★ 夏海の日記 ★

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2001年08月26日(日) 大雨が怖い理由(トラウマ)

大雨が怖いです。恐怖を感じます。なぜなのかを考えたら、私のトラウマがあったことを思い出しました。

幼稚園の年長さんまで、川と土手の間の敷地に、まだ未婚だった叔母や叔父たち一緒の家で、家族で養鶏をしながら住んでいました。台風が来ると、よく増水して、大慌てで鶏を避難させたそうです。

3才かな?4才かな?の時、大きな台風がやって来ました。
次の朝目が覚めると、周りには誰もいない。シーンと静まり返っていました。一緒にいるはずの 妹や弟もいません。まるで、世界には私独りぼっちのような寂しさと恐怖がありました。
しばらくすると、大人たちが帰ってきました。そして私に言うんです。「よく寝ていたから、起こさなかった。」って。妹や弟は、川向こうの親戚の家に避難させていました。

ワタシ ハ ヒトリ ボッチ ダッタ

もし川が増水したら、私は流されていたのかもと、死んでたのかもと、恐怖とショックを感じたことを覚えています。
もし増水しても、足手まといにならない程度に、私は成長していたのかもしれない。でも、私が感じた『恐怖』にフォローなんてしないで、ただ笑いで終わらせてしまった大人達でした。

ママ(伯母)が言うように『継子苛め』されているんだ。私はいらない子なんだ。幼稚園児の私がそのことに気が付いた瞬間だったのかもしれません。
(13才しか離れていなかった叔父からは、たぶん私が可愛くて仕方がなくて、「橋の下から拾われてきた子供だった」って言ってよく苛められました。自分が姉たちから言われたように。でも、私にとっては、シャレにならない言葉でした。)

私は大雨が怖いです。溺れたように、何だか息が苦しくなります。
でも、トラウマの存在に気が付きました。
独りぼっちで恐怖と戦っていた『孤独な子供』の私を ぎゅーっと抱きしめて、大丈夫♪大丈夫♪って慰めているところです。


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