矛盾スルニモ程ガアル
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2018年06月19日(火) 急展開。

悲しみに浸りまくっていた2日間。(短い)



実は、ものすごい偶然だと思うのですが……ドラマで見たら「はいフィクションー。ドラマだからこそのご都合展開ー」と思うこと間違いなしなのですが、「もしかしたら別れ話になってしまうかも」と思いながらBさんとの電話に臨んだその日、Aさんから連絡が来ました。


「今日の夜は何してるん?」と。



実に2か月ぶりでした。


4月に、私はAさんの彼女の目にも入るように、SNSで連絡をAさんと取ることにしたんです。

好きなアーティストのライブで5月に皆が集まることになっていたので、皆の前でAさんと喋ってもAさんの彼女が文句を言わないように、
「私たちは全然もう友達付き合いしてますよー」というのを見せるつもりで。

そしたら、そのSNSはブロックされてしまい。

LINEを送っても、返事なし。


その状態でしたので、「彼女に言われたんだろうなあ。このまま連絡が取れないのかなあ。まあ、いざとなったら友達を介していくらでも伝えることはできるけど……やっぱり直接連絡は取りたいよなあ」と悲しく思っていたのですが。



そして、日記に書き損ねていますが、Bさんが離婚を口にしてくれたのを機に、Aさんにも「結婚するつもりで付き合っている人がいる」と伝えていました。
こちらは今年の1月のことです。
「襲われたら言ってもいい?」と事前に聞いてBさんの了承を得ていて、本当に襲われたので、相手がBさんだということも伝えていました。


そんな状態で、実際に5月のライブで顔を合わせても、私ではなく隣の友達に反応して、私のことはスルーだったので(横に彼女がいました)、あーこれは会ってもスルーなおつもりなんですね、そうなんですねと思っていたんです。

まあ、1月に会った時に横にいる女のことを「彼女……なのかなあ」と言っていて、彼女が「私たち婚約してるんです」って言ってたのもたまたまイベントでお互いの地元に行き、実家に用事があって寄ったときに親に挨拶した程度だという話も聞いていまして。


正直、そうやって彼の行動を縛れば縛るほど、彼の気持ちは離れていくだろうなーと思ったので、彼女らしき人は全然気にならないのですが。


まあともかく、2か月間音信不通だった訳なのです。



それが、よりによってその日に連絡を。



んで、「飲もうぜ」という話になっており、電話をしている最中に「いいよ」と答えたのですが、いざ電話が終わって別れることになると飲みどころの騒ぎではなく、「今日は無理」と送ったのですが「そんな時ほど、飲んどけ!!」と返されて、飲む予定だったのですが彼が寝落ちして。



日曜日に仕切り直す予定だったのが、彼がイベントに行っていてすっぽかし。


水曜日に飲む予定だったのが、私が月曜日から使い物にならず残業予定を取りやめ、朝に「今日飲みたい。無理ならいいよ」と送りまして、月曜日に飲むことになりました。


我が家にやってきたAさんに事情を話すと。


「はあ!? 中学生の恋愛かよ。相手の土地に住めませんって、お前それ、本当に好きな訳じゃないだろ。恋愛ごっこしてたんだよ。早めにわかって良かったじゃん。むしろおめでとうだよ。悲しむ必要なんて全然ないね。少しは同情してやろうかと思ったが、ぜんっぜんそんな深さじゃなかったわ」



と、いきなりボロクソ(笑)


都会が好きだと言っていたAさんに

「じゃあAさんは好きな相手がいたらその人の地元に住めるの?」

と聞くと、

「住めるんじゃね」

という意外な答えでした。

そして、

「東京に一生住みたいとは思わない。確かに色々あるけどさあ〜……。
オリンピックの、2、3年後までぐらいかなあ」


と。


地元に帰る気はないと言っていたAさんは、やはりこれが「年を食う」ということなのか、という感じになっていました。


「良かったじゃん、分かって! これからだろ!」


という励ましの言葉に、涙も出ようにもほぼ出ず。


「お前、自分が執着してるってわかってて、それでもまだ執着しようとしてんの? そんなの無駄。次だ次!」


と言われ、何となく、ちょっとだけ区切りがついたりしました。



そして酔っぱらってきた私はベッドの上に行き、Aさんにおいでおいでをして。


寝っ転がって、ちゅーをして。


感情を感じており、その分冷静になっているせいか、Aさんに対して以前のような、抗えない引力みたいな力で惹かれたりは、しませんでした。

けれど、ただ裸の胸に頬をくっつけているだけで、幸せで。


ああああー、ここまでの幸せ感はBさんには無かったな……とこっそり思いながら。


「私が落ち着いて、Aさんが彼女と別れたら、付き合おうね」


と言ってみたら。



「うん」



と思ったよりあっさり頷きました!



