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YASHA 8〜10/吉田秋生
2001年12月30日(日)
なんか暇だったんで、漫画を読むことに。

話が進展してるかどうかはわからないんだけど(笑)、やっぱりおもしろいです。読ませるねー。
見せ場や、心に響くセリフがいっぱいありすぎて、ちょっとピックアップしてご紹介…なんてことができないです。
ミーハー的には、シンが出てきたこととか。「光の庭」を読み返したくなっちゃったけど、どこにしまったかすぐにわからない…。
確か11巻はもう出てるはずだから、今度本屋行ったら買ってこようかなと。
左利きの話
2001年12月25日(火)
3軒もはしごしたけど、探してた本が見つからなかった〜。
やっぱり発売日近辺に買わないとダメだ。ずーっと買えない。いつも行ってる本屋が、漫画(とCD)だけ別館にあるのがイケナイんだ〜〜。
私が欲しい本って、大ベストセラーとは言えないけどそこそこ人気はあるのに、ちょっとしか入荷されないっていうのが多いから。もっと入荷して欲しいよ。
ちなみに欲しかったのは、清水玲子の「秘密」。今月の発売リストが貼ってあったので見てみたら、横に「2」って書いてあった。2冊しか入荷しなかったのか…。一緒に出てた那須雪絵の「嵐が原」も欲しかったんだけど、そっちは「1」だった…。
他にも欲しい本があったんだけど、それも発売日逃したので買えてない。今月は本屋行く回数少なかったからなあー。

でも、いつも買ってる漫画家のが出てたんで、購入。絵も好みだし、話もすごく心理描写とかが色っぽいので好きな漫画家で。
今回のは「左利き」の話だった。そういえば、前にも左利きの登場人物がいたっけな。
なんでも、彼女も左利きらしく、左利きってすごく不便なんだって。右利きの世界だから。
小さい頃に矯正されてトラウマ抱えるのと、オトナになって不便な生活でストレスを感じ続けるのと、どっちがいいんだろうね。
うちの兄も小さい頃、左利きを矯正されていた。友だちでも、実は左利きだったのを矯正されたので両利き、という人もいる。ほんとうは左利き人口は、そんなに少なくないのかもね。

左利きとかって、ある程度親しくないと気付かないものだと思う。学校を卒業したら、プライベートで、人前で文字を書いたり箸を使った食事をしたりって、親しくないと、しないよね? そんなことないのかなあ…。
書くのや食事は右で、他は左って人もいるだろうしね。

すごく知ってる人で左利きの人がいた気がするんだよ…。誰だっけ、キョウくんだっけ? ミュージシャンは、親しくないのでなかなか利き腕がわかりづらい、と思ったのだった(笑)(楽器は左用もあるみたいだけど、大抵みんな右用使うでしょ?)
すごく好きな人でも、利き腕知らないことって、あるよね。
休日
2001年12月24日(月)
ダ・ヴィンチをぱらぱらめくる。
今まで、読みたい本は手帳に書き留めてたんだけど、多すぎて、そして消化できそうもなくて、やめました。とりあえず、BOOK OF THE YEAR 2001の上位に入ってるのはほとんど読んでみたいと思ってた本。
しかし、「模倣犯」はどこでも評判がいいね。新聞に作者の宮部みゆき氏がなんかの賞に選ばれた時のコメントかなにかが載ってたけど、「物語のお城に閉じこもらずに、現実世界との間に道を見つけていきたい」というようなことが書かれていて、なるほどなあと感心した。

「月の子」の舞台は、ティルトが主人公なのね。その視点になると、話がまた違って来ちゃうねー。
私は、誰がひいきっていうのは別にないんだけど…。

ところで最近、本屋に行くと、「ジェニィ」と「白い犬とワルツを」と「西の魔女が死んだ」という文庫本が3冊、並んでポップがついて売られてるのです。
「ジェニィ」は私は読んだことがあるので(おもしろいよ!)いいとして。
「白い犬とワルツを」は、ちょっと前から話題になってる本でそれも読んでみたいと思ってたんだけど、ポップとか読んで、それより「西の魔女が死んだ」を読んでみたいなあと思ってた。そしたら、最近軒並み売り切れなのよ。人気なんですねー。まあそのうち読めるでしょう。旅先で買ってるかも。

