★ 夏海の日記 ★

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2002年04月08日(月) 山田詠美さんが好き

ここ2日ばかりの日記の口調、いつもと違ってません?(笑)
それは、山田詠美さんの本を読んでいるからなのでした〜マル

ベッドタイムアイズで、衝撃的なデビューをはかった彼女。その頃は恥ずかしくて読めなかったのですが、何がきっかけかは忘れたのですが、読んでみたら、何てロマンティックなの!と感激しました。愛に対して純粋で、とっても正直で...。性描写ばかりが取りざたされて、私生活まで取りざたされて、世間は色眼鏡で見すぎています!(最近は そうでもないかなぁ...?)
もっと早く読んでいれば良かったと後悔しました。

さて、彼女のロマンティックな小説も好きですが、エッセイも、痛快で大好きです。彼女の優雅なビッチぶり(変な表現ですが ^^;)がとっても素敵♪
気の合った 言葉の解る(言語という意味ではなくて)友人だけいれば、後の『その他大勢』は、どうでも良いや〜っていう、達観している潔さに憧れます。

彼女は、とっても愛されて育ったのね〜って、とっても羨ましく思います。
愛に対して純粋で、真っ正直で、それは自分に対してもそうだけれど、身内(家族や 夫や 夫の家族や 大切な友人達)を守るためなら、戦うことも辞さない。自分のことも愛しているけれど、それと同じくらいに守るべきものがある強さ。
そして何より、人に嫌われるのも好きだと 堂々と言ってのける強さに憧れます。
自分を変えてまで 人に好かれてもしょうがない。合わない人は 世の中にいくらでもいて、そんな人に労力を掛けるのは、時間の無駄だと。
それは、日本の一般社会では通用しないことなのかもしれない。彼女が作家だから、会社に勤めていないから言える事なのかも知れない。

でもね、たぶん彼女なら、相手が文句も言えないくらい完璧に仕事をこなして、会社とプライベートを完璧に切り離すワザくらい持っていると思うんですよ。(そして売られた喧嘩は 買うね!絶対に 笑)

彼女が 嫌われるのが怖くないのは、愛情をたっぷり与えられて育ったからなんだろうなぁって思います。私なんて、嫌われたくなくて ビクビクしてるもん。相手の顔色を窺って、言葉の裏を読んで、表情を観察して、その言葉や態度が 本当かどうかチェックして、相手が望むことを読んで 先回りなんざしちゃって、そして疲れて 蕁麻疹なんか出しちゃうのね〜 っと。

山田詠美さんのエッセイを読んで大人になった女の子達は、最強だと思う。そこらへんのクールじゃない男の子なんて、鼻にもかけて貰えないね。きっと。中学生か高校生くらいに これらの本に出会っていたら、私ももっと楽に息ができたかもしれないな〜。大人になることに夢を持てて、自分をもっと愛せて、自分を無くしてしまうくらいなら嫌われて1人でいる方を選ぶ潔さ、気楽さをもっと早く知っていたらね。
(でも、人一倍愛情に飢えてる私は、やっぱりダメだったかも知れないね ^^;)

本当は、高校生くらいの男の子に読んで欲しいなぁって思うの。クールな男前(ルックスという意味じゃなくて)な大人になって、元気いっぱいの女の子に負けない力(腕力という意味じゃなくて)を学習してくれたら、日本ももっと大人の国になるのかも知れないって思います。
だってさ〜 『幼さ』や いかに若く可愛く見せるか競ってる芸能界って、お子ちゃまの集まりで、変じゃない?
今の政界も、お子ちゃまが 年食ってじーちゃんになった とっつぁん坊やばっかりに見えるんだもん。

一番お子ちゃまで 腹わたが煮えくり返るのが、義理の父親による幼児虐待死事件の多さ!
言うことを聞かないからって、殴る蹴るの暴行を加えるなんて、あんたらは大人のフリをした幼稚園児でちゅか〜?!


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