「お前、Bより俺のこと好きだったろ」

と言われ、

「うん……そうかも」

と言ってしまう私。(2日前にあれだけ泣いたくせに……)



「Bさんと別れて嬉しい?」

と聞いてみたら、

「嬉しい」

とも言っていました。(これもびっくり!)




「っていうか、彼女って本当に彼女なの? Aさんの中では付き合ってるの? 付き合ってないの?」って詰めたら、「彼女じゃない」とも言ってました。


けど、


「だったらもう付き合おうよ。肩書のない関係はもうやだよ。彼女になりたいよ(この変わり身の早さ)」


と言ってみたところ、



「やだ」



と。



何度か同じ問答をして、ふと思ったので聞いてみました。


「不安なの?」


と。


彼は黙って頷きました。



私を彼女にして、裏切られてしまうんじゃないかとか。やっぱり離れていってしまうんじゃないかとか。

そういうことが、まだ不安で信じきれないのかな、と思いました。


あと、「俺自由人だから」とも言っていました。


「Aさんとの子供が欲しい」と私が言ったところ、

「子供なんてやだよ」と言っていた彼が、

「いいよ。精子やるよ」と!!!


しかし、「お前ひとりで育てるんだぞ」と。


「えー」と私はがっかり。まあでもそういう男だし、今の私はAさんの子供なら喜んでシングルマザーで育てるなと思ったので、「わかった」と。


「でも、2人で暮らすつもりだったから、しっかり二人でラブラブした後子供作ろうと思っていたけど、そうじゃないなら今からでも欲しいなー」


と言い、「っていうか、私Aさんといずれは暮らしたいんだけど」と言うと、どうもそれは彼も同じらしく「うん」と言っていました。

「だったら子供一人で育てるとか、そんな風にならなくない?」

「あー」

みたいな会話をした後だったか、彼がふいに


「(付き合って)しばらく経ったら……結婚しよう」


と言い出しました。


昔の私なら「彼がこんなことを言うなんて!!」とめっちゃドキドキして浸っていたと思うのですが、どーも変に陶酔状態にはならず、「うん」と普通に返していました。


何なら「当然でしょ」とか「ですよねー」ぐらいの感覚です。


っていうか、むしろ私の方が付き合うのはいいけど結婚は不安です。


それもあって冷静だったのかも……。



それから、とにかく一緒にいるところを写真にとられたり、「どれぐらい好き?」という会話をしているところを動画に撮られたりしました。

Bさんといても絶対に写真を撮ることはなかったので(唯一一枚だけチェキがあります)、新鮮でした。


しかし写真、撮りすぎ。


「一人でする時に使う」


って言ってましたがそんな解説はいりません。



ちなみにどれぐらい好き? ですが、Aさんに聞いたのに回答を忘れました。

「お前は?」って聞かれたので、「えー、そんなのわからないよー言葉が見つからないよー」と思いながら、「根底から好き」と答えました。


あと、「特別な人」呼ばわりされた話をして、Aさんにとって私はどんな人? と聞いたらば。


「愛しい人」


と返ってきました。


まだ飲み始めの時にも同じ質問をしたのですが、その時は


「俺がすっごく迷うことがあったとき……お前を基準にするかな。振れ幅が、俺と違うから」


と言っていました。
ちなみに彼女みたいな人のことは「同志って感じ。何かあったら助けるみたいな。大事っちゃ大事だけど、恋愛とは……違うかな」とのことでした。

私「彼女とやるの?」

A「やらないよ」

私「性欲はどうやって発散してるの?」

A「セルフか……会社の人と行く風俗かな」


と。風俗はお金が勿体ない、なんで女とやるのに金かけなきゃいけないんだ、やろうと思えば女なんてすぐ見つかるだろ、と言っていた彼が風俗……ねえ……。


ちなみにAさん、結構太ってきてました。


お腹がぽよーんって! ぽよーんって!


おいふざけるなよ、Cさん(ライブで数年ぶりに会ったらお腹に浮き輪が出てきてた)といい、あれだけ人の容姿にこだわっといてそれはないだろ、と思いつつ。


顎もたるんで二重になっているし……イケメン(らしい)も台無しです。


けど何より、人相が悪くなりすぎてて……。(元々悪いのに)


この人相を元に戻してそれ以上のいい顔にする自信はあるのですが、何年かかるんだろうな、ってレベルです。


やっぱり好きな人にはいい顔をしていて欲しいので、この人相だけはどうにかします。(断言)



