先生が泣いていました。 今日のお別れ会のことです。 子供たちは、その顔をじっと見つめていました。 「先生、泣いてるね」と誰かが言いました。 「そうだね、どうしてだと思う?」と私。 「今日でお別れだから」 「そうそう、それって、どんなきもちなんだろう?」 「?・・・お別れって気持ち」 「こういう気持ち、寂しいっていうんだよ」 「ふーん・・・」 気持ちを言葉にできるようになると、自分の思いや感情をうまく表に出すことができて、切れたり、ただ泣いたりすることがなくなるという話をきいたことがあります。 気持ちを表す言葉を私たちはいくつ持っているでしょうか? 子供たちは、集団生活の中で、「嬉しい・楽しい」以外の様々な感情を味わいます。寂しい、悲しい、悔しい・・・などなど。 この気持ちを味わえることが、集団の意味であるかもしれません。 朝のテレビで、感情を考える練習をしていました。 相手の気持ちを考える練習をテレビでなくては教えてくれないとは。 わびしい気持ちで、番組を見ました。 今日の先生の涙は、子供たちにまたひとつ、気持ちの波を送ったでしょう。人との別れはつらいものですが、子供たちの糧となることを願って。
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