| 2002年06月17日(月) |
チョコ 「レッドホットチリペッパー」 |
Story Of CHOKO …from「que sera NORA−野良−」
私の彼氏はちょっと頼りないけど、優しい人。 その日は彼のお兄さんに初めて紹介してもらう日。 彼のお兄さんは、小さい頃に両親を亡くした彼にとっては 親同然の人。一人で洋食屋を営み、弟を立派に大学まで 行かせるなんて、さぞ素晴らしい人でしょうね。 人間第一印象が大切。そんなお兄さんにしっかり者の 可愛い子って思われなきゃ女がすたるってもんよ。 そりゃ、気合い入れていったわ。なのに!詐欺わ、詐欺! 第一印象最悪なのは彼のお兄さんの方でした! 何て下品野郎…いけない!私ともあろう者がこんな品性の 欠片もない言葉使い。これもそれも全部、あのバカ兄貴のせい! ううん。でも私は許してあげるの。だってそう、私は包容力の女。 愛する彼のためなら何でも耐えるの。私ってけなげだわ…って、 でも出会いはそれだけじゃなかったの。 何て言うか…不思議な事ってこの現実の中で本当に 起きるものなのね。私の得意な5・7・5を持ってしても うまく説明出来ない程不思議な事よ。 そしてとても素敵な出会いだと私は感じたわ。 もちろん彼女の親身になってみると、それはそれは 大変な事だけど…。でも、今この場所で出会えた事で 何かが変わって行くんじゃないかしら?もちろんそれは私達も。 彼女と出会った事で、私の大好きな彼が私が思ってるより ずっと男らしい人だって分かったの。 後、彼のお兄さんも思ったより結構いい奴だったし。 何より、料理が美味しいもの! だから私この出会いに感謝してるの。 だから私、彼らと一緒に彼女を助けてあげたいって思ってる。 そりゃ、これから大変な事もあるだろうし、 全てがそう簡単に進む訳じゃない。でも今回の事で私彼に もっと近付けた気がするし、私自身今までより優しい気持ちも 覚えたの。だから皆で素敵な未来を作りましょう。 そして企みましょう。それはきっと程良い刺激のスパイシー!
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