日々是眼鏡
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2004年10月22日(金) とりあえずここ数日で読んだ本

腰が痛いのは朝方に集中してきました!
そこさえガマンすればなんとか…(汗汗)

ここ数日は台風と腰痛で本ばっかり読んでましたよ

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●NO.6 #1と#2 (あさのあつこ)●

子供図書館の方で借りてきたんだけど…
例によって置く所間違ってるよ!!

キチンと整備された都市NO.6(街ばかりでなく人間も…って気がする)
その都市をめぐるふたりの少年の話なんだけど
ネズミと呼ばれる少年と主人公の紫苑の初めての出会いのシーンと
4年後の再会のシーンがもう!ツボです(笑)
12歳の初めての出会いでは紫苑の方が何事につけても優位にたっていたのが
16歳の再会で逆転しているあたり!!
しかも修羅場をくぐり抜けているネズミに対して
あいかわらず紫苑がお坊ちゃんのあたり!!!
オイラにどーしろというんだ!!ってくらいのベストカップリングです!!
特に一夜にして髪の色が抜けてしまった紫苑のビジュアルを想像すると
すっごいキます!(なにが!っては聞かないお約束!)

SFとしての世界観(特に人工都市の胡散臭さ)は
ミヤベミユキとかコマツサキョウで読んだような気もするけど
この著者の得意技キャラクター作りのおかげで
続きが気になる小説になってると思います
やっぱりね
男同士は友情だろうが愛情だろうが 敵だろうが味方だろうが
本人対本人!の構図以外が無いところがものすごくピュアだと思う
だから紫苑の幼馴染の沙布(女)が紫苑に
「あなたの精子が欲しい」と迫り
拒絶されると今度は一転して
「子供なんていらない あなたとセックスがしたい」と言っちゃう所とかが
なんかさ…女の狡さとか計算みたいのが見えて…嫌だ…
だったらネズミが売春婦から紫苑を助ける時に
「悪いけどそいつ おれのなんだ」って言っちゃうストレートさの方が
純粋に紫苑に伝わると思うんだけど…やっぱ腐女子思考だから?(笑)
  そうです!こんな展開が続くのに児童書扱いなんです!!


●浮世道場 (群ようこ)●

教科書で教えてくれる古典は なんてツマラナイんだろう!と
再確認させてくれる一冊でした(笑)

日本の古典文学を群さんが自分の目線で解説している本なんだけど
これがおもしろい!!
取り上げてるのは「方丈記」「蜻蛉日記」などなど
教科書でもよく取り上げる物から
「西鶴文反古」とか「紫の一本」とか
へぇ〜知らなかった!って物まで!(私が無学なだけです…汗)
群さんの解説付で読むと(触りだけだけど)コレがめちゃくちゃ面白いのよ!

「蜻蛉日記」は女の怨みつらみ節だったのねーーー
作者・藤原道綱母の「アタシはアタシが大好き!」っぷりが怖いくらいです(笑)
「紫の一本」は江戸のガイドブック
しかもぬるい!(笑)
オッサンふたり組みが江戸のあれこれを書き留めてるんだけど
中心の物よりそのまわり(酌婦がキレイだったとか)に力が入ってるあたり
なんとなくこのオッサンふたりが
江戸時代のみうらじゅんといとうせいこう(いやアンザイハジメ?)みたいで
全文読みたいと思ってしまうほどです(笑)

「御伽草子」は元本が元本だけに楽しくっていいですよ
恋人に会いに行く為にたまたま溝に浮いてた死体を
橋がわりに踏みつける女の話とか(!!)
天狗の石つぶてを気にもせず
いつも通りの生活を続けていても別に災いにあいもしない男の話とか
なんか面白くってさーーー
特に「おとこをくふをんなの事」の話が可笑しかったよ
ある侍が20代の夫婦がやってる宿に泊まるんだけど
その宿の主人が夜中にうめき声を上げている
不審に思った侍が主人の部屋を訪ねると
その宿の女房が主人の腹の上に馬乗りになり
ヘソの下に口をあててハラワタを食っていた…って言うんだけど…
それって……別のことヤッてたんじゃないの?(汗笑)
群さんは「私のよからぬ妄想」って書いてるけど
私はその侍がジュンジョーくんだった!ってオチに一票だ(笑)

いやぁ〜古典って面白すぎ!!

*************

ここからコミックス

●キャリア こぎつね きんのもり(石井まゆみ)●

独身のキャリアウーマンが託された遺産は
着物を着て狐の面をつけ言葉を無くした幼女でした

…って書くと「なに?」ってカンジですが
この幼女・童子(「わらし」って読みます)ちゃんが
可愛いのーーーーーー!!!

いやいやいや
可哀相な境遇の女の子なんだけど
しかも狐の面絶対とらないんだけどしゃべれないんだけど
なんかもう仕草とか態度とか
子供って可愛いーーーーーーー!!!がギュッてつまってんの!!
(だから虐待されてたかもしれない…ってシーンが涙涙…)
話はまだ1巻なのでこれから!ですが…これは思わぬ堀だしマンガでした♪
弁護士の十川さんのメガネっぷりも満点ですし?(笑)


●紅茶王子 25巻(山田南平)●

ついに終わっちゃったよ…
最後はハッピーエンド(だよね?)でも泣けた!!
キャラメル箱の「キャンドルは燃えているか」って舞台で
明石くんが「大切な事は忘れても必ず思い出すんだ」って言うけど…
そうだよ!思い出すよ!!
思い出せなくてもアッサムがみんなを憶えてるんだから大丈夫
すぐに前みたいにみんなアッサムと馴染んじゃうよーーー!!
……ってことで!!
ここから先は「あなたの心の中に…」ですね!!山田先生!!


●百鬼夜行抄 12巻(今市子)●

司ちゃんにボーイフレンドが!!

いやぁ…もう…ショックでショックで…
しかも のほほんメガネくんなあたり…
司ちゃんの好みはワイルドメガネさん(青嵐)だと思ってたのに…
どっちにしろメガネだけど…(笑)

話はいつも通り人間の業の深さとか欲とか描いてるんだけど
しかも救われない話が多いんだけど
それでもやっぱりギリギリの所で
「人間やっていくのも悪くはないな」って思えるところが
この人の筆の力なんだと思います
この中で1番好きなのは「白い顎」
やっぱり律のお母さんが出てくる話って好きだなぁ〜
なんかもう聖母様に見えるもんで(笑)

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とりあえずここまで!(汗)
あとは……あとで?(笑)


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