図書館から借りた４冊の内
最後の１冊が私には面白くない本でした……
最初は短編集かと思ってたら途中から連作になって
最後の話の中に第１話に出てきた印象的な語彙を無理矢理突っ込んで
「ほ〜ら、実は全体でひとつの話だったんですよ〜」ってまとめたみたいな本だったよ
でもね、あきらかに最初の３話はそのあとの連作と毛色が違うやん
特に１話目は「携帯のメール文」ってことであきらかに異質やん
雑誌連載ならしょうがないかも…って思ったら、これ書き下ろしなんだよね
だったら最初の３話にも連作の背景にある大きな事件を
なんとなく匂わせる一文を書き足せばよかったのに〜〜〜と残念…
でもその「背景にある大きな事件」ってのも
過去に何人ものSF作家＆マンガ家などなどが手変え品変え書いてるしなぁ
特に目新しい題材でもないし…（クソミソですな/汗）

１番嫌なのは短編のひとつで児童に対する性的暴行を
児童の目から肯定的に書いてる事なんですけどね
よく読めばこの子供は大人から「それは正しい事」と思い込まされてるから
こういう事になった……ってのはわかるんだけど
たとえ小説であろうと生理的に気持ちが悪くて嫌
（私は性的犯罪者は全部去勢してしまえ！と本気で思ってますから！）
まわりの大人もこうなるとわかってて何も対策してない（ように読み取れる）のも嫌
この話のオチ（…っていうのか？）
「子供にしか興味の無い男は彼女が成長したらなんの興味もなくなったのに
　彼女にはそれがわかってない」も、ものすごく気持ちが悪いデス

う〜〜〜〜ん……あんまり嫌なので本の題名は書かないでおくよ
「あ〜あの本」ってわかった人だけわかっててください（笑）