道路沿いのススキが風に揺れていた。

   ・秋風が 優しくほほを 通り行く ススキも風と 戯れ遊ぶ            
            (1996年作 日々の映像記述の動機に掲載)

8、稲  穂    (2003年09月23日の癒しの森から)
 昔は稲刈りをして、ハザ木に掛けて乾燥したものだ。7年も前になるが加茂市の山間でハザ木に掛けた稲穂があった。近づくと懐かしい稲穂の香りがあたり一面に漂っていた。次の短歌は、最も記憶に残った一句となった。 
 稲穂の薫りについて、私に様々な思い出がある。これを書き出すと長くなるので割愛するが、何かの機会に書くこともあるかもしれない。 

 ・路傍にて 黄金の稲穂に 近づけば 秋の大地の こよなき薫り

            (1996年作 日々の映像の記述の動機に掲載)

9、行く秋惜しんで   (2003年10月08日の癒しの森から)
 急に寒く成ってきた。日本の四季の変化を、最も感じるのがこの秋だろう。夏の終りと共に蝉の合唱が終わり秋を告げるとコウロギの泣き声が響く。ここのところリーンリーンというコウロギと鈴虫の合唱が一段と高くなった。11月上旬になると彼らの鳴き声は耳にしなくなる。彼ら虫たちは次の生を残して、短いいのちの終りを迎えるのだ。自然に触れる機会を持つことは大切なことだと思う。これからは紅葉の秋本番である。そして、山の木々はまもなく冬化粧へと変化していく。

  ・虫たちは 時を惜しんで 大合唱 秋の夜長を 名ごり惜しむか

10、紅葉と夕日     (2003年11月05日 の癒しの森から)
今日は、妻と近所の婦人2人を連れて荒川上流の紅葉を見に行く。この国道113号線は「荒川峡もみじライン」いわれるだけ、見事な紅葉が広がっていた。特にこの紅葉が夕日に照らされ、その風景を北側から見る時は、紅葉がキラキラと光り息を呑むほどの絶景となる。
 春四月青葉が延びる山の風情も美しい。八十八夜のころは緑が萌え、盛夏とともに草木の生が燃焼するように延びていき、あたりには草いきれが漂う。そして紅葉の時を迎える。小説家藤原周平は雑木山が好きであったという。雑木山の四季、落葉樹の1年の変化と人生を重ねあわせていたのだ。人生の最後を夕日に照らされた紅葉のように美しく飾りたいものである。

 ・平等に 必ず迎える 老いと死を いかに飾らん 夕日のごとく
              
              (短歌は1997年11月7日の日々の映像から)    
11、銀杏の勇姿     (2003年11月21日の癒しの森から)
 11月18日、村松町慈光寺の銀杏を見に行く。晴天で車の中は温かいが、外に出るとさすがに寒い。銀杏の大半が落葉しているかと思っていたが、ことしの秋の暖かさでまだ20%余りであった。それでも大地は黄色の絨毯になっており、まさに秋の深まりと初冬を感じさせる風情である。銀杏の中には黄色の葉を多く残して佇み、背後の杉林をバックに見事な色彩美を演出している木もあった。自然の美しさは、人に感動を与える力を秘めている。
 300年以上経った銀杏の大木を下から見上げると、なんともいえない迫力がある。現存する植物としては、地球上で最も古いのだ。進化論のダーウィンは「種の起源」の中で、「太古(2億年)の昔より生き抜いた化石」と表現した。他の生命・植物が絶滅するほどの氷河期を4回も耐えたのだ。そして、太古のままの姿で現在も生き続けている。

  ・氷河期を 耐えつつ生きた 二億年 生きた化石の 雄姿厳たり 

12、一 本 の 松    (2004年01月25日の癒しの森から)
 暖冬が続いていたがさすが1月21日の大寒を迎えると寒くなってきた。22日から本格的な冬景色で、この日は1日中吹雪となっていた。暦の上ではあと少々で2月4日の立春を迎える。しかし、これから2月15日頃までは、厳寒の日々が続くのだろう。
 人も植物も季節の変化に様々な対応をしてきた。地球上の植物の進化は、不思議というしかない。日本の植物を大別すると広葉樹と針葉樹である。広葉樹が広がる雑木山は、四季をさまざま美しく彩る。我が家にも3本の松があり1月22日から雪化粧をしている。寒いとも暑いとも言わず春夏秋冬いつも変わりなく無言で佇む。 
    
