| moonshine エミ |
| 2004年03月22日(月) 薄暗い飲み屋で安酒に溺れる青春のひと夜 | ||||
| テレビをつけたら、NHKで時代劇をやっていた。 暗い酒場。染川町の入り口。酌とり女の名前は「おとら」と「おきみ」。 これだけの情報で、稲妻に打たれたように 「せ、『蝉しぐれ』だ〜〜〜!」 と閃く私は、本当にあの物語が好きで繰り返し読んできたんだなあ。 藤沢周平の送る青春物語。この時間(21時)に再放送やってるんだねえ。 海坂藩下級武士の牧文四郎、若者の中でも剣の腕は指折り。 しかし政争に敗れた父親は切腹させられ、自らは謹慎の身となる。 筒井筒の仲というべき、隣の家のおとなしい少女おふくは、 ふとしたことから藩主のお手がつき、側室になって江戸へ行ってしまう。 いくらかの月日が過ぎ、 幼い頃からの友人3人で色街の入り口にある酒場で飲んだ後、友人から おふくが藩主の寵愛を受け子どもを身ごもったが流産してしまったことを聞き、 やるせない気持ちになって友人と飲み屋に戻って飲みなおす。 酔っぱらって飲み屋の奥の部屋で寝込んでしまって朝になり、 しろうと酌婦のおきみちゃんの生あたたかい身体を横に、 (おふくは人の子を流産し、俺はこんなところで酔いつぶれて・・・) と、苦く述懐する場面でありました。 青春って、伸びやかで血しぶくような情熱に満ちていても、 この種の暗さ、ゆきづまる感じを内包しているものだよなあ。 文四郎役の内野聖陽、かっこいいけど年がいきすぎて全然少年ぽくないー! 寡黙ながらも内に凛とした意志を秘めた剣の使い手、 なんて役どころ、年若い俳優さんでは難しいんだろうけどねえ。 朝方まで冷たい雨の降った寒い一日だった、 が、今夜は冷しゃぶを作って食べました。レタスに豚肉、もやしに長ネギ。 しいたけとまいたけとじゃがいも、長ネギのお味噌汁も作りました。 お味噌汁は具だくさんが好きです。 まだ1時。もう明日の準備も万端。 寝る前にもう少しだけ、楽しい考えごとをしようかな。 それとも今日買った雑誌をめくろうか。 |
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