moonshine  エミ




2005年01月22日(土)  一緒に死ねと言ってほしい

そんな台詞すらすんなりと受け入れられた日。世界のオザワが指揮する、ウィーンフィルの『ニューイヤーコンサート2002』DVDに酔いしれた先週に続き、今週は世界のニナガワだ!

蜷川幸雄演出の『新・近松心中物語』を博多座に観にいく。前から11列目、花道の真横という願ってもない席を先輩にとってもらった。主演の阿部寛・寺島しのぶをはじめ、幾多の役者さんたちが私のすぐ横をすり抜けて舞台へ上がる。間近でみた阿部寛!かっこよかったー!!! まったく背が高い。着物の帯が信じられないくらい高いところにある。

ニッチモサッチもいかなくなった男女が遂に心中、なんて、どんなにか怨念ドロドロだろう、と思っていたが、さすが世界の蜷川! 重苦しいだけの芝居なんかにはならないのである。たっぷりと観客を惹きつけ、陶酔させる数々の演出には驚くばかり。まさか客席の自分が、紅白歌合戦の大トリにおける北島三郎よりも大量の紙吹雪を浴びる日がくるとは夢にも思わなかった。雪に見立てた紙吹雪が博多座中を舞い、お客さんは真っ白。通路に積もるくらい、という表現は過剰でもなんでもなく、本当にそれくらい、降ったのです。

遊女・梅川を演じる寺島しのぶの、凄まじいまでの熱演は予想されたことではあったけれどやはり感動。そして特筆すべきは、田辺誠一と須藤理彩の夫婦。かわいらしく、しょうもなく、感情移入させてくれた。なんといっても、これまでクールな印象だった田辺誠一のコミカルなことといったら! 硯川のシーンでは、褌一丁になって川(本当に水が張ってある)に飛び込み、5分ほどもバタつくという、芸人顔負けの大運動会を演じてみせた。後半では彼が一言発するたびに客席には笑いのさざ波。

興奮冷めやらず語り合いながら、博多リバレインでパスタランチを食べる。そのあとは、仕事の続きをすべく、すごすごと会社に行って3時間ほどがんばる。何事も手順が大事やね・・・・。夜は、松岡さんのお店に行って、久しぶりにモルトを飲む。グレンリベット、ラフロイグ、カリラ12年。それにしても蜷川幸雄の舞台はすごい。藤原竜也と鈴木杏の『ロミオとジュリエット』が福岡に来たら、絶対に観にいきたい!





↑エンピツ投票ボタン 押すとコメント変わりまふ

My追加
Mail Home

BBS blog


<< >>