| moonshine エミ |
| 2003年02月26日(水) 踊れ踊れ | ||||
| 午後、おそらく塗料か何かのせいだろう、社内中にすさまじいシンナーの匂い。 生半可じゃない。気が遠くなりそうだった。 「たまらんな、これは」 「なんか部長の指示も、聞いたそばから忘れそうやね」 「いま立って歩こうとしたら、多分よろけるな。脚にキてるよ」 「おまえ、平気そうやね。やっぱ免疫があるな」 「うん、なんか懐かしい感じ(←もちろん冗談ですよ)」 「ドア閉めてても匂うよね・・・えっ、いまこの席でも匂ってる? まさか幻覚?」 なんて、どなたさまも、口をついて出るのはシンナーの話ばかり。 こんなにフロアの人々の心が一つになったのは、いったいどれくらいぶりであろうか。 圧巻は、隣の席の先輩(34歳男)だった。 「ダメだ、耐えられん! ちょっと、チョコレート買ってくる」 ・・・かわいい。 ハウステンボス、経営破たん。 金融機関のはしくれである我が社、数日前に情報が入っていた。今朝のニュースでけっこう大きく取り上げられていて、「ああ、本当にきたんだな」と思う。3回行ったことがある。ハウステンボス。きれいなところだ。何が目玉というわけでもないが・・・。 そういえば、夢の世界が大好きなマイケル・ジャクソンも来たことがあって、ハウステンボス内で撮った写真が、ところどころに飾ってあるのを見て興奮していた私だった。 と、いうことで、三夜続けてマイケルのこと。(しつこいなーあたしも) 今日、同僚の一人が 「ちょっと見たよ。整形が気持ち悪かった・・・」と言ってた。 まあ、さもありなん、という感想だーねー。と、ちょっと寛容な心をもってみる。 結局、あの日はスマスマも大きく引き離しての高視聴率だったらしい。 これだよなあ。 と、何だか納得したような気持ちになる。 嫌悪、同情、反駁、憧憬。どういうものであれ、人に強烈な感想を持たせるマイケルの私生活、それであの番組は充分な役割を果たしたんだろう。 なんにしたって、マイケルが私のスターであることに代わりはない。 ・・・なんて、かく言う私も、マイケル熱が甦るのは、新しいアルバムが出たときとか、こういう強烈なゴシップの話題が出たときとか、そのほかでも一年にせいぜい、何度かだ。 結局、あの番組に喚起させられたようなもんだ。 マイケルは特別な存在だと、人々の心に刻みつける。 ファンだって、思惑通りに踊らされてるんだな。 でも、いい。 「同じアホなら踊らにゃソンソン」 (↑けっこう、このフレーズが好き。座右の銘とか書くとき、今度からこれにしようかな 笑) あの番組に、「やだ〜キモい〜」って負の感想を持つより、「それでも好きだもん!」て思えたほうが、楽しいような気がするよ。 好きなものに入れ込めるほうが。 マイケルに関するこんな特集を発見。読みふける。 基本的に好意をもって書かれているけど、ミーハー色もそんなにないし、かといって専門的でもないし、音楽についてちゃんと書かれたいい記事だと思った。うんうん。 リズム&ブルースやブラックミュージックを幼少からの根底に、 スライ&ザファミリーストーンなどより多くのポップミュージックにも触れ、 80年代には幾人ものギタリストとの共演でもわかるようにロックにも傾倒し、 90年代に入ると「過剰なメロディよりもビート」と時流を見極める。 まさに、マイケルはキング・オブ・ポップ。 あー、今日のおやすみミュージックはマイケルに決定! 大決定! 踊れ踊れ。人を躍らせることができる力の偉大さに、私はひれ伏す。 ■更新情報 a day with camera。 重いなんて言わずにご覧くださいな。ね。ね。 |
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