| 2002年12月26日(木) |
ある意味十八禁だから自己責任で読んでね。 |
さ〜、やってまいりました、第二回親知らず抜歯大会!ついに最後の大会になってしまいましたが緊張の糸は緩むことはありませんよ。 前回の第一回大会は9月19日ですから、実に三ヶ月ぶりですね。一回体験したということは非常に参加者にとっては大きな糧となったはずです。 まず、例によって口腔外科に回されました。今日は(おそらく)教授先生といつもの担当の先生の二人プラスα体制。執刀は主に教授先生でした。椅子に腰掛けると、口周りを消毒されました。次に、麻酔をするための表面麻酔かと思いきや、いきなり、あの独特な形の注射器で下を五六ヶ所、上も同じくらい刺されました。これがちょっとイタイ。刺していくときにやっぱり耳に近いものですから、筋肉が少しずつちぎれていく音がするんですよ。これがいやでさー。麻酔って、周りの関係ない筋肉までしびれてくるもんだから、外の髭が生えてるようなところや舌の右側も動かなくなってしまうんです。だから、「うがいしてねー。」といわれても、口に含んだ水を重力に任せてだらーって出すしかできないんです。だらー。 しばらく麻酔が回るのを待って、背もたれが倒され、緑の手術布がかぶされました。まずは下から。 まず先生はものすごい力で肉を切っていくんですよね。まるで噛み切れないステーキを切るかのように。そしたら、あっという間に歯に到達したらしく、「じゃあ削りますよー。」と言うと、おもむろに歯を縦に(おそらく)切っていきました。ちゅぃいぃぃーん、がりがりがり・・。どうやら、先生のスキルでは歯の切断なんてお手のもんなんでしょう。あっという間に切断終了。その後は漫画のように、ペンチで引っ張って抜きました。そのときの先生の力といったらまた、絶対に奥歯をかみ締めて出してますよ。めしめしめし、べぎん、という音とともに歯が体内から出されました。今回は歯冠と歯根が分離してしまい、少し苦労してました。歯根達もすべて抜き終わると、縫合をして上の歯に移ります。 上もメスで一気に筋肉を掻き分け、歯に到達すると、「このままでも抜けそうだな。」の一言の後、これまたペンチでめしめしめし、べぎんと一気に抜いてしまいました。ここで、バキュームをもっていた、助手をしているいつもの担当の先生が何かに触れてしまったらしく、執刀の先生は 「あっ」といいました。 これほど手術中に恐ろしい言葉はありませんよね。でも、何事も無かったようで、すぐに縫合して終わり。上の歯は多分、5分で摘出終了したかもしれないようなスピーディさでした。 布をとり、背もたれを上げてもらうと、歯を見せてもらいました。やっぱり、ビー玉くらいの大きさでごろんと転がってました。今回は前回の半分以下の時間で終わり、唇が切れることも無く、あご周りの筋肉が切れることも無く無事過ぎるほどに過ぎ去ってしまいました。でもしゃべれないのは変わらないですよ。出血も少ないと思います。 というわけでお送りしてまいりました、第二回親知らず抜歯大会はベテランの(おそらく)教授先生の圧倒的勝利で幕を閉じました。さすがは歴戦の勇士でしたね〜。次回は、第一回大会の後に埋めた歯がミラクルを起こす「親知らずの逆襲」でお会いしましょう!実況はYoshiki@患者でしたー。また来年!ばいばい!
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