moonshine  エミ




2005年05月04日(水)  ありがとうって言いたい。

今日は、母方の祖母の祥月命日。家族で佐賀のお寺までお墓参りに行った。昭和55年に亡くなったので、もう25年、四半世紀にもなるわけだ。26歳の私には祖母の記憶はひとつもないけど。

ご先祖を大事にしないとばちがあたる、とかそういうんじゃなくて、お墓参りって本当に大切だなあ、と思うこのごろ。私なんて、親戚づきあいもそれほど活発じゃない核家族で育って、今は都会(まあ地方都市ですがね)に一人で住んで、いちおう経済的に自立しているし、仕事も忙しくて、ついつい「自分ひとりで」って気持ちになることがあるけれど、決してそうじゃないんだってこと。

両親がいて姉がいて、この世にいてもいなくても祖父母がいて血縁の人たちがいて。誰もがそういう大きな幾重もの輪の中で「生かされている」ってことを、思い出すのだ、お墓参りに行くと。

それに、人は一人で生まれて一人で死んでいくものだとしても、自分の人生を自分だけのものだと考えるのは傲慢だとつくづく思う。人間、生きてる間だけじゃなくて、お葬式を出すのにも、お墓に入るのにも、入った後だって、お金も手間もかかる。もちろん亡くなった人を大事にするのは生きている人たちのよすがになるけれど、だからって自分が好き勝手に死んで「私の勝手でしょ」っていうのは絶対違うと思う、つまり好き勝手に生きるのもやっぱり違うと思う。何が“つまり”なのかぜんぜん説明できてませんが。

うちなんてもう両親ともに還暦過ぎてるし、なのにお金もないし、孫もいなくて何だか申し訳ない。せめて自分は元気でいないと、とか考えたり。親は私の残業とか休日出勤が多いのをすごく心配していて、やずやの香酢とか送ってきたりするけど、両親を見ると、私なんてぜんぜん甘ちゃんだもん。今きついのなんて苦労のうちにも入んないと思う。そういうこと感じて自分を戒めるのも、お墓参り効果か・・・。

4時過ぎ帰り着いて、しばらく実家に滞在。(もと)自分の部屋で転がって本を読みながらも、リビングでは野球中継のテレビつけてて、母と姉が喋ってる声が聞こえてくる感じ、この平和さ、かけがえのない幸せってもんなんだろうなー、と思う。実家で暮らしていたら、仕事のストレスとかで気持ちの沈む頻度も深度も、今より少ないんだろうな。でもその幸せの中に安住していられなくて家を出てしまった私。親不孝かなー・・・。

本は、昨日買った、よしもとばななの『虹』(幻冬舎文庫)。一気に読み終わった。本当につくづく、私はよしもとばななが好きだ。「ハネムーン」とかのころはいまいちついていけなかったけど、「キッチン」や「TUGUMI」などの、当時華々しく取り上げられた初期作品を手にとった人たちの中で、今もこうして忠実に、愚直なほど一途に共感しながらその後の作品を読み続けてる人って・・・・割合としてはそう多くないに違いない。やっぱり、初めて読んだのが、多感な時代に突入するころ(小学校高学年)だったからかな、これって。でもデビューしたころ、この人がこんなに長く、情熱的に書き続ける人だとは世間は見てなかった気もするな。

実家の近所で食事し、家族と別れる。三越でお直しに出してたのを受け取って、家まで歩いて帰る(って、たかが10分ちょっとですが)。本屋に行き、「ゴールデンウィークっていったって、旅行に行くでも、派手に遊ぶわけでもないんだし、本くらい・・・」とか心の中で言い訳しつつ、7冊買う。幸せな重みを手に帰途。何を買ったかは、読みながらおいおいここで書いていきます。掃除、洗濯。久しぶりに長風呂。梅酒ちょっと。日記まとめ書き。





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