| moonshine エミ |
| 2006年10月28日(土) 気づいたらここにいた。 | ||||
| ハーイ。今日も無事に、日記の時間がやってきました。 8時半起床して、平日よりは遅めに出社。ビルのセキュリティシステムの更新工事が行われています。今日の業者さんたち、みなさんとても礼儀正しくて感じがよかった。ただでさえ、機械系統の仕事ができる人たちって、尊敬しちゃうというのに。土曜日の会社の顔は平日とはだいぶ違って、それもまたいいものです(←負け惜しみ。) 午前中、連結CF計算書でのとある事項の取り扱いについて、上司とえんえんと討論。赤子の手をひねられるように、簡単に説き伏せられる(まあ、解決してもらうともいうけどサ)ことも多いですが、最近は、あーでもないこーでもないと、白熱ラリーさながら時間をかけて答えにたどりつくこともけっこうあります。あたしのレベルが上がったってことよね(←自画自賛。) 連結財務諸表もCF計算書もそれらしい形になったところで、今日は18時には退散。たそがれの終わりがけに家路につく。なんと久々なことだ、と幸せをかみしめるわたくし。4週連続の土曜出勤でした。来週は休めるといいなー。あ、来週は3連休なんだな。でもねー。連結範囲についてなどなど監査法人と調整中なので、たぶんドラスティックに変わるんだよね、また。ていうか、まず、調整に向けて、いくつものパターンの試案を作らなければならない。道は遠いな。たぶん、決算発表は遅れることになるな・・・・。 帰宅して、きゅうりのピリ辛和え作り、お惣菜の唐揚と発泡酒で夕食。 摂りながら、買いだめしてた文庫本読む。吉田修一の『東京湾景』。一気読みするつもりじゃなかったのに、引き込まれてあっという間に読み終わった。 読み終わって思ったことは、「トシを重ねると感覚って変わるな。」ということ。24,5歳のころ、この作家に夢中だった。読むと胸が熱〜くなったものだった。今回の本も夢中で通読したくらいだから、確かに面白かった。共感できるとこもいろいろあった。でも前とは、ちょっと違ってた。これは私よりもうちょっと若い人のための小説だと思った。年齢の上ではとっくに成人した、でもまだまだ若者ならではの説明のつかない投げやりさ、粗さ、自分をコントロールできない感じ、焦燥感、そういうものに満ちあふれてる、この人の小説。もう私はその時期を通り過ぎつつあると思った。 とても不思議な感じだ。学年で区切られていない社会人生活、私はずっと同じ会社に勤めているし、部署ももう5年も変わっていない、この部屋にも3年以上住んでる、忙しく追われる日々はあっという間に過ぎ去っていく。でもその間に確実に月日は流れ、環境が抜本的に変わることがなくても、自分の立ち位置って、いつの間にか変わってってるんだな。 切り干し大根煮を作成。明日から食べるのだ。 |
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