人の歴史を紐解いてみれば、いつでもそこに闘いが刻まれている。 そうして人の歴史の上に成り立っているのは今では国であったり 昔では生そのものであったり。人は歴史と共にある。 否、すべての事柄はこの地球上の歴史の上に存在する。 それはこの世のすべて。この目では決して見る事の出来ない 宇宙のそれも時を刻んで存在しているのだろう。 遙か昔を思う時、その歴史に心は騒ぐ。 本を読みその時、を知る。もちろん全ては知り得ない。 でもどうにかしてその時に思いを馳せる。 例えば日本の歴史を見てみても、それはもう長く深く。 物語にしてしまえば夢のような出来事に変わったりもするけど、 その日その時彼らは本当に存在したわけで。 人の歴史・動物の歴史・芸術の歴史・建造物の歴史。 私はそういった時の流れを感じるのがとても好き。 その昔には決して戻れないし真実はそれこそ長い歴史の時の 隙間に埋もれてしまっているのだけれど。 だからこそそういうのをあれこれと想像するのが楽しい。 今この現代に生きてる自分にも自分の歴史があって。 それはとても大切な足跡。きっととてつもなく小さいから、 私という人間がいなくなれば自然に風化していくだろう。 そうやって小さいけど確実に歩んだ歴史が数々ある訳で。 だけど、きっといつかそれも遠い未来に今の事を振りかえる 人がいれば、大切なかけがえのないものになるはず。 私はいつかタイムマシーンを手に入れて、恐竜を見てルネサンスに 触れて侍に会ってビートルズを堪能して…それから、きっと 見ることのない未来の歴史さえも欲張って帰って来るのだ。 時は刻み続ける。巻き戻しも早送りもなく。いつか私も過ぎた時に なる。そうやって歴史はつもって行く。この星に。
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