| moonshine エミ |
| 2004年08月28日(土) 大人になっての夏祭り | ||||
| 酔って倒れてばたんと伏して、ひたすらこんこんと眠り続けること11時間、午後3時にゆうきちゃんからのメールで起きました。「えみちゃん、ほんとによく寝るよね〜」と、からだが朝型にできているゆうきちゃんは笑います。眠り続けるのにも若さと体力が必要だという説は本当かしら。やっぱり単にぐうたらなだけ? 吐いて寝たので二日酔いは免れました。しかしゆうべはよく飲んだなあ。ワインも私が3分の2は飲んだし、泡盛があとちょこっとしか残ってないのも、おおかた私のしわざじゃないかしら。でも吐くなんてもったいない。どっちもしょうこちゃんが持ってきてくれたものなのにね。椎名誠と仲間たちの合言葉、「飲んだら吐くな、吐くなら飲むな」の実践を心がけなければ。 届け物のため、母親が急に来訪。友だちはがんがん上げてるのに、母親はマンション下での応対。親不孝め・・・。でも部屋の中、まだ酒瓶だらけだったんです。マミーごめんね。その後、レトルトのカレーと水菜とトマトのサラダをがっつり食べて、今夜はいよいよゆうきちゃんとのデート実現です。 平和台にて「中央区民フェスティバル」。大濠公園の花火大会などに比べると格段に地元メディアの扱いも小さいものの、人はわんさか集まってました。露店が出て、ステージがこしらえられていて、市民の太鼓やら踊りやらが披露されています。浴衣姿も大勢。若い女の子の浴衣はもちろん、小さな子供ちゃんの浴衣に胸ときめく。帯をきゅっと結ばずにだらんと垂れ流せるのは子供の特権だよね。お年ごろになってからやると「花魁さん」だもん。 芝生にじかに腰掛けて、暮れゆく空やステージでの出し物を長いこと、眺めるともなく眺める時間。隣に座ってるのは気心知れた友達で、もちろんとりとめもなく喋りもするけど、しばらく黙って風に吹かれつつ久方ぶりの夏祭りの雰囲気に身を任せていても、何の気まずさもない。なんと心潤う、贅沢な休日だろうか? すぐそばに座ってる家族は、お父さんとお母さんと推定2歳半の女の子。この子がもう、かぷって噛み付きたいほど愛くるしくて、いっこうに見飽きず、子どもの頃ってさー、みたいな話題が出るのも非日常です。 「あたしもベビーカーに乗っていたんだろうか?」 「子どもの頃、いろいろ怒られたけど、いたずらをした記憶はないんだよね。あたしはいい子だったのか?」 「それは覚えてないだけよ、きっと」 「今日のお祭りのこともさ、あの子はきっと、ちゃんとは覚えてないよね」 「親にとってはいつまでも思い出なんだろうけどね」 などなど。 8時前から、芝生広場の一帯に大きな人の円ができて、「総踊り」なるものが始まりました。なつかし〜い、盆踊り! 私も盆踊りやってたよ。生涯の友(になるだろう)しずどんとも出会う前、48棟までもある大きな団地に住んでいた10歳までの頃のことです。団地の真ん中に大きな運動場があって、そこで毎夏、「盆踊り大会」があっていた。2週間ほど前から、夜に練習も行われて、小学校の低学年くらいまでは、自由参加なれども、みんなちゃんと出ていったものです。レパートリーも5曲くらいありました。大会当日は露店もたくさん出て、運動場の中央には高いやぐらが設置され、それを囲んで大野城市の「まどか音頭」とか踊ってたんだよ。けっこう好きだったな、盆踊り。 総踊りで「炭坑節」が流れ始めると、郷愁はピークに。何年ぶりに見る光景でしょう。長崎出身のゆうきちゃんは馴染みがなかったようで、やっぱり福岡ならではのスタンダードなんだな。かつて隆盛を誇った大牟田は三池炭鉱で生まれた歌です。 「月が出た出た 月が〜出た〜ヨイヨイ」と始まる。 「三池炭鉱の上に出た あんまり煙突が高いから さぞやお月さん 煙たかろ サノヨイヨイ」ですよ。名詞、名曲! 踊りの振りも、当時は子供でそんなこと気づかなかったけど、よく見ると炭鉱を掘る動作、すくう動作、籠に入れる動作、車を押す動作なのでできている。ああ、一緒に踊りたかった〜。踊ればよかった。 そしてステージの明かりも消えて、祭りのフィナーレを飾る花火の始まり。考えてみれば、花火大会を間近で見るのなんて中学生以来です。青春のとき、いったい何をしてたんでしょうか自分は、と振り返ると、そう、バイトです。本当に、高校も大学もバイトばっかりしていた・・・。行事のときって働き手が少なくなるもので、私はそういうときに張り切って働いてしまう勤労学生でした・・・。 久しぶりの花火を見ると、疑問が湧く湧く、ワクワク。 「あのすごい音は、花火を打ち上げるときのものか? それとも打ち上げた花火が開くときの音か?」 「今日は5000発らしいけど、あの噴射は何発に数えられるのか? (だって30分で5000発、つまり1800秒で5000発だよ?)」 「花火って、花火をつくる職人さんと、うちあげる職人さんは、別の人なのか?」 「ぼんぼん次々上がる大噴火みたいなときは、打ち上げ現場はいったいどうなってんだ?」 うーん、花火、夏の芸術・・・。 うしろで見ていた家族の会話も微笑ましかった。お父さんが小学校低学年くらいの息子に、 「あーあ、○○君が花火見たから、もう夏休み終わっちゃったよ。見なかったら終わらなかったんだけどね〜」とか言ってた。 すっかり祭りを満喫して、警固まで戻ってダイニングバーで食事。春の花見のあとも、ゆうきちゃんとここで飲みました。ハイネケンと芋焼酎の水割り一杯で、ゆうきちゃんはへろへろと笑うご機嫌モードに突入。甘くささやいて、最近お気に入りのバーに連れて行きました。ウイスキーほぼ初挑戦のゆうきちゃんが一杯、私は連日調子に乗って、グレンフィディック、タリスカー、ラフロイグの三杯飲みです。 語る語る。夏祭りなんて見たせいか、やっぱり昔のことなんか思い出します。 「えみちゃん、ほんとに大学来てなかったよね〜」なんて言われたりして。そう、大学の入学式で出会って同じ研究室に進んだ私とゆうきちゃんですが、大学の間は私が典型的なサボり学生だったので、これほど密な関係ではなかったのです。 「ほんとよく卒業したよね〜、あれだけサボったのに、最後は人より20単位も多くとってしまってさ〜」 そう、私は不祥事を起こして、4年の始めに、取得していた20単位を取り消されるという憂き目にあっていたのでした・・・。ひどい話。 やっと帰途についたのは1時過ぎ。酔っぱらうと、自転車飛ばすくせがあることを発見。わけもわからず心が勢いづくのだが、体はついていけないはずです。気をつけないとな。帰ってしん氏に電話すると、彼も飲んでいる最中。楽しく話して(なに話したか覚えてないけど)、なお飽き足らず、親しい人やら親しくない人やらいろいろに支離滅裂なメールを送りつけ、この夜もばたっと倒れて眠りについたのでした。友達ばんざい、恋人ばんざい、思い出ばんざい。でも現在未来もがんばろう。なんて思えた麗しの夜。 |
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