moonshine  エミ




2001年09月23日(日)  涙、涙、涙

 今日は、高校のときのお友達、ゆきちゃんの結婚式。
 朝、コンビニに行って、急いで祝儀袋を調達。

 友達の結婚式に出るのは初めてで、緊張する。
 私は元来、式典で涙することがあまりなく、卒業式でも、友達が号泣するのを尻目に、すすり泣くこともなかった。中学、高校、大学も。
 それが、何ということ。
 この日、3回も泣いてしまう。
 
 一度目は、チャペルで、ウエディング姿のゆきちゃんが、お父さんと腕を組んであらわれたとき。
 こみあげて来るものがあって、とか、これまでのことを思い出して、とかいうのではなく、本当に突然の感情の表出、という感じで、ぱらぱらっと涙がこぼれた。
 こんなに早く泣いているのは私一人で、まいった。何とか隠しとおす。
 
 2度目は、披露宴で、旦那さんの弟(小学生)が、子供らしくはずれた調子で、でも元気に歌う三木道三の「Lifetime Respect」を聞いたとき。

 3度目は、披露宴の最後の、新郎の父親の挨拶で。
「息子に言いたいことは三つ。
 一つ、男は、義理人情を忘れるな。
 二つ、男は、顔で笑って心で泣け。
 三つ、男なら、女房を泣かせるな。男は女性を輝かせる存在でなければならない」
 職人らしい、九州男児らしい、お父さんの言葉だった。
 最後の、「祝い目出度」の唱和、一本締めも、博多らしくて、良かった。

 その後、今日を機会に久々に再会した高校の友人、あいちゃんとお茶をする。
 昔の友達って、再会しても、やっぱり変わらない。あまりの変わらなさがおかしい。私も変わっていないと言われた。

 帰りに紀伊国屋で本を買い込む。
 司馬遼太郎『国盗り物語』に思わずはまり、一気に読んでしまう。
 
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