【メール】【ホーム☆】
- 2002年05月09日(木) どこかで誰かが泣いて、涙がたくさん出た。
「一気に何もかもがどうでもよくなったよ。」
こいつらに今更何を言ったところで、
本当に、何も変わらないんだろうな。
初めてそういう風に感じた。
どうやって、みんなこんな風に違う人間になってしまうんだろう。
要するに、本気ですごいショックな事件があった。
蟻殺しの有無に対する新聞投稿欄を思い出した。
「蟻を殺したり、蟻の巣をつぶしたりすることは、教育上大切なことなんだ。
今、こうして実際に学ばないと、大人になってから実践するんじゃ困る。
それは、シリアスな犯罪につながるからだ。」
馬鹿らしいな。
蟻は、わたし達に潰されるために生きてるわけじゃないんだけどね。
過去の自分への言い訳なのか。な。
その頃は小学生だったけど、なんて馬鹿みたいな話だと思った。
あたしは蟻を殺して遊んだことなんてない。そんなの何にもならない。
小さい頃、幼なじみの女の子が、蟻を踏んで遊んでいたのを見たことがある。
やめて、と思った。
実際、経験しなきゃ学べないこともある。
口先だけではわからないこともある。
でも、実行に移すべきものじゃないこともある。
なんだって、経験すれば、それが一番良いってわけじゃない。
命を消すっていうのは、恋愛とは違うんだっってこと。
「蟻を小さい頃に踏まなかったから、こんな事件が起こるんだ」
あのとき、新聞に投稿した人は、今でもそう思うのかな。
なら、小学校の授業で、みんなで虫でも潰せってことかしら。道徳とかで。
馬鹿みたいな話だな。でも、実際いろんなとこに転んでる話なのかもしれない。
潔癖すぎるのも困ってしまうけど、
何も見えないのも困ってしまうんじゃないかね。
何事も程ほどに。
知り合いが通ってる学校でね、
学園祭に猫の解体したものを展示しようって提案した学生がいるらしい。
どう考えても、そういう理科的な目的に思えなかったらしくて、
先生は却下したらしいけど。その生徒を重視するようになったみたい。
そういうもんだ。
そういうのは最近敏感な話題だからね。
考えたくもないけど、そういうこと平気な人間の方が多いのかもしれないね。
きれいごとなのかもしれないね、
動物を傷つけるなって言うのは。
しかし。
無意味に命を粗末にするのってよくないんじゃないかしら。
そういう人達がいるのは、知りたくない。
でも、知らなきゃ、止まらないのか。
止めたい。何も出来ないのは分かってるけど。止められたらと思う。
わたしが日本で住んでる辺りでは、野良犬、野良猫の毒殺がある。
どこでもあるのかな。毒を缶詰に入れて、置いておくの。
町で行なうもので、放送もちゃんとある。
「飼い猫、飼い犬は、外に出さないように、気をつけましょう」
地球に住んでるのは人間だけじゃないのにね。
飼いならされている動物だけが、生きていて良いわけじゃない。
飼いならされている動物が、自然の姿だと思ってんのか。
動物園の中にいるのが、動物の当たり前姿なのか。
頭にくる。まだ続いてるのかな。無意味な毒殺。
「動物は嫌いだ、だから駆除してしまえば良い。」
「ユダヤ人は嫌いだ、だから駆除してしまえば良い」
ヒットラーがおかしかったことは分かって、わたし達がおかしいことには気が付かないんですね。
ここで、ゴキブリとかを引き合いに考えられても困るけど。
普通に考えて、おかしな話だ。
どうか、してる。