時々日刊たえ新聞
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2007年03月26日(月) ペースダウンしよう

今日はお休みをいただいたので、しておきたいことがあった。区役所や銀行、メガネ屋さん、スーパー、郵便局と渡り歩いた。滞っていたことを片付けて気持ちがいい。
区役所の駐車場は大変混んでいてしばらく待った。高齢者の優待パスの取り扱いや、選挙(知事、市長選他)の不在者投票開始とぶつかったからのようだ。駐車場入りを待っている間、歩道の雪をあっちからこっちに運んでいる初老の男性の仕事を見ていた。年のころは60代後半。白いものが目立つ整った髪、細身でインテリ風。うちの夫の10年後はこんなかなぁという風貌。(^^;)金スコップで雪を四角く切って、カステラを切り分けたみたいに同じ大きさ・形の雪を車道側に運んでいた。こうしておくと雪解けが早い。細身であるゆえに心もとなく見えるけれど仕事はゆっくり確実に進んだ。わたしは「淡々と」とか「持続して」という言葉や実態に感動する質(たち)です。心を込めて自分の任務をし続けること、それは尊いと思う。
花火のように華やかな働きでなくていい。偉くなくていい、見るからに素敵でなくていい。ただの人(人から顧みられる事の少ない人)で十分。人知れず持続する何かを生涯に渡ってしよう。あなたの良さは神さまの目に映っているわけだけど、わたしにだって見えるよ。神さまを信じて一所懸命生きよう。(愛しい人たちにエールを送る)
さらに想った。わたしが最後まで出来ることは何かな?「祈り」かな。ある種の認知の低下が起きたら祈る事も忘れる時が来るかな?その時はその時だ。取りあえず意識が無くなる寸前まで祈る事が出来たらいいなぁ。

駐車待ちをしているだけで想いは大きく拡がった。(笑)いつもなら駐車するのに時間がかかるんだったらわたしは待てない。ずるしてどこかに停めるか、諦めて別の用事を足すでしょう。急いでいたら気付く事が出来ない光景がある。急いでいたら起らない想いがあるってことに気付いた。


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