moonshine  エミ




2003年12月02日(火)  ざんげの部屋

 起きたら8時だった、ってそれも、まだ輪郭のくっきりとした先週の記憶ですが、
 今朝は9時10分に目が覚めた。
 上司からの(しかも10回目くらいの)電話で。
 註:当社の始業時間は8時45分です。

 回転率3%くらいの頭で電話を受けた私に一言目、
「いま、どこにいるの?!」
 怒りと呆れが混ざったような声で言われた。

(そこで『びょ、病院です』くらい言わなきゃ!
 なんて仲のいい先輩に言われたりしたけど、
 無防備な起きぬけの頭では、とても知恵がまわらず。
 てか、そんな言い訳もミエミエだが・・・・)

「すいません、寝てました、すぐ行きます、すいません」
 平謝って電話を切って、脱兎のごとく(←間違った比喩。)家を出た。
 もーーーーう、バカバカバカ!!! バカ! バカバカ!
 
 会社に着くと、まあ遅刻も一回目だし、て感じで(少なくとも表面上は)
 みんなにこやかだったが、ああ、狭い肩身よ。
 こんな失態だけはないようにしよう、と思っていたのになあ。
 社会人失格・・・信用の失墜・・・。

 でも、改めて着信履歴を見てみると、
 25分程度の間に10回近くかかってきている。
 ほかの部署で親しくしている女の子たちにも、
「ゆうべ一緒にいなかった?」とか、「番号これで間違ってないよね?」とか
 その上司は聞きまわっていたらしい。
 9割5分、寝坊だろうと見当はつけつつも、やっぱり心配もしてくれたのだろう。
 いちおう、ひとり暮らしの身だし。
 その間、上司は仕事もできんかったやろう。
 そんなふうに思うと、なんだかありがたくて、ほんと、頭が上がらない。
 ひたすら反省である。
 
 二つの目覚ましは、きちんとけたたましく、鳴っていたのである。
 止めた形跡がない。
 起きた頃には根負けして鳴り止んでいたということだ。
(目覚ましは、6時30分に鳴らしているのです)
 携帯の着信メロディーだって、10回近く、『Dance to the music』が賑やかになっていたのだ。
 どこ吹く風、で眠り続けていた私は、起きる間際まで、
 人類の存亡をかけた戦いに旅立つ、 
 なんてハリウッド映画並みに壮大で長いバカ夢を見ていた。
 うあー。
 
 ひとまず今夜からは、携帯のアラームもかけて寝ます。
 近いうちに、目覚まし時計をもう一つ調達しよう。

 3時間近く残業したけど、もちろん、今日は申告しません!





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