★ 夏海の日記 ★

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2001年09月01日(土) 大好きだから

甥っ子とプールに行く途中で、お昼ご飯に牛丼弁当を買って、プールの駐車場に到着後、車の中で食べていた時のことです。

甥っ子が、食べるのに失敗して、お肉の固まりを1つ落としてしまいました。お肉が好きなことを知っていた私は、「これ、食べる?」って甥っ子に自分のお肉を渡そうとしました。甥っ子は「いらない」と言います。そこで、『遠慮は、いらない』と 話をしようとしました。

本当は そうして欲しいのに、『いらない』っていうのを『遠慮』と言うの。タクは子供、私は大人。タクは子供だから、大人の私に遠慮なんて、しなくて良いんだよ。で、改めて聞くけど、本当はどうなの?

重ねて「いらない」と言われました。
現在のお腹の空き具合や、日頃食べる量の加減が判らないので、その言葉に納得して「じゃぁ、止めておくね」って あげるのを止めました。

で、ふと気が付いたことがあったので、甥っ子に こう言い直しました。

タクが子供で、私が大人だから『遠慮』が いらないんじゃなくて、
私が、タクのことを大好きだから、私に対して遠慮は しなくて良いんだよ(*^_^*)

嬉しそうに ニッコリと笑っていました。(相変わらず「お肉はいらない」って)
その後、何気なく「私は、お肉が沢山あるから、少し分けてあげるよ!」って言ったら、嬉しそうに貰ってくれました。

私は愛情を感じさせられずに育ったので、自分の存在を愛することができなかった。なので、甥っ子には『大好き』だってことを、できるだけ言葉で伝える努力をしています。(私以外にも、『ばぁば(ママ・パパ)』は、タクのことが大好きだから♪とか 母達をサポートしています)

言葉は、魂を持っていて、口から出してしまえば『本当』になる気がします。(言霊と言いますし...)
傷つけたり、人格を否定するような言葉って、心に深い傷を植え付けます。
でも反対に、心地良い言葉や愛情を持った言葉は、心の栄養になりますよね!

私は、私が与えられなかった分の言葉を甥っ子にたっぷり与えて、その言葉が生きる栄養になって、将来傷ついた時に 自分で立ち直る為の底力になれば良いなって思います。


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