moonshine  エミ




2003年07月05日(土)  京の騒音寺

 さて土曜日、朝は来たれども酔いは醒めず。

 自己嫌悪をアルコールで割ってややハイのまま、会社へ。
 今日は3年目までの女子社員の研修です。
 土曜日に研修なんて、とみんな相当ブーブー言ってたけど、私、実はそれほどでもなかったんだよね。
 だって、代休はちゃんとあるし。
 5時でちゃんと終わるし、いいやん?とか思って。
 やっぱ、決算のとき土曜出社してるからかなー。
「土曜日ハ神聖ナル休日ニシテ侵スベカラズ」
 と、ほかのみんなは思ってたみたいだね。

 31歳で起業して、現在45歳になるバリバリの女社長が1時間半ほど講演していかれたんだけど、おもしろかった。
「あたしなんて履歴書に趣味は“貯金”て書いて、それが面白がられてテレビ局に受かったようなものなんですけどね」
「宅建をとって、まったくなんちゃって資格なんだけど、夏になったら山売りにいってたのよ昔は」
 なーんてとこ、もうおかしくてくすくす笑ってしまった。
 軽妙。
 やっぱりユーモアだなあ人間。
 と、心のふんどしを、締めなおす。

 キャリア。
「キャリアとはなんだと思いますか?」と、外部講師がひとりひとりに聞いた。
「経歴です」
 と私は答えた。
 その人がそれまで、何をやってきたかということ。
 私もキャリアが欲しい。
 これをやってます、と胸を張って言えるようなこと。
 を、しなくちゃいけない。
 でもそれは、会社員としてのキャリア、ではないような気が、する。
 しかしながら、仕事をするのは、基本的に嫌いじゃない。とは、思う。
 揺れるなあ。

 さて、研修のあとは、久しぶりの同期会。
 ・・・を辞退して、西新へ。
 同期会って、全員そろわないのもまたいいものではないでしょうか、もう。
 と、かわいくないことを言ってみるテスト(from2ちゃんねる)
 いや、うん、迷ったんだけど・・・。

 だって京都から騒音寺が来る日だったんだもん!!
 騒音寺、騒音寺。
 噂しか知らないけど、絶対見たかった騒音寺。
 見逃せないよ。
 しかも対バンは、ウーララと博多・ザ・ブリスコだよ。
 ファンキーナイトだよ!!
 酔っ払いながらも、朝、カバンに詰めていってたスカートを引っ張り出して、ズボンと着替えて、JAJAへ。
 
 そしてお初にお目にかかった騒音寺、もう、好きすぎた・・・。
 ファンク、ロック、ブルージー。
 みんな、踊ってたよ。楽しそうに。
 私も踊ったよー。
 ピシャリ演奏。
 ベースの人の動きと表情がすごいニコニコしてて、たぶんみんなひそかにくぎづけ。
 5人バンドなのに、音が大きく聞こえないのも、またイカしてた。
 いや、じゅうぶん大きい音だと思うんだけどね、うるさいって感じが全然ないんだもん。
 あれを「バランスがいい」というのかしら?

 ボーカルのNABEさん、たぶん190センチくらいあるんじゃない?ていう、大男。
 Dr.Tosh(アクアボム)もそうだけど、おっきいフロントマンって、かっこいいねえ。あのふたり、どっちがおっきいかな。
 メガネを忘れていったので細かい顔の造作とかまでわかんなかったけど、
NABEさんは目に黒い隈取りをしてた。
 異形。
 そう、彼は、カブキもんだった。相当の、バサラもん。
 声はもちろん、かっこいくてね。 
 高音がステキなボーカリストって割と多いけど、
 NABEさんたら、低音が・・・! もう、ほれぼれした。
 ひくーくなるとこを待っている自分がいた。
 そういえば好きなバンドってほとんどギターボーカルだけど、立ちボーカルをかっこよくキメてくれると、うれしい。なかなかいない。
 世良公則とかかなあ・・・。
 マイクパフォーマンス。z
 THE WHOのロジャー・ダルトリーとかね!
 
 音はゴリゴリのロック。コード進行といい泥っぽいブルージーな感じもあるんだけど、譜割りっていうんですかね、シロウトなのでわからんけど、詞の音符の載せ方が妙に日本的だったりして、総じて雰囲気は「和モノ」。
 『狐か狸か』て曲の詞なんて、すごいよー!!
 びっくりした。
 こんなロックに、こんな詞を載せて、熱い演奏、ちょっと背筋がぞっとする怖い感じ。
 これぞ日本の「怪し」の心だよ。
 京都って今も、魔界都市なんだなあ。
 と思ったことでした。
 ライブ後、即、アルバム「狐か狸か」購入。こんなこと私には珍しい。
 あーやっぱりCDもカッコイイ。
 でも、断然ライブ。ライブバンドだ。
 またライブが見たい!

 騒音寺が盛り上がりすぎたので、次に出てきたウーララ、最初ちょっとやりにくそうかなーと思ったけど、まあ赤星さんはいつもあんな感じとも言える。
 なーんかもう一か所、どっか水門をあければなあ、と思ったり、
 客が少ないときのほうがウーララって面白い、もしかして?
 なんて不届きなことを考えている間に、ウーララは尻上がりに調子がよくなって、
 それはつまり、異様なほどの粘っこさが出現してきたってことで、ぐんぐん面白くなった。
 会場を右サイド、左サイド、正面と三つに分けて、
 裏声で「ティリスティッティッティ・・・」と客にハミングを強要するのをまたやってたけど、
 私たちサイドはボーカリストかしわいさんもおったし、ちひろちゃんやFさんや勿論わたしも盛り上がってたので、バッチリだった★

 で、最後、博多・ザ・ブリスコ。
 今日はお客さんも多いし、そういうときのブリスコは盛り上がるんで全編見たかったけど、ゆうべがゆうべだったので、本日はほどほどで帰ろっかね、と思い、3曲で帰路につくことに。
 出口におったかしわいさんに「気をつけてね」と言われたのが聞き取れず、3回も言わせた。ぐぐぐ・・・。

 続けて今夜は日曜日の日記も書きます。
(泥酔の関係で、日記が一日遅れになっておるのを取り戻すのだ。)





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