なんか「俺数年したらヒモになりたい」とかほざいてたので、「ダメ」と言っておきました。




涙は引っ込み、帰り際にも穏やかに「ありがとう」と言えていました。



まだ、悲しいのは悲しいんです。


だけど、安心して悲しめるというか。




セーフティーネット、大事です。




これがなくて、もし今色々重なってしまったら多分死んでる。


死なないけど死んでしまっていることでしょう。









飲みの翌日はまだ元気だったのですが、やっぱりじわじわと襲い来る悲しみ。


ちゃんと悲しめるのはいいことです。



それを受け止めてくれる人がいれば、尚更いい。



というより、受け止める人がいないまま悲しみを感じすぎるときっと人は死ぬ。






やっぱりまだまだ悲しいんです。あれだけ別な男といちゃいちゃ何気にラブラブしといて何ですけど。



それとこれとは別なんです。




だから悲しみたいと思います。




喪に服す。



2018年06月16日(土) 4年間の不倫が終わりました。

お久しぶりです、ぼむでございます。


前回の日記からも、色んなことがあったのですが……。


現在の状況をお伝えいたしますと、不倫が終わりました。


2006年のこの時期に結婚し。

2014年にBさんとの不倫が開始し、それと同時期、すぐに離婚になり。(離婚の原因は不倫ではありません)

別れたりくっついたりしながら、ついに。




別れることに、なりました。






まーあガン泣きですよ。




初めて「あーーーーーーーー」って言って泣きました。


あんな、腹の底から声を出して泣くことってあるんですね。





原因は、私がカウンセラーさんにかかり、感情を感じる練習をしており、「これ以上待っていられない。不倫の状態は辛い」と気づいたことが一つ。


そして、「私は東京に住みたい。彼の地元に住めない」と気づき、それを彼に伝えたことが一つです。


彼にとっては、ほぼ後者が原因だと思ってると思います。


そうなるように、誘導しました。



と言っても、最初から別れ話をしようと思ったのではなく。
(むしろそうなったとしても、自分からは別れを切り出さないっていうのは決めていたのですが)
とにかくまずは感情を伝えることが目的だったのですが、途中で自分の正直な気持ち(東京に一生住みたい)を言ったんですよね。電話で。


彼「どうして住みたいの?」

私「こっちだと、やりたいことができるから」

彼「そう……。俺は、これから先も東京に住む気はないよ」


いつもぐずぐずして、都合の悪い話になると黙るか、もごもご言うかみたいな彼が、結構はっきりそう言った瞬間、


「あれ、これ別れた方がいいんじゃね?」


と私も思いました。


そして、頭では別れたくない、って思っているのに、気付いたら「別れる?」と口にしていました。彼は黙っていました。
それから、「ぼむはどうしたいの?」と聞いてきました。


私は話している最中で「続けられるものなら続けたい」という思いもいきなり湧いてきて、「私は別れたいとは思わない、けど……。折角ここまで来て、あなたの気持ちもちょっとずつ話してくれるようになって、お互い成長できるようになってきたのに……。
別居婚でも、やっていけなくはないと思うけど……」

といきなり縋るようなことを言ってしまい、追われると逃げる男の習性なのか、
そこですっと彼が引いたというか冷たくなったというか、彼の中で何かが変わった(冷たく、硬くなった)感じがして、

「あなたはどう思う?」

と水を向けたところ、


「俺は……別れた方がいいのかなって思う」


とのことでした。


「分かった」と私はすぐに答えました。



彼は「ごめん」と言い、私は「どうしてごめん?」と聞きました。


彼は「だって……ごめん」と。



それから私が、

「ありがとう……本当に、今までありがとう」


と言い、彼は


「ううん、こちらこそ……ありがとう」


と返してくれました。



電話越しに、お互いにめちゃくちゃ泣いていました。



私はもう、この電話を切ったら終わってしまうんだと思うと辛くて辛くて、このまま一生電話をつなげていたいと思っていました。


「これからも、相談とかしていい?」


と私が彼に聞きました。


「もちろん……。俺も、東京行ったとき連絡していい?」


と、彼が応えました。


泣きながら、

「うん。顔を見てもう一度話したいから、一度ちゃんと会いたいし」

と私が言うと、


「分かった。絶対にそっち行くとき連絡する」


と彼も涙声で言ってくれました。



「またね」と何度もお互いに言いました。


本当に、とにかく「またね」の言葉は希望であり、ひたすらその言葉に縋っていました。


「さよなら」じゃない、「またね」。「また」がまだ二人にあるのだということ。


その「また」が来た時、その先はもっと何の保証もないものになるのですが、そんなことは考えられませんでした。



ただ「これで終わりじゃない」と思いたかった。



一度「じゃあ……」と言いながら電話を切ろうとして切れず、再度お互いに泣き、そして何とか電話を切りました。


私が切ったのですが、切るときに彼が何かを言いかけたようにも聞こえ、何だったんだろうと気になったりしています。


きっと、大したことではないのですけども……。




とにかくこれ昨日のことなので、今はひたすら泣いています。

いえ、正確に言えば休み休み泣いています。


あまりに悲しみが強いとずっと感じていられないらしく、脳が休憩するんですよね。


本気で何も感じられなくなってちょっと止まり、そこからまたふっと彼のことが思い出されて嗚咽、そんな感じです。


足で何かものを動かしたり、扉を閉めたりするだけでも、

「ほらー、また」

と、おしとやかな女性が好きな彼のしかめっ面を思い出します。(そして泣く)


