★ 夏海の日記 ★

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2006年10月27日(金) まるなげ

最近引越し屋さんの車をよく見かけます。
気候も良いし、引越しの季節なのかなぁ...確かに春と秋は引越しの季節だよなぁ。(何となく)
ってか、結婚シーズンも関係あるのかもね。
会社の女の子が結婚して、新婚旅行から帰ってきました。
お土産のマカダミアンナッツチョコレートは途中で止まらなくて、勢いで全部食ってしまいました。
と言っても、全部で5個くらいなので、勢い食いは3個だったかな f^^;
(もちろんteaにはナイショですとも!)
旅行中に彼が酔って、体調不良になって、喧嘩をした話を聞いて、
それより少し前に紅葉ちゃんと「リゾートへ新婚旅行で行くと、熱を出すのは日本人男性だそうだよ」って話をしていたばかりだったので、
やっぱりそうなんだーって紅葉ちゃんと大笑いしました。
仕事が忙しいのと、新婚旅行に向けて頑張って休んでも良いようにって余分に仕事を頑張って、ほっと一息してドッと熱が出るのが、日本人男性のパターンなのだそうな。
って、38度だか39度だかの熱を出した旦那さんのせいで、新婚旅行の一日を棒にふった友達が教えてくれました(笑)
旅行中に絶えず一緒にいる人が体調が悪いと、楽しみが半減しちゃうよね。
私のイトコは、北海道を車で走る新婚旅行をしたけれど、北海道って広いじゃない?
イトコは運転でくたびれてるけど、奥さんは移動中は暇で寝ていて、ホテルに着いたら元気いっぱいで、
お互いのテンションが違いすぎて喧嘩ばかりしてたって話してました。
だから、北海道を車で移動する新婚旅行は お勧めできないと(笑)
二人の趣味が同じで、同じテンションで行くことのできる旅行は楽しいよね。
新婚旅行の為に体調を整えておくって人は ほとんどいないだろうけど、
旅行なんて、環境がかなり変わるのだから、それに海外だから時差の関係もあるだろうから、体調を整えて万全の体制で臨むべきだよね。本当はね。
長期に会社を休むのだから、やらなくてはならないことがてんこ盛りなのは仕方がないんだろうけど。


さて、『まるなげ』
これは漢字で書くと、『丸投げ』です。
そう、つまりは 丸々相手に投げてしまうこと。
自分はホールドアップしてしまって、お願いする、やって貰う、決断をゆだねること。

今朝、アリさんマークの引越し社の車を見て、そう言えば、ここへ越してきた時、アリさんに丸投げしたよなぁって思って。
住む場所を変わりたい。
でも、自分で引越しの準備ができる精神状態ではない。
で、アリさんに相談してみました。
前回の引越しの時もネックになったのは自転車の存在で、自転車さえなかったら安く引越しできたんだけど、
自転車があると値段が跳ね上がるのです。
今回は家電もあり、重い冷蔵庫もあるし、引越しを手伝ってくれる宛てもない。
で、アリさんに電話を。
「安くでお願いしたい」
「県外への引越しになる」
「住む場所は階段しかない」
「女の私一人である」(つまり大物の荷物運びは手伝えない)
どうしたら良いでしょうか?

ここが営業の腕の見せ所、そして客の腕の見せ所でもあります。
お金の問題は、上限があり、私が手伝えない以上 作業者は一人では無理。
県外へ行くのであれば、一日仕事になる。
高速代、燃料代、お昼ご飯などなど。
で、繁忙期ではなかったのかな?そのお陰で、一人の値段でニ人派遣してくれることになりました。
「面倒臭いので、あと○○円で梱包を引き受けますよ。」と、これが結構お買い得な値段で提示され、
片付けに不安を持っていた私は、丸投げしてお願いしました。
「貴重品と下着はご自分で、それ以外は任せてください。」
で 手打ちとなりました。シャンシャン

当日来てくれたのは、明るい体育会系の男の子3人だったか4人だったか。
てきぱきと良く働いて、明るくお喋りして、ホイホイ あれよあれよと言う間に引越し準備完了。
高速へ乗って、途中サービスエリアで昼食を取ってから行きますと告げられ、
「へ?お昼代、私持ちでなくても良いの?」って思いました。
新居に集合し、私は冷たい飲み物の買出しをして、途中休憩をはさんで本当によく働いてくれました。
それはもう気持ちの良いほど。
アリさんは、紹介やリピーターが多いのも納得です。

ということを考えて、自転車をこいでました。

この『丸投げ』
ananに載ってました。
上司などに、「どうなってるんだ?!」「どうするつもりだ?!」と言われたとき、
「どうなってるんですかねぇ?」「どうしたら良いですかねぇ?」って答えるもの戦術だ
そう書いてありました。
日頃頑張ってる、それに対して理不尽にいちゃもんつける相手には、そうやって対処したら良いと。

考えたら、この『丸投げ』、私よく使ってるかも。
「困っちゃいましたねぇ」
「どうしましょうかねぇ」
「私にできますかねぇ」

自分一人でできることには限界があり、「できません!!」って言い切っちゃうより、逆切れしちゃうより
言われた言葉そのままを相手に丸投げしちゃうと、相手もそれなりに考えないといけない。
できる できないの判断は、自分でしないといけないし、その力量を知っていることも大切だけれど、
全てを自分一人で背負ってしまう必要もない。
「無理です」って言うより、「頑張りますけど、私にできますかねぇ?」って言っちゃうと、
任せた相手にも責任を持ってもらうことができる。だって「できる」って言って任せたんだから。

どれだけ狡猾な対応の仕方を知ってるかで、ストレスを溜めない生き方ができると思う。
試行錯誤しながら、このやり方(自分一人で背負わない方法)を見つけた私だけど、
これを雑誌で知ってしまうことは、その人の為には 果たして良いことなのだろうかとも思ったりする。
悩んで辿り着く答えは、その人オリジナルであり、
悩むことはとても大切なことだと思うからね。
悩んだり、考えたりして立ち止まる時間って、本当に大切です。
その 悩むこと 考えること をしないで、答えが用意されているのは、良いことなんだろうか...?
それも、anan世代の若い子にとって。

で、この丸投げ、
私はもう一人で頑張ったりしないぞって心に決めてるから、ガンガン丸投げしても へっちゃらになりました。
やって貰うことに対して 卑屈にならない。
過剰に恩を感じすぎない。
(ありがとうって感謝はするけど、この『借り』を早く返さなきゃって焦らなくなりました。)

ただし、「ここまで頑張った。これ以上無理」ってなった場合だけ だけどね。
頑張ることは やっぱり必要で、悩んだり考え込んだりすることも私には必要なので、
闇雲に丸投げしちゃうのは、人生の楽しみを半減させちゃうよなぁって思うので。(あたくしマゾですか? 笑)
それに、
最終兵器は、最終であるからこそ効果があるのであって、
毎回同じことをしていると、それは武器ではなくなり、無能というレッテルを貼られても仕方がないと思うのです

ananでも、失敗したときなどは、きちんと誠意をもって対処する方法が載っていて、
それでもウダウダうるさい人に対しての対応として載ってました。
頭の良い人は、最初の『誠意を持って対処する』を学ぶだろうし、
頭の悪い人は、まるなげだけを学び取るんだろうなって思う。
頭の良い、まじめな人には生きにくい世の中だよなぁ。
お互い、負けずに生きようね。


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