moonshine  エミ




2003年08月08日(金)  千秋楽。またいつの日か

 7月24日に思い立った「一日一冊 本を買う」企画
 今日が最終日です。

 千秋楽、なんて語彙を頭に浮かべると、
 なんとなく名作・大作に手が伸びそうにもなり、
 また、「最後だから大人買い・・・?」なんて、
 つーいつい いっぱい買っちゃいたい誘惑にもかられたが、
 まあそういうことはせずに、フツーに選んでみました。

■今日の本
 『村上ラヂオ』 (村上春樹 新潮文庫)
 先月くらいに出たのかな 村上春樹のエッセイは好きなので、
 そのうち買いたいなぁとは思っていたが、先週だったか
 ananの巻末に連載されていたものだと知ってから、興味に拍車。
 あのページのエッセイは、誰のでも、けっこう好きなんです。
 吉本ばななの『パイナップルヘッド』(幻冬舎文庫)もそうですね。

 それと、もう一冊、実用書みたいなのも今日は買いました。
 マッサージの本。(←こりかたまってるのか・・・)

□■□
 
 四日連続で、博多交通センターの紀伊国屋に行った今日まで。
 制服を着替えて、会社を出て歩いて、交通センタービルに入ってエスカレーターで6階まであがる。
 上がりながら、ガラス張りの向こうの博多駅前の様子を眺めるのが好きだ。
 人がわさわさ歩いている。
 タクシーがこんもり停まってる。
 雨が降っている日もある。
 常に動いている街、その動きはいつも同じ、何だか安心する。
 特になんにも考えずに、ぼーっと、高く高く、上がっていく。
  
 この2週間とちょっとで17冊買った。
(・・・と考えるとやっぱり多いねぇ)
 まいにち丹念に見てまわった文庫コーナーには、
 まだまだ手を触れたい作品がたくさんある。
 まだまだ、これから。
 とりあえず、買ったものをゆっくり読んでいきましょうかね。
 楽しく。

 買うのは文庫が中心だけど、紀伊国屋のような大きな本屋さんでは、
 いろんな棚をちょっとずつ眺めるのも好き。
 雑誌の棚、エッセイの棚、音楽、詩歌、料理、子供向け、お酒、建築、会計、などなど。
 ハードカバーの新刊の装丁や帯を見るのはいつも楽しい。
 
 紀伊国屋が入っている交通センタービルには、
 シネ・リーブル博多というミニシアターが入っていて(そこもなかなかお気に入り)、
 まあ連携ということだろうか、本屋に
「シネ・リーブル博多特集」と銘打たれた棚が、最近なってできている。 
 先月見た、『六月の蛇』の原作本があり、手にとってしばらく読む。

 そうそう、これよ、と思った。
 監督・脚本をつとめた塚本晋也が書いているのだから、本も映画と同じ質感だった。
 というのもさることながら、
 そうそう、というのはそれだけでなくて、ハードカバーのあの感触。
 かたい表紙にしっかりとした紙、余白の多い文字の並び方。
 中学・高校の頃のほうが今よりもハードカバーの本を買っていたものだ。
 なんか懐かしいっていうのか、ねえ。

□■□

 さて、今日は潜って(会社のビルは地下が倉庫になっています)
 古ーい伝票やら決算資料やらなんやらが入った無数の段ボール箱の整理などおこなったり、
 10月以降に変わるかもしれない我が部署の勤務形態について聞いたりして、
(つまり、ますます季節労働者になるかもしれない。)
 はい、おつかれさまでした。
 明日から夏休み(第一部)に入ります。
 今年は三部構成にしてみました。





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