快賊日記「funnyface」

2006年10月29日(日) 雨は繋ぐ。

ふとその姿を思い出せば、切なくなる人がいる。
こんな時間にと思いながら、いつも先をこされる
電話を手にしてみると、思いがけずすぐに
返事がやって来る。
暗闇にこっそり通話ボタンを押せば、
記憶より少し控えめな声が聞こえて来る。
どうしてこんなに求めてやまないのだろう。
貴方の元を離れたのはもうずいぶんと昔。
いつもの口調にいつもの優しさ。
そばにいない事に永久に慣れないのかもしれない。
まるで離れた事を後悔しているように、
いつだって会いたくていつだって寂しくなる。
早く寝なさいと優しく諭されれば、安堵と切なさに
涙が出そうになる。いつまでもこれでは駄目だと
分かっているのに、いつまでもこのままでいたいと
心の底から駄々をこねる自分がいる。
不肖の身を思いながら、その幸せをかみ締める。
追いつかない思い。早くもっときちんとしたいなんて、
今更ながら、子供のような願いをつぶやいた。


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