快賊日記「funnyface」

2006年09月03日(日) 彼方

私の知らない時代に、私の知らない世界があった。
それはほんの数十年前だってそうで。
これが何万年・何億年となると
想像という言葉を軽く越えてしまう。
全く知らない、全く想像しえない世界。
だけど確実にその瞬間にも生命は育まれていたわけで。
年間約14万平方キロという驚異的な量で行われている
森林伐採。秒単位で換算しても未知数だ。
視界から矢継ぎ早に失われていく緑が
主役の時代。その緑と確実に共存していた生命体がある。
そこに私たち人間の付け入る隙はなく。
こんな事を続けていて地球温暖化が続き、
いつしか本当に地球がなくなるまでこの世界は
やせつづけていくのだろうか。そしてそれを甘んじて
受け入れているこの世界の今現在のルールは、
私のように小さい頭で考えたところで何一つ変わらないの
だろうか。なぜ破壊するだけの行為をやめれない?
分かっていても続けるのはなぜだろう。普通の疑問に
返答はもらえない。命が消え去る瞬間。
静かに大地に還る時。どんな生き物であろうと、
それはとても物悲しいものに写るというのに。
この世界の切ないほどの神秘をきっと私達はまだ知らない。


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