家に来たりしていたので、家じゅうの至る所に彼との思い出があり、現在は地雷だらけの家に住んでいるようなもので、そのきつさと言ったら半端ないです。

若干呼吸がしにくいときがあります。過呼吸みたいな。


セブンイレブンに行けば、彼が私の家に来る時にいつも何かセブンでスイーツを買ってくれていたのを思い出し、うっかりスイーツコーナーを見て泣きそうになったり。

まだ、家には彼の髭剃りセットと、出張に行くときのための靴があります。

うっかり洗面台の棚や靴箱を開けてはそれを見て泣き。


キッチンに立てば、いきなり

「こんなことならもっと料理を作ってあげれば良かった。疲れてるからとか言って手抜き料理にしたり、外食にしたりするんじゃなかった。だって、結婚したら嫌でも作ることになるんだから、って思ってたから……。だけどこうなるなら、もっと美味しいものを食べさせてあげれば良かった」

という後悔に溢れ。


思考が

「だってしょうがないよ。こうなる運命だったんだよ。彼も、東京に来て私と住みたいと思うぐらいには私のことを好きじゃなかったんだよ。そしてそれは私も同じなんだよ。だから仕方ないんだよ。おしとやかな女が好きだって言ってたし、合わないところもちょこちょこあったじゃない。これでいいんだよ」

って合理化をはかるのですが、それをぶん投げて



「そんなことはどうでもいい。私は彼が好きだったの。一度はこの人と一生を過ごすって決めたの。凄く大事な人だったの。だから今別れて悲しいの。悲しいの。悲しいの」



と感情を感じるようにしています。




はー。



つい先日、

「あなたは私の彼氏じゃないけど、心の中では彼氏だからね」

と彼に言ったら、彼は「えー。俺はそんなんじゃないけど」と不満そうだったので、どういうことか聞いたら

「俺にとってぼむは『特別な人』」

と彼が答えたということがあったのですが。



それ聞いて普通は嬉しい、と思うかも知れません。



しかしその文言は。



私がCさんと別れたとき、Cさんから言われた台詞と全く同じだったのです。




「あれ、これ別れるフラグ? いやまさかね。言葉の使い方が下手なBさんだから、Cさんの言う特別とはまた違うよね」



と頑張って自分を安心させていたのですが、全然安心しようとしてる場合じゃありませんでした。




むしろ大当たりでした。





特別、って何なんだよちくしょう……。



多分、「大切な人」とか「大事な人」が「そばにいて欲しい」人だということなんでしょうね。


「特別」ってのは、ちょっと、自分の身近じゃないんですよね。


恩師みたいな感じでしょうか?(涙)




それを考えると、私今カウンセラーの先生から、今までのABCさん全て、

「あなたは本当にはその人たちを好きじゃないんだよ。父親へのトラウマで、好きにならせては捨てるっていうゲームをしているんだよ。復讐なんだよ」

と言われてまして、そう言われればそうかもとも思うのですが、結局は彼も私のことを本当に好きなのではなく、私も彼のことを本当には好きではなかった、ということなのでしょうか。


単に感傷に浸っているだけなのでしょうか。



でもやっぱり、そんなのどうでもいいんです。


彼と過ごした時間があって、それはかけがえのないもので、二人で泣いたり笑ったりしながら離れていたけど気持ちはそばにいて、私にとって彼は凄く大事な人になっていたんです。


だから今別れて悲しいんです。それでいいんです。


今の感情は、Cさんのときのように、身も世もないほど、自分がねじれて千切れる感じの辛さではありません。




だからって辛くないかと言えば全くそうではなく、感情をまともに感じている、そういう辛さがあります。



自分の「縋る」気持ちから、「彼を失いたくない」という感覚があります。

それは、依存なんだということも頭では分かっています。



それでも。





どうして、ここまで大切に思う人と離れなければいけないんでしょう。




自分の感情と向き合うと決め、それを続けています。


だからこうなることは、ある意味必然でした。





だけど、もう。



ここからまた立ち上がっていけることも、分かっているとしても。






こんなにしんどいなら、今すぐ世界が終わってしまえ、とも思うのです。




もう良くないですか? 手に入れて失って、そういうのを繰り返すの。



いつか立ち直れることを知っていても、なお、今だけは。




そういう風に思うことも、自分に許したいと思います。



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