   ・冬来ても なお青々と 緑あり 寒風耐え抜く 松逞しき

13、春 爛 漫      (2004年04月09日の癒しの森から)

    春は自然界が燃え上がる季節だ
    陽光を浴びる新潟の桜は今日全開となる
    まだ朝日が感じられる午前8時に内野小のグランドへ行く
    ここの桜は「一見百両」の値打ち
    グランドの西側は高台、そこより見下ろす桜は絶景
    太陽に光を受けて、桜はキラキラと輝いていた。
    まさに桜花爛漫の春を謳っている
    皆から「綺麗」と鑑賞される桜は幸せだ
    山の中に一人で咲いて、誰も見てくれない桜もいるのだ。

  ・僅かなる 花のいのちを 惜しんでか 桜を愛でる 日本の心
・山々に 一人佇む 山桜 見る人なしに 散り行く姿 
     
14、青葉伸び行く命ドラマ (2004年04月18日の癒しの森から)
 今年は桜を堪能した。4月9日に書いた内野小学校の桜を見に行った時、今まさの満開となった古木の伐採が行われていた。この古木は高さ1メータ余りのところから裂けてしまい危険であるので伐採が始まっていた。
 妻と2人で満開となった太さ2センチ余りの枝を、十本余り頂いて帰り、近所の人に分けてあげる。我が家の玄関の正面に高さ1.5メーター幅1.5メーターの桜が飾られ、妻は上機嫌であった。4月15日頃になると近所の差し上げた桜はみな散ってしまった。我が家の桜は、妻が愛情を持って毎日水を補給したせいか15日になっても花を保っていた。
 16日今日で終わりかと桜を見る。桜はやや萎れてはいるがまだ花をつけていた。17日今日で終りかと桜を見る。よく観察するとなんと無数の淡いグリーンの葉が出ているではないか。感動の一瞬であった。太さ2センチの桜の枝は、あらん限りの力を振り絞ってグリーンの葉に栄養を送っていたのだ。大地に根を張る桜並木は、余裕の表情で淡いグリーンの葉を伸ばしている。

 ・春4月 ばんだの桜も 散り始め 青葉は延び行く 命のドラマ

15、緑が燃える山林へ    (2004年6月3日の癒しの森から) 
 青葉が萌えるように延びる6月の山林の風景も美しい。6月3日の山林は盛夏が近いせいか、辺りは草いきれが漂っていた。
 妻と近所の婦人2人の夫人を連れて、新津丘陵へ行く。一人の夫人は山菜取りが嬉しくて、朝早く何度も目を覚ましたとのこと。この日も例年と同じく、奥深い新津丘陵の中心部へ行くと、1週間前に熊が出たので注意を促す看板が立っていた。これでは危険とのことで、山麓の林道沿いで水菜を取ることにした。急傾斜の場所であったが、十分な量の水菜を採集する。
 うどんの薬味に最適なミヨウガが多く自生しているところ、また、清水が流れているところに自生しているセリの場所を見つけるなど、それなりの成果のあった山菜取りであった。
     
 ・6月の 青葉が萌える 山林の 恵みは多く ミヨウガに水菜

16、蒸し暑いよりの出来事   (2004年7月18日の癒しの森から)
 夏の朝が7月24日に書いたようにいつも清清しい訳ではない。一昨日は玄関に出ても清清しさが全くない。温度を見ると28度で、湿度も高く典型的な熱帯夜であった。日中との温度差がないため、路傍の草にも露はない。こんな蒸し暑い夜川辺のほとりの自然界にある出来事が起こる。ミミズも蒸し暑いと見えて、涼をとるためか冷えたアスファルトに出てくる。ミミズに目が付いているわけでないので、一度アスファルトに出てくると、帰るべき草むらが分からない。これらのミミズたちは、太陽の日差しが強くなるとともに死に絶えるのである。
 このミミズの数も相当なものだ。場所によっては1メーター四方に2匹もいるので踏み潰さないように歩かなければならない。しかし、翌日同じ場所にミミズの死骸は跡形もない。最初は意味が分からなかったが、50メーター先にスズメが堤防の舗装に群がっているのを見て分かった。ミミズの死骸は、スズメたちの餌になっていたのだ。

