今日のつぶやき@日々暮らはおもしろ
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| 2004年07月22日(木) |
18日の日記の続きです |
私はYさんに比較的簡単な受注票を何枚か選んで渡したが 彼女は台帳を開くやいなや 「どうやって見るのかわからない…」 と ぶつぶつ言い出した。
この商品コードを探す作業は繰り返し繰り返しやって慣れるしかないので 「全然急がなくていいので、ゆっくり丁寧にやってね」 と、私はつとめてやさしく言ったつもりだった。 するとYさんは私を真顔でじっと見て、不意ににっこりと笑った。 なんだかいやな予感がした。
案の定、10分もするとYさんはトイレへ行ってしまった。 そして15分くらい出てこない。 やっと席に着いたと思ったら、またしばらくするとトイレに篭る。
「ねぇ、電話してるよ。聞こえる・・・」 トイレに近い席のHさんが言った。 みんな顔を見合わせた。
出てきたYさんに、誰も何も言わない。 彼女はようやく仕事を再開するのかと思いきや 今度は机に顔を伏せたままじっとしている。 「大丈夫? 具合悪いの?」 隣の席の社員のSさんが聞いた。 彼女は首を横に振るが、顔を上げようとはしない。 泣いているように見えた。
「ねぇ、どうしたの? 気分悪いなら帰ったほうがいいよ」 みんなの視線が集中した。
Yさんはゆっくり顔をあげた。 涙のあとはなかった。 「大丈夫ですから」と笑ったけれど、目の焦点が合っていない。
たまりかねて、この部署でいちばん古株の(といっても年は若い)�気気鵑� 「でも、仕事にならないでしょ? あっち行って話そ」 とYさんを休憩室へ連れて行った。
休憩室は同じフロア内に仕切りを立てただけなので声は聞こえる。 みんな仕事をしていても耳は休憩室のほうに集中していたに違いない。
�気気鵑領紊泙垢茲Δ弊爾世韻�聞こえる。
私は、どうしてYさんがああなっちゃったのかわからなかった。 私が受注票を渡してからあんなふうになったということは 私が何か言ったのだろうか? 自分でそんなつもりはなくても、何か私の言葉に傷ついたのだろうか? 不安がどどっと湧いてきて気になってしかたなかった。
結局、Yさんはとりあえずその日は早退することになった。 足取りがふらふらしていておぼつかなく、みんなタクシーで帰ることを勧めたけれど 「私、バスが好きなんです」 とわかるようなわからないような理由で断って、妙に元気に帰っていった。
ただ「また来週来ますから」を強調するので 決まった机のない彼女に「ここに私物を入れておけば?」と 私の机の空いている引き出しを提供した。
その後、�気気鵑墨辰鯤垢い拭� Yさんは 「もう一度チャンスを下さい」 と繰り返すばかりで 泣いているどころか妙にハイテンションだったそうだ。
「私、何か彼女の気に障るようなこと言ったんでしょうか?」と訊ねると 「ううん、そんなことはないよ。やさしく言ってたし。大丈夫だよー」 と�気気鵑卜紊泙気譴拭�
「あの子、酔っ払ってるみたいだったけど、何か薬でも飲んでるんじゃない?」 と別の社員が言い出して、みな「そういえば!?」とどよめいた。
「ちゃんと帰れたのかしら!?」とみんな心配になって パートのOさんが走って見に行った。
すると、Yさんが会社を出てすぐの路上でうずくまっているのを発見!! 所長は呼びに行くわ、営業のAさんが飛び出してくるわと しばし騒然となった。 結局、Aさんが自宅まで送って行った。
午後から、話を聞いて本社から女性マネージャーがやって来た。 「もう、なんて子なの!?」 とカンカンである。 しかし彼女を面接して採用したのはあなたですよ。
定時になって帰ろうとしたら、マネージャーが 「Yさんはもう来ません。辞めてもらうよう、本社の総務から電話させました」 とみんなに告げた。 私は思わず自分の引き出しを見た。
Yさんの履歴書だけを鵜呑みにして自分が雇っておきながら 一度もYさんを指導することも様子を見に来ることもなく 使えないとわかったらすぐばっさり切り捨てるのねー
パートなんてそんなものかもしれないけれど・・・・
やりきれない気持ちで会社を出た。
後から聞いた話だけれど、Yさんは精神安定剤を服用していたそうだ。 彼女はおそらくずっと優等生でやってきた人でプライドは高かったから 他のパートさん(というか私達)に早く追いつこうと焦りがあったようである。 仕事がこなせない、集中力を失くす、壁にぶつかると トイレにこもって薬を飲んでいたらしい。 彼女に通院歴があったかどうかは不明。
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