ルカコの極楽日記

2002年05月26日(日) ごぶさたなこと

体以上にココロが疲れている気がするこの頃…
そういや、しばらく美術館にも足を運んでないなぁと気付いた。
今どこで何をやってるかも知らないくらいだから、
ほんとに疎くなっている。
まだ映画館のほうが行くくらいだもんなぁ。
それもほとんど行かないけど。
本も読むようにはなったけど、これも学生時代ほど読むわけじゃない。
どんどん引き出しは錆び付き、感性鈍ってくような…(。。)

映画はどうしても作り手の波に揺すぶられて、あっちへさらわれ、
こっちへ漂い…な、作品によってはジェットコースター的な楽しみ
なんだけど、絵を見るのは、その時の自分がものすごく出てしまうように
思います。
からっぽな時に見たら…やっぱりのみ込まれて終わるんだろうか?

その時の自分の心象風景にぴったりの絵に出逢った時って、実はそう
ないんだけど、あれは沁み入るね。
描き手が何を意図して描いたとかはまったく関係なく、
だからたぶん、向こうがドアを叩いたというよりは、
自分から開いちゃった状態なんだろうけど。
ああいうのも『出逢い』よね。
こっちから心を開いた出逢い(笑)
向うから激しくノックされるのは、音楽に多いですが。
いや、音楽の場合は、ノックされるどころか、
心臓わしづかみという表現のほうが近かったりもするですが。

昔はこむずかしいこと考えて、絵の見方すらわかんなくなって、
混乱してたこともあったんですが、別に評論家じゃなし、
自分のその時の状態で向き合えばいいんじゃんと気付いてからは
そーゆー『出逢い』を求めるようになりました。
ヘタに自分が描き手の立場だといろいろ考えちゃうけど、一歩離れると
気が楽になるってことかも(^^;

心臓わしづかみの音楽は、ひたすら作り手に敬服ですが、自分から
歩みよれる絵画なら、穏やかに接してられるし。
いや、精神状態によってはバッドトリップなんぞもあるんかも
知れませんが、今んとこそーゆー経験はないしね。

なぜかいきなり語ってみた。
オタクでなく(笑)


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