・わずかなる 川辺のほとりの 自然界 死せるミミズも 無駄ではなかった
     
17、稲の若穂が出てきた   (2004年8月4日の癒しの森から)
 7月下旬からの猛暑に促されるように、稲の穂が出てきた。蝉は僅かの夏を惜しんで鳴いている。夏といっても僅か数週間で初秋へと流れる。8月に入ってからの空は、雲が高くすでに初秋を滲ませている。稲も秋がそこまで来ていると感じてか、急ぎ緑の若穂を押し出してきた。一本の稲が、1本の若穂をしっかりと支えて・・・夕刻になると気持ちよい風がそよそよと流れ、稲は風に答えるようにさわさわと静かな音を奏でる。自然の中の一瞬である。

 5月25日から朝の散歩を始めて、約70日間毎日稲の成長を観察してきた。僅か70日間での稲の成長は、信じられないほどの逞しさである。まもなく、10アール当たり500キロ〜600キロの稲穂が垂れ下がり実りの秋を迎える。5月上旬に苗が植えられてから僅か100日少々のドラマは、秋風とともに最終章に入る。
  
  ・蝉時雨 水穂の国に 秋が来る 大地に漂う 稲穂の香り

18、無数の露がキラキラ光る   (2004年8月7日の癒しの森から)
 朝の散歩のことを初めて癒しの森に書いたのは、5月30日であった。この時はこんな一文を書いた「ドイツの哲学者カントは、毎日決った時刻に散歩していたという。彼の優れた思想は、「座っている時」でなく「歩いている時」に現れたという。この一文に触れ、癒しの森の行き詰まりを打破するため、一念発起し早朝の散歩を実行している」すなわち、歩くことで血液の循環が良くなり、脳も刺激され癒しの森の記述テーマが見付かるとのイメージを持ったのだ。
 少々の日時で上記のイメージが誤りであったことに気づく。それは歩くこと自体が癒しであり、自然を肌で触れることによって癒しも森のテーマが次々に生まれることであった。毎日ほぼ同じコースを歩いているのであるが、自然はいつも異なる朝を演出する。今日は5時50分に家を出た。少しひんやりとし天も高く初秋を感じさせる気持ちのよい朝であった。コースの一部200メーターは、ほぼ太陽に向かって歩く場所がある。太陽の角度は15°余りであった。稲には無数の露が付着し、太陽の光を受けてキラキラと光っていた。自然が作り出す一瞬の名画であった。
               
  ・天高く 秋の風情の 今日の朝 無数の露が キラキラ光る









2005年10月09日(日) 料理はボケを防止に役立つ

癒しの森791                        
 「生涯青春の会」の会員から、9月29日の日報抄の一部をワープロで打った資料を頂く。今日はこの資料に基づいて、表題の視点で少々記述したい。ポイント部分を引用しよう。
 「『檀流クッキング』で知られる作家の檀一雄さんは九歳のときに母が家出をしたために、父や妹の食事を作らなければならなくなった。・・・しちりんやかまどで煮炊きする。さぞ大変だったと思うが、かたくり粉であんかけ風にとろみをつけることを覚えたときのうれしさといったらなかったという。学校で難問を解くよりも、はるかに達成感があったのだろう。東北大学の川島隆太教授と大阪ガスの研究が話題を呼んでいる。ホットケーキを焼くときの子どもの脳を最新の機器で観察したところ、創造力や記憶を処理する前頭葉が活発に働いていた」というのだ。
 家庭で料理を作る・・この時脳は生き生きと活動する。料理は脳を鍛え、ボケ防止や子どもの情緒安定に効果があることは十分にうなずける。しかし、スーパー・外食などの影響で火を使って調理する機会が減っている家庭が多い。昨日のセミナーの食事会でも、昔からの家庭料理を持参すると、初めて食べる人がいるのである。老夫婦の家庭で、ご飯・パン・うどんなどの主食・副食を総て自分で作ったらボケ老人になることはないと思う。

 ・七輪や かまどで煮炊きを した頃の 家庭の絆は 遥かに強く


             
 



2005年10月08日(土) 赤石サロンでの第3回セミナー

癒しの森790  
 新潟大学の北村みゆき先生を迎えて、第3回目のセミナーを開く。参加者は11名であった。スピーチと懇談を考えると11名〜多くて15名が適当な人数であることが分かる。次回開催は、10月29日であるが、11月からは月一回にする予定である。

 北村先生の講義のテーマは「やる気」でお話の骨子は次の内容であった。
1、 パーソナリテーと性格の違い
2、 発育と発達の違い
3、 限界を知ることの大切さ
4、 優先順位の決め方
5、 目標を持つことの大切さ
6、 うつ病 (病的なうつ病・自分でなったうつ病)
7、 ストローク(質問のやり取り)の大切さ

