始めて銀幕のスターというのを知ったのは 小学生の頃。母とテレビで映画を見てた時、 母が「昔一番好きだった女優さんよ」と 教えてくれたのはオードリー。 ブラウン管の中の彼女は本当に美しく輝き、 可愛くて優雅で、何より天使の笑顔を持っていた。 その日から彼女は世界のスターであると共に 私の天使になった。 あの日から私の映画熱は今だ冷めやらぬ。 映画と時を過ごせば過ごす程、この熱は高まるばかり。 色とりどりの夢を見せ、果てしない喜びと 普通の生活では得られない感慨を与えてくれる。 演じる事を人生に選んだのも9つの時映画館へ行った日から。 この瞳には、あの時のままに夢はある。 何一つ淀む事なく。きっとこれからもそう。 あの日オードリーに会ってから。 ニューシネマパラダイスのエンディング。 胸がジンジンするあの曲を思い出せば、いつでも あの日のオードリーに会えるから。 だから何度も私は白いスクリーンに恋をする。
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