★ 夏海の日記 ★

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2007年05月03日(木) ドラッグストアへ行きました。

私の周りは、やっぱ愉快な人が揃うもんだね(笑)

土曜日の夕方、喉と鼻の中間あたりが痛くて、
あれあれ?これは、風邪? 
それとも、急に痛くなったってことは、何か鼻に入っていった?(私、よくやるんです ^^;)って思って、
風邪かも?いやいや大丈夫大丈夫、違う違うって、気のせいって思って、
でも日曜日の朝に声がかすれていて、何だか熱っぽく、下痢も凄くて、母親との会食(母の誕生日だったんです)の時に食欲もなく、
もう間違いなく風邪だ!明日は軽井沢なのに!!お薬飲むぞ!治すぞ!って思って近所の薬局に行きました。

白衣を着た店員さんに「あの〜」って声を掛け、若かったので少し不安に感じながら、聞いてみました。
「下痢が酷いんです。神経性の下痢止めって、どれですか?」
「ってか、喉も痛いんですけど、風邪なんだか判らないので、止めて良いのやら迷ってるんですけど」って。

店員さんに、
「風邪薬なら、これですが、
 下痢は、お客様の場合、症状を聞くと腸が悪いのではなく、胃が悪いんですよ。
 胃が風邪だか何かのせいで、消化酵素を出してくれなくて、
 だから、腸が吸収してくれなくて、そのまま出ちゃうんです。
 下痢止めよりも、胃腸薬を飲むことをお勧めします。
 風邪薬なら、これが胃腸風邪のものですので、こちらが良いかと。」
って言われました。

えっ?そうなんっすか?
腸が炎症しているんじゃなくて、胃が悪くて消化してくれない?
おお!そうだとも!神経性で胃はやられてるさ!!って思って、
なるのど〜 腸炎ではなく、胃腸薬が良いのかって、目から鱗がボロっと落ちました。
ま、結局風邪薬を買ったんだけどね。

で、昨日軽井沢から帰ってきて、もう買ったお薬もなくなるし、もう一回買いに行くべって思って、同じドラッグストアに行きました。

あの〜
今度は、白衣を着たおじいちゃんに声を掛けました。
掛けてから ちらっと名札を見たら、薬剤師って書いてあって、ああ、薬剤師ならおじいちゃんでも大丈夫かってちょこっと安心。

「日曜日に買いに来たら、これを薦められたんですけど、このままこれを買えば良いですかねぇ?」

今、下痢が止まっていること、熱はないことを言い、
「なら、総合風邪薬ですな。」って言われました。
「これ(私が買ったやつ)は、風邪の後期の薬なので」って。

「へっ?風邪の後期?? 風邪の後期って、治り始めなのでは?」って聞くと、
「風邪の後期ってのは、こじらせた風邪のことを言います」って言われました。
なぬ?こじらせた風邪? じゃぁ、私は引き始めで いきなりこじらせていたの?って思って、聞いてみると、

「風邪は、まず表面の風邪から始まります。熱が出て、ぞくぞく寒くなったり、頭痛がしたり。
 そして、体の中に入り込んで、胃腸に症状が出てきます。だから、後期の風邪 つまり こじらせた風邪」
だそうです。

でもね〜 今、熱はないんですよね?寒気もない。
じゃぁ、今ある症状で辛い症状の薬を買った方が良いですよ。
鼻水が出るのなら、鼻水の薬を、
咳が辛いのであれば、咳止めをって言われて、
(なぜなら、それぞれに効く成分の量が違いますからって)
で、どっちが辛いんですか?って聞かれました。

「うーん。
 辛い...いや、どっちも『薬を飲むほど』辛くはない。
 なぁんだ。ってことは、後は私が元気になるだけなんですね?」って言うと、
「その通りです!薬は、症状を抑えてくれるだけで、風邪を治してくれる訳ではないので、
 治したいのなら、症状を抑えている間に1時間余分に寝たら治りますよ。

 お薬なんて飲まなくても」 だって。(笑)

薬局に行って、薬買わなくても良いよって言われたの、生まれて初めてだよ!
何て面白い体験をしたんでしょう!

1時間余分に寝て、体を元気にすれば充分です。
もし買いたいのであれば、栄養剤くらいですかねぇだって。(笑)
結局お勧めの栄養剤を買って、3日間だけ飲むことにしました。

風邪だって言って、総合風邪薬を薦められなかったのも初めてで、
それ以前に、風邪薬なんて、治しはしないんだから、買わなくても良いですよなんて言う薬局初めてだー
私、ここのお店、大好きになりました。
いや、もともと 好きだったんだけどね。
(年末の大掃除に、ここで薦められた洗剤が大活躍でした!手も荒れなかったし)

私の基本的な考え方である、
『人は 自己治癒能力を持っている』
そして、医者や薬は それを手助けするだけってことを、このお店の人は基本としているってことが嬉しく思いました。
信用できるお店だって。

レジの横にある張り紙を ぼーっと見てたのね。
『薬には市販薬でさえ必ず副作用があります。どうか遠慮なくご相談下さい。』そう書いてありました。

人には持って生まれた、または後天的な体質と言うものがあり、
どの人に どんなアレルギー(または拒絶反応)があるか判らない。
それの許容量も人それぞれであり、市販薬であろうと、処方されたお薬であろうと、副作用がある事実は変わらない。
それをきちんと伝えて、相談に乗ってくれて、安心して自分を任せられる薬局が身近にあるって、幸せなことだよね。

最近は、こういうお店が増えたのかな?
なら、嬉しいな。
私が言うよりも、説得力が違うもの。^^


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