じゃなくて外見なんだって。
いかにもあたしが言いそうな台詞ではありますが
あたしが言ったんじゃありません。
先日日記でもちょろっと触れた幼馴染の小母様。
「ナツちゃん（仮名）にもいつかわかる日が来るわよ」
…なんかもうわかっちゃってると思います。うん。
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とにかく若い小母様でねー、大好き。
渋谷のカフェでイイ男について熱く語る我等。
しかして。
合わない。
全くもって趣味が合わない。
「ナツちゃん、イイ男五人挙げてみてよ」と言うんで
「えー…、柏原崇クンでしょ。俳優の中村俊輔。ベッカム。
それにキムタクかなぁ…。後一人は浮かばないー」
「えー」
「えーって…何それ。じゃあ、おばちゃんはどうなのよー？」
「松岡修ちゃん」
「げ」
まあ…、確かに外見だけだわな。
（だって知恵の泉に仲間入りできそうなんだもんー）
「中身がいただけなさすぎるー！」
「男は外見なのよ、ナツちゃん」
「でもそんないーかー？ うー？」
「金城武もいいわねー」
「げー。合わない合わない」
「斜めから見たところがいいのよ！」
わからんわからん。
「あれ、でもキムタク好きだったわよねー？」
とは私の母。
「歩き方が嫌になったの」
はあ！？
「今度見てみればわかるわ」
見てみればって…普通俳優さんとかって顔ぐらいしか見ないじゃんか…
「ナツちゃん、さっきの五人で誰が一番好き？」
「柏原崇。理想の顔」
何の躊躇いもなく言い切った私に
「…顔のデカイ男がいいの？」
「なんですって！」
年上だと思っておとなしく聞いていれば！
「デルピエロの方がよっぽど顔がデカイじゃないの！」
「う…そうねえ…」
（小母様は私がベッカム好きだと言ったときに
すかさずデルピエロの方が好きと言ったのでした。
私も実はデルピエロはかなり好きです…トッティなんかより断然）
（それにしたって我等何様よ）
「川口がいいわ」と言った別の小母様と意気投合。
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ぶっちゃけナツさんは面食いだって話でした。