                         

 



2005年10月07日(金) 渡辺千代主催のスピーチの会の検討

癒しの森789                               私の念願を70代の渡辺千代さんという女性が叶えてくれるようだ。生涯青春の会は盛況になってきたが、私が主催するスピーチの会だけでは、生涯青春の会の根本的な発展は望めない。私以外の人が「スピーチの会」を開くようにならなければならないのだ。
 私が主催するスピーチの会を一本の松明であるとすれば、2本目・3本目・そして10本目の松明を掲げる人が出てこなければ、生涯青春の会は発展しない。新潟駅南の公民館を使って、渡辺千代さん主催のスピーチの会を開く可能性を検討している。参加者の大半は渡辺千代さんの友人知人で、会としての参加啓蒙は行わない。いよいよ2本目の松明に火が赤々と灯される時を待とう。

   ・念願の 松明持つ人 現われり 2人3人 必ず続かん 
        
 
 



2005年10月06日(木) 3者合同ミニセミナー

癒しの森788                            
 生涯青春の会の活動の一環として、生涯青春の会・ヘルシーライフの会・野澤明石サロンの3者で合同ミニセミナーを開いているが10月8日で3回目になる。サロンがそう広くないので、参加人数を18人としているが、むしろこのぐらいの人数の方が話の内容が良く伝わるのではないかと思う。今回は新潟大学から北村みゆき先生を迎えるので、同先生の話一本に絞ることにした。打ち合わせの結果「スピーチをする」「やる気」の2題でお話をいただくことになった。北村みゆき先生は、女性国会議員になっても十分に通用する言葉の力、言論の力を持っている人なので、8日のセミナーは聞く人に大きな感銘を与えることは間違いない。
 生涯青春の会は多彩の人たちで支えられるようになってきた。今日は渡辺千代さん(和裁教室の先生)と生涯青春の会(家庭で開く懇談会)の打ち合わせを行なう。結論として毎月1回渡辺宅で生涯青春の会の懇談会を開くことになった。麗しい人の輪が広がることは人生の華といえる。今日は9月24日に「嫁姑」の演題のスピーチしていただいた斎藤幸子とも懇談する。この人が輪の中に入ると爆笑の連続となる。世の中にはこんなに人間的な魅力に溢れた人もいるのである。

  ・年輪を 重ねた人との 出会いから 明日への扉が 大きく開けり 



2005年10月05日(水) 「越後じまんず」に参加

癒しの森787
 BSNラジオの月曜日18時00分から「越後じまんず」という番組がある。
渡辺英明さんと元テレビ「いきいきワイド」を放送していた小野沢裕子さんの2人が番組作りをしている。番組は越後で自慢出来ることを放送しようとしている。番組のなかで「食」を紹介するコーナーがある。今日は物見山の日本料理「みやむら」の500円定食の審査員として参加する。この結果が10月10日(月)に放送される。
 和食のお店と聞いていたが、マンション風の建物で意外な感じがしたが、店内に入るとそこは落ち着いた和のたたずまいであった。500円の定食と言われていたので、それなりの想像をしていたのだが、目の前に並べられた5品に「えー、これで500円」という感じであった。ここでメニューを紹介しますと、先ず、炊き込みご飯(鶏肉、コンニャク、ニンジン、ゴボウ)、おひたし(しめじ、えのき、青菜)、照り焼き(かれい)、味噌汁(あぶらげ、ダイコン、わかめ、ねぎ)、つけものであった。ここで詳しくは記述できないが、500円の定食に高級感があることが最大のポイントであった。

  ・みやむらの 人気メニューは ワンコイン 高級感で 得した気分
                 (500円)
  

                         
            