そうそう、「ヒカルの碁 15」が出てたんで購入。佐為が〜〜。どうなっちゃうのかな??
ナチュラル・ウーマン/松浦理英子
2001年12月23日(日)
今日は何を読もうかと考え、薄くてすぐ読めそうなこの本をセレクト。
この人、同性愛(女同士の方)の話が好きみたい。「親指P〜」でもそういう関係は出てきたんだけど、この本はそのものずばりの話。ちょっとSMも入ってます。

この人、ちょっと変わってるなあと思うのが、逐一、行動や気持ちの変化について分析をくわえるのね。フツウはねえ、もっと「物語」として進んでいくものだと思うよ。でも、物語を進めるというよりは、主人公が自分の想いや考えを整理したいと思って書いてるような感じ。
それに、いろんなことを詰め込みすぎ。だから寡作なんだろうと思うけど。もっと、ひとつの話を書くには、その中の思考の過程やらたどりついた想いやら、そういうものをいくつかピックアップして作るものだと思う。
自分で自分の分析をして、発見をして。私はそういうのを読むのはすごく好きなんだけど、それがずっと続くと、詰め込みすぎだと感じます。
…そう思うのは、自分と重ならないからっていうのもあるのかもね。
必然を感じさせる展開というもの
2001年12月21日(金)
雑誌あれこれと、漫画出てたんで2冊購入。

「海よりも深く 9」(吉村明美)
「3年後に、二人のうちのどちらかが死ぬ」という予言を受けた男女の話で、前巻、そのちょうど3年経ったところ、ちょうど盛り上がってるところで、終わっちゃってたんで続きが待ち遠しかったのよね。
読み終わってどうだったかっていうとー…。なかなか泣かせるんだけど、そんなご都合主義でいいのかっていう気もする。…ま、いいか。しかし、それで話が終わってないのよね。(と書くと展開がわかってしまうけど)
なんだか展開が唐突で、それでいいのかっていう気もするの(笑)

なんていうかさ、物語って、必然的なできごとがあって、その流れに飲み込まれていくものだと思ってるんだけど。たとえば、ドミノ倒しのように、ひとつのできごとから次のできごとが生まれてくるっていう。
昔、短大でギリシャ悲劇を習ったときに、この物語のすごいところは、すべてが必然で無駄のない展開だって聞いた。そういうものであって欲しいって思うんだけど。
でも、漫画だと違うんだよね。連載だから。
ま、それはそれなりの楽しさもあるんだけど。


「天は赤い河のほとり 26」(篠原千絵)
特に感想はなし(笑)


あ、そういえば、「ッポイ!」(カタカナであってる?)がメロディに移ったね。この漫画を立ち読みする気力はないのでー(笑) 単行本買うはめになるのかなー。
猫の地球儀 焔の章/秋山瑞人
2001年12月18日(火)
先に読んでた本が読み終わりそうだったので、出先の本屋で物色。ちょうど欲しかった本が見つからなかったので、前から読んでみたかったこの本を購入。
正直言うと、電撃文庫は私には合わないわーと思ってたんだけど。

トルクという衛星。猫がロボットと相棒を組んで暮らす世界。地球は地球儀と呼ばれ、死んだ魂が行く浄土とされていた。
その世界に疑問を持つことは許されないことで、そうした猫は「スカイウォーカー」と呼ばれ、抹殺されてきた。
つまり猫が主人公。

