| moonshine エミ |
| 2003年11月21日(金) せめて満たして、おなかの中を。 | ||||
| 金曜日、夜はしんちゃんと久しぶりにぬくぬく仲良しになっているはずだったが、 先述のとおり、今夜も二人の距離は800キロ。 「しんちゃんね〜来れんくなったとよ」 などと友人らに説明する口調の10倍は軽く、暗い。気分は。 ぽっかり空いた三日間の予定を埋めようなんて気にもそうそうなれず、 だが唯一の光明があるとすれば、この日は給料日である。 思えば大学時代、 一緒に住んでいるような状態で毎夜いっしょなのに、お金も無いのに、 私としん氏は本当によく外食をした。 特に焼肉に対する情熱はどちらも負けずとも劣らず、全くの五分だった。 ウエスト、いちや、寿苑、この三店がテリトリーだった。 しかし箱崎から実家に戻ってからというもの、 私の焼肉に対する情熱は急速に冷めていった。 それはひとえに、はたちをいくつも越してゆく自分の胃が、 ニクニクしいものよりもさっぱりすっきりしたものを好んでいく ような習性に変わっていったがゆえだと、固く信じていた。 ひとり箱崎に住み続けたしん氏と週末などに会って、 「さあ今夜はどこでご飯を食べようか」という話になると、 彼は変わらず、「焼肉」「焼肉」「焼肉」と希望し続けた。 私は、10回のうち9回は、拒絶した。 「もう焼肉は、男の子同士で行けばいいやん」なんて、すげなく。 今になって慄然とわかった。 肉に対する欲求は、実家でお母さんの作る、 それを用いた様々な料理で満たされていたのだ。 再び一人暮らしを始めて1ヶ月と半月あまり、焼肉に恋焦がれる私である。 赤いお肉をじゅーっと金網で焼いて、苦しいまでに頬張りたい。 ・・・ということで、お給料も入ったことだし、 仕事の後、同じくお給料で懐が(一時的にせよ)暖まった社の面々で焼肉を食べに行った。 肉! 肉ー! にくー! にーーーくーーー!! 満たされました。 |
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