★ 夏海の日記 ★

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2013年03月19日(火) 近況報告

3月から私は、岡崎まで満員電車に揺られながら、トリマーになるべく、就労支援の施設に通っています。
就労支援施設で、全国初のペットコースなのだそうです。

一昨年の年末に、精神の障害者手帳の申請をし、
手帳が届くまで という3ヶ月をめどに、B型作業所という施設に去年の5月までいました。
B型施設とは、一般就労に向け、生活のリズムを整えながら、一定の時間を拘束されることに慣れ、作業をする集中力を養うことを目標に作られている作業所で、
お給料は、月にMAXでも1万5千円くらい。時給計算で、1時間100円ちょっと。
まぁ、お金を稼ぐことが目的じゃないので、悲しい程安いです。
就労時間は4時間。1時間毎に15分の休憩が入り、お昼休みは60分。なので、朝2時間、昼から2時間の作業で、拘束時間が9時(〜9時半)から、4時までの、約7時間でした。
長いねぇ…

私の目標は、障害者枠での就労でしたので、手帳が来るまでの我慢と思っていましたが、責任者夫婦が気に入っているのと、良い仲間数名がいたのと、仕事が楽しかったので、悲しい程安い給料も、ま、いっかって感じでした。

手帳が届き、施設のスタッフとも話し合い、職安の障害者枠で就職活動をしたのですが、職安の人いわく、緊張が激しいのであれば、いきなり企業ではなく、A型施設への就労という選択もあるよと提案され、B型の責任者の人と2人で施設を見学。
取り敢えず、3日間午後からの2時間体験実習をして、正式に職安の紹介状を貰って面接を受け、6月からB型に就労が決りました。

B型の就労施設というのは、最低賃金(当時750円)が保障され、雇用保険にも加入することができます。就労条件は、
障害者手帳を持っていること。
また、
基本1日に4時間、1週間に5日程度落ち着いて働けること。
社会性(協調性)があること。
言っている意味の理解力があること。
も求められます。

一般就労に近い、でも、病気に対する理解が一般就労より高く、通院遅刻や休暇が認められ、
私が通ってた会社は、特に体調(心の調子も)が悪い時には休んだり、遅刻や早退も自由にできる『ユルい』会社でした。
50歳を過ぎた人も16歳の人もいて、聾唖(ろうあ:耳の聞こえない人)も、身体の障害、喘息など、病気の障害、心の障害を持った人、色んな人が20人くらい、2階建の古民家?で作業していました。

どんな職場でもあることですが、『ゴリラ(と呼んでいる)』がいて、そのストレスの為に職場に行きづらくなった時には、代表の人がサポートしてくれて、1ヶ月で立ち直ったのですが、
もう一頭『ゴリラ』が現れ、また間の悪いことに、それが職員だった為、代表もサポートしきれず、自力で何とか対応しなければならない状況に陥りました。

そして、私のせいなのですが、ある日遅刻をし、でも、そのタイミングが仕事が始まる前ギリギリの時間だったのです。
その日は代表が休みの日で、私の仕事開始時間を新米のスタッフが決めました。誰にも相談せず、15分からだと。
つまり、私のお給料がそのスタッフの裁量で15分削られたのです。
私は納得できず、体調不良を理由に、途中で早退し、翌日も休みました。
金曜、代表にその事を伝えると、全てのスタッフが、全ての権限を持っているので、彼女の言葉は間違っていなかったと説明されました。
が。
その日、通院の為に、同じ時間くらいに出勤した私に、代表は、「じゃー、5分からね」と言った。じゃー、あの15分は、何だったの?と思った。

また、『指導員ゴリラ』のあまりの傍若無人さ(私達は、仕事中に喋ると注意されるが、指導員の中で、そのゴリラだけは絶えず喋っている。また、仕事中に寝てたり、コーヒーを飲んだりして休憩してたりする時もある。それを納得出来ずに代表に手紙を書いたが改善がみられない。)に、ある日、とうとうキレてしまい、疲れたからと説明し、1週間休みを貰いました。
障害者を雇用すると、市だか県だか国だかから会社にお金が入ります(1日5千円!だと聞きました)。そのお金と、内職(私達の仕事)の仕事で入ったお金で、私達のお給料を支払い、スタッフのお給料もまかないます。(私の作業所では、トイレとキッチンにペーパータオルが置かれてあり、今年に入ったら、浄水器まで設置されていて、びっくりし、そのお金の使われ方に疑問を感じていました。)
私は本気でキレてしまったので、もう私を雇うことによって支払われる補助によって、『ゴリラ』を養うことに我慢出来なくなりました。

以前通っていたB型施設に連絡をし、相談に乗って貰おうと思いました。本当は、それはA型施設に対して礼儀を欠く所業なんだけど…それは、お互いに理解しつつ、内緒の会談です。)

私には、もう無理な段階に来ていて、これ以上そこでストレスを感じたまま通い続けると、良くなって来た体調を崩し、就職出来なくなる恐れがある。
何より、ストレッサーが指導員と言う立場で、対等ではなく、改善が見込めないこと。
を考え、辞める覚悟で1週間休みを取ったこと。
を伝え、
1.アルバイトをする
2.岡崎のペットコースに通い、トリマーの資格を得る
3. アルバイトをしながら、B型施設の人数に空きが出るまで待つこと
を選択肢として考えていることを伝えました。

その前に、クリニックのケースワーカーさんにも、同じように相談をしていたところ、何が一番嫌なのかと聞かれました。私は、
A型施設から一般就労へ移行しようと言う意識がとても低いこと。
障害者であることが有利であり、障害者手帳を使って、何でも少しでも安くならないか と言う意識の人達に染まるのを私は潔ぎ良しとしないこと。
何か問題が発生すると、障害者だから仕方ないじゃん、ま、色んな人がいるからねの一言で片付けられるのが嫌なこと

と伝えたところ、夏海さんらしいと言われ、岡崎は遠いので、アルバイトが良いんじゃない?ってアドレスされてました。

そのことも伝え、さてどうしたら良い?と相談したところ、
私の今まで溜まったストレスによる、精神的な疲労を抱えている今、アルバイトを始めてしまって果たして大丈夫なのか、を一番心配している。仕事を始めるのは良いとして、やっぱり駄目でしたとなった時の精神的ダメージを考えると、アルバイトを勧めることは、怖い。
遠いけれども、岡崎へ勉強に行ってはどうか?
と提案されました。
何にせよ、一度連絡してみて、見学してみて損はないと。
それにしても、よくそんな施設を見つけることができたねー!と感心されました。
私はたまたまラッキーだったと答えました。


名古屋ドームで『わんにゃんドーム』というイベントがあり、その冊子を手に入れる機会があり、それをたまたまパラパラと見ていたら見付けたんだと。
ただ、岡崎は、遠いよなぁ…と、寝かせてあったことを伝えました。

運と引きが良いのが、私が生き残って来れた財産です。もう駄目だと思った時には、何か誰かに助けられるから、今まで死なずに生きて来れた。ありがたいことです。


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