流天日記
DiaryINDEXwill


2003年02月03日(月) ズザズザ婆

おかあさんとと軽井沢の大型宿泊所に行ったら
お客さんが一人も居なくてひっそりしていた。
スタッフもいなかった。
こりゃ困ったと思いつつ探検すると
大浴場が使えたので
使いたい放題に使って(泳いだり…)満喫した。

風呂から部屋に帰る途中
廊下を、ゆっくりと
背中を不自然に曲げたお婆さんが
歩いているのが見え、
「あっ。人がいる!」と思い
遠くから「あのぉーーー!」と声を掛けると
こちらに気がついた婆
急に顔色が鬼のようになり
ふところから千枚通し(ぶっとい針)を取り出すと
口の端から泡を吹き出しながら
もの凄いスピードで近づいて来る。
「母;なんじゃありゃー!」
「私;せ、千枚通しー!」
てんで、おかあさんと
一番近い部屋に入ってドアを閉めようとしたら
婆さんの手が
ガッ!!とドアに挟まって
「ガアアアア」ってって
ニードルをぶんぶんやりやがる
お母さんが
「ズザズザお婆さんを中に入れるな!!!」
てって
私はドアを、「うっぎいぃぃぃ〜〜」と閉めようとするのだが
なにせ婆は力がものすごく強く、
その上「ガァアアアア」って叫んで
少しずつこちらを押しつつあるから
私は力をふんじばって
「ううううう」と押していたら
婆さんの手からニードルが落ちて、
ドアに挟まった婆さんの指
ぶちぶちぶちぶちっと
2の指から5の指に向けてちぎれてこちらの部屋のなかに落ちる。
(完)



spacesoda

My追加