ぷろろーぐはすごくよかった。泣きそうになった。私はこういう設定に弱いんだって(笑)
ロボットがね、何十年もその人を待ち続ける…っていうのが。

しかし、これは続き物だったのね。もう一冊出てるのは知ってたけど、話自体が続いてると思わなかったのよ。
というわけで、まだ話は終わってません。
アウラの選択 グイン・サーガ82/栗本薫
2001年12月15日(土)
うーん。感想はいまさらないですが(笑)
終わってる話なら感想も書けるけど、1冊だけど1章って感じだからねー。
今巻は、グインとリンダ、この二人のお話でした。原点に帰るというか。おもしろかった。

この巻の裏主人公はレムスでもあって、彼の苦悩というか…。私は、彼をもう簡単には断罪できない。力のないものが、自分を守るための手段を選ぶということ。でも、「力がない」という言葉が、すでにいいわけなのか?
きっと君は泣く/山本文緒
2001年12月14日(金)
先週出かけたときに読みかけだった本。中途半端だったので、今日中に読んじゃうことにする。

美人に生まれついた椿。現在はコンパニオン。何人もいる男友達、中学の時からの腐れ縁の男。女友達はほとんどいない。
しかし、尊敬していた祖母が怪我をきっかけにボケ始め、父は破産して寝たきりに。

なんというか。この人の書く「不幸」には妙に現実感があるから怖い。
後半の、祖父の娘に会いに行くところ、ほんとにぞっとした。下手なホラー読むより怖かった。
そして、この人の書く主人公たちの行動には、妙に説得力がある。理性的に考えたらそんな行動とらないでしょう、というような行動でも、ああわかるな、と思わせられる。最後のセリフにはぐっときた。
魔法を信じるかい? 3/谷川史子
2001年12月13日(木)
この方、巻数がある作品は初。それもとうとう完結。
どうも、最後のほう絵が乱れちゃってる気がする。この人は丁寧であったかい絵がいいのに。話の終わり方も、なんのひねりもなくて、なんだかなあ。
でも、告白のとこはやっぱり見せ方がうまい。足の動きで気持ちをあらわしたとこ、うまいなあと思った。
しかしやっぱり服のシワ(笑)とかがすごいうまくて、見入ってしまうなあ。

というわけで、今月はあまり本屋に寄れてなかったんだけど、今日は久しぶりに寄ってきた。
ダ・ヴィンチが「BOOK OF THE YEAR 2001」の特集だったんで買ってみた。私はいつ読めるのか? 紹介されてる本を読むどころじゃなくて、ダ・ヴィンチすら読めない(笑)
あと、グインの新刊が出てたんで購入。ついに「アウラ」なる言葉がタイトルに。

ロッピを見ていたら、なんと「月の子」が舞台になるという記事を発見。びっくり。あの幻想的な世界を舞台でどう表現するのか?
この劇団、俳優はすべて男性で、演出家が女性らしい。女性役も男性が演じるんだって。…どうなるんだろう??
昔はよく舞台見に行ってたんだけどねー。もうずっと行ってません。ライブに夢中だから(笑)
ああ、最後に見に行った舞台は、「ロックオペラ ハムレット」です(笑)
恋する女たち/氷室冴子
2001年12月02日(日)
何故、こんな古い本を読んでいるのかしら(笑) いや、読んだことがなかったんですね。この人のは8割方読んでるんだけど。昔、斉藤由貴が主演で映画化されたのは知っていたんだけど、映画も見てないし、本を読む機会もなくて。でも、おもしろいって聞いたので、この間古本屋で購入してたのです。
どうも最近、某バンドにはまっているために読書量ががっくり減ってしまっていて、いかんこのままじゃちっとも本の山が減らない、と思ったので、昨日今日はがんばって電車の中で読みました。

まあようするに、三人の高校生の女の子の恋のお話なんですが。
一筋縄でいかないような性格の子たちばかりなので、普通の恋物語ではなくなってます。大した盛り上がりもなく終わってしまうのが、あれ?これで終わりなの?ってなもんですが、まあこういう話なんでしょうな。"恋する"だから、これでいいのか?
彼女たちの、「好きになったら…」っていう考え方が、うんうん…と思う。けっこうおもしろかったです。


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