■多事散文■
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| 2002年10月07日(月) |
現在過去未来あの人に会ったなら |
この日曜久しぶりにN●Kの「のど自慢」を見てしまった。 いつ見ても最後の方ではらはらしてしまうのですが。
“あと2分しかないのに無事終われるのかっ??”
と。
学生時代、近くの町に(車で一時間かかるけど)“のど自慢”が来たことがありまして、軽音サークルでボーカルやってた友人が参加するというので皆で応援に行ったことがあるです。 彼女はとても歌の上手い人でしたので、なんなく予選を通過。本番(次の日)にも出ることになりました。こんな事は滅多にないので、張り切ってサークルで作ったTシャツを皆で揃えて着ていったり、“がんばれMちゃん”と画用紙に一字づつ描いて色を縫ったものを準備したりと、結構わくわくしたものです。
その字を書いた紙を持って
「こーいうのって1人逆さまに持ってたりする奴がおるんよねー」
と言いながら、 まさかそれをやるのが自分だとは思っていませんでしたが。 ことごとく私って。 前にいたおばちゃんに「お姉ちゃんそれ逆さまだで」(←鳥取弁)と言われるまで気付かんかった…。(嬉しそうに逆さま文字を一生懸命振る様はばっちりテレビに写ってました。)
そんな事もありつつ。 「迷い道」を歌い上げたMちゃんは見事合格! (でもMちゃん、リハで「サビになるとドラムが走る」と言って睨ま れたそうです…だめだよプロにそんな事思ってても言っちゃあ…) 惜しくも優勝を逃しましたが、とても楽しい一日でした。 有名人も見れたし。
その回のゲストは前川清氏と松原のぶえさん。
無事放送が終わりぞろぞろと会場の外に出てみると、清が帰ろうとしている所でした。私達は少し離れた所で見ていたのですが、清は出口のところでおばちゃんの大軍に囲まれていて、気のせいかもしれませんが何だかとてもイヤそうに見えました…。
ナマの芸能人なんて滅多に見た事がなく、心では“清だ清だ本物だ清だ”と結構舞い上がっていたのですが、表では冷静を装って“なんだあ清かあー。興味ないわ。”という態度を通していた私。
が、いざ清がタクシーに乗り込み、発車しようとしたその時。
気がつくと私は
サークルの皆が見守る中
「きよしいぃ〜〜〜〜〜〜!!!」 と叫びながら清を乗せて走るタクシーに両手をぶんぶん振って駆け出していたのです。
ナマの芸能人に興奮する田舎もん丸出し。 あああああ恥ずかしい…!!
でもその時なんと清は駆け寄る私に気がついて、 さっきとはうって変わった満開の笑顔で手を振ってくれたのです!!
清‥‥‥!!(涙)
あの笑顔で報われました。 やっぱりおばちゃんの大軍に囲まれるより若いお姉ちゃん(当時21才)の方が良かったのでしょうか。
そんな素敵な思い出のある番組です。“のど自慢大会”。 今好きなのは同じ“きよし”でも“氷川”の方ですが。
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