2005年10月04日(火) 非汚染米の購入と運搬

癒しの森786                          
 日本人 毎日米を 口にする 汚染物質 残留怖し現職のころ本来は専門ではないのだが、新潟県の地質調査を10年余り行った時期がある。必然的に戦前の旧鉱山跡地などにも行くことがあった。日本の農地のカドミウム汚染は、旧鉱山跡地から流れてくるカドミウムである。農林省は、全国5万箇所の米もカドミウム汚染状況を調査したが、その詳細は発表されていない。
 2000年〜2002年にかけて、これらの疑問を日々の映像に以下の通り書いた。これらを読み直してみると、むらむらと記述意欲が湧いてきた。データ(多くが首都圏在住者)によると、0-15歳の子供の有害物質(水銀、カドミウム、鉛等)は大人を越えるレベルに達している。子どもの自閉症は水銀・カドミウム汚染の疑いがかけられている。(ら・べるびぃ予防医学研究所のHPから)これらのテーマに再度積極的に取り組んで行きたいと思っている。昨日と今日にかけて、カドミウム汚染がほぼゼロの玄米を買い付ける。新潟県内でカドミウム汚染が0.1ppm以下の米を生産出来る地域はごく僅かなのである。
カドミウム汚染       (2000年 3月11日の日々の映像から)
カドミウム汚染農地    (2002年 6月24日の日々の映像から)
カドミウム汚染米     (2002年 7月27日の日々の映像から)
    

         
 



2005年10月03日(月) イチロー5年連続200安打 米大リーグ史上5人目

癒しの森785
 イチローがまた偉業というべき記録を達成した米大リーグ史上5人目となる5年連続でのシーズン200安打の達成である。イチローは1年目の2001年から安打を242、208、212、262と記録。今季は5試合連続無安打の“スランプ”にも見舞われたが、見事な200安打の達成である。以前書いたことがあるが、イチローには哲人の風格がある。昨日の続きのようであるが、賛嘆の文化が行き渡っている米国が住みよく、日本に帰ってこないかと心配する。
 5年連続200安打がいかに凄いことかはアメリカの近代野球の記録が物語る。1900年以降実に5年連続200安打はイチローで僅か5人目なのである。100年を超える歴史を持つ大リーグでも5年連続200安打は至難の業なのだ。イチローは今年も大リーグの歴史にその名を刻んだ。

    ・今年も その名を刻む イチローの 5年連続 200の安打

                            
       



2005年10月02日(日) 宮里藍(20)が記録ずくめのメジャー初優勝

癒しの森784                      
 気分の悪くなる人物に会うことがある。共通していることは絶対に人を褒めないのである。言葉を変えて表現すれば「人を讃嘆することがない」のである。米国社会から比べれば、日本の社会は人を賛嘆しない。いわゆる島国根性が色濃く存在しているのである。2004年7月1日に癒しの森の記述テーマを書いた。以下に引用したとおり5番目は「ジャンルは問わず素晴らしいと思うことがら」を記述する方針に沿って、癒しの森を飾ってきた。
 日本女子オープンゴルフ最終日が、横浜市旭区の戸塚カントリー倶楽部西コースで行われ、女子ツアー日本記録の4万8677人の大観衆を集めた国内最高峰の舞台で、宮里藍(20)が記録ずくめのメジャー初優勝を果たした。2位に5打差の通算5アンダーで完全優勝を飾った。兎も角、これから10年は宮里藍の人気で、日本女子ゴルフ界は安泰といわれるほどの実力で、その記録の一部を引用して宮里藍の讃嘆に変えたい。
1、日本女子オープン優勝は大会最年少記録。
2、最年少ツアー通算10勝
3、最短&最年少の生涯獲得賞金2億円突破
       
 



2005年10月01日(土) ヤンキース大一番のレッドソックス初戦落とす

癒しの森783                        
 今日は午前中ボストンでのレッドソック戦をテレビで見る。全米注目の今季最終3連戦でヤンキースがレッドソックスに2勝すれば地区8連覇が決まるという対決なのである。松井選手が中前適時打を放つなど、4打数3安打1打点と活躍したが、チームは3―5で敗れた。 これでヤンキースはレッドソックスに、ア・リーグ東地区で同率首位に並ばれ、地区優勝の行方は、残る直接対決2試合の結果にかかることになった。
 トーリ監督は、1ゲーム差で迎える3連戦を前に「遠回りしたこともあるが、絆(きずな)は深まった。(3連戦は)凄い試合になるだろう」と静かに話していたという。泣いても笑っても残り2試合、両球団の雌雄を決するのは3年連続となる。昨年はレッドソックスが3連敗から4連勝の大リーグ史上初の逆転劇で制し、そのまま86年ぶりの世界一に輝いている。ヤンキースにとっては、あと2勝が限りなく厳しい。ヤンキースは悲願である“世界一”への扉を開くことが出来るか、松井選手の活躍にかかっている。

  ・目の前の 2戦に勝って 世界一  絆は深き トーリ軍団

 
 


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石田ふたみ [